【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

色褪せない美と感動

2008-09-04 17:43:33 | リラのお気楽ユメ日記


   昨日の夜は、ちょっぴり
  気温も下がり、庭の秋は
  「虫時雨」。

   今のこの季節、テレビ
  など諸々の音を消し去り
  この虫の声に耳を傾ける
  なんていうのも、ほっと
  心和むひと時です。

   この虫の声を雑音として
  聞くのではなく、“声” と
  捉える事の出来る民族は
  世界広しと言えど、日本など、ごく限られた民族とか。
  祖先から引き継がれたこのDNA、本当に有り難いですね。

 “・・・開いている窓から夜の物音が静かな空気を伝って
響いて来た。誰かがグレン村で歌っているのが遠い昔に
聞いた歌の余韻のように漂って来た。
海面には銀色の月光のみちが付いていたが、
炉辺荘は影に包まれていた。
樹木は 『陰にこもった昔のことわざ』 をささやいており、
虹の谷ではふくろうが鳴いていた。”
        【「炉辺荘のアン」 第35章】

 言われてみれば、風土の違いもあるのかも知れませんが、『アンの世界』 には
虫と言えば、コオロギが少し出て来ただけで、他にはあまり記憶がありません。

 そうそう、文中の梟(ふくろう)、アン好きの友達は近所で見た・・
なんて言っているのですが、真偽のほどは、いかに?

   こちらは今丁度、駅ビルで
  開催されているフランス映画祭
  です。

   三越劇場で、フランス映画を
  やっていたのは、もう何年前に
  なるでしょう。

   置いてあるちょっとした家具
  なども、凝っていて、優雅な
  雰囲気に浸れたものです。

   スクリーンで観ていないのは
  結構あるのですが、テレビや
  ビデオで観ているのもあります。

   でも、昔の映画だけでなく、
  最近の見逃した映画もやって
  いるので、足を運んでみようか
  な・・と思っています。

   それにしても、最後に観た映画が、
  カトリーヌ・ドヌーヴの 「8人の女たち」 とは、
  相当長い間、ご無沙汰です。

 ところで、フランス映画と言えば、同じ映画なのに、ハリウッド映画と違って、
優雅な気分になるのは、なぜなのでしょう。

その映像は、華やかな芸術のように。
その物語は、深い文学のように。
その楽しさは、祝福のシャンパンのように。
その輝きは、選ばれた宝石のように。


   フランス映画を称して
  上のような言葉が、
  ありましたが、満更
  ではありませんね。

   そんな映画を観る時は、
  アン風に、ちょっぴり
  お洒落して。

   ちょっとクラシカルな
  小ぶりのパラソルと、
  これも小ぶりの薔薇を
  あしらった、ビーズの
  バッグは、いかがでしょう・・?

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