今朝は、冒頭の写真のような、
な~んにもない空で明けました。
その後、刻々と変化する秋の
空を、ボ~ッと・・でもしみじみ・・?
眺めていました。
それに昨夜からは半袖姿に
肌寒ささえ覚え・・。
さすがに日中は、それはなくなり
ましたが、いざ夏も終わると思うと・・。
まだ、逃げないで・・なんて、
言いたくもなり・・。面白いですね。そう言えば・・。
お昼過ぎには蝉も、最後の夏を惜しむかのように、ひと鳴きしていましたっけ。
今では、それは虫の演奏会に変わっています。
さて、夏の典型的な花と言えば、
この朝顔でしょう。
いよいよ “夏の最終楽章” かと
思わせるように、一斉にパッと開き
ました。そう最後の “朝の花火”。
朝顔は大輪で、本当に華やか
なのに、なぜか私には憂いを含んで
いるようにも見え、昔から薔薇とは
違った意味で、大好きな花です。
朝顔が “朝の美人” と
言われている事は、以前にも記しましたね。
その “朝の美人” は、今ではお昼も咲いていますが、その対照的な花と言えば、
「白粉花(おしろいばな)」 でしょう。
夕方咲く事から別名、“夕化粧” である事は周知の事ですが、
フランスでは、“夜の美人” と言われているそうです。
因みに、原産地のメキシコでは、“午後4時” とか。
そして、花言葉は 「臆病、小心」。
昼間、太陽と一番仲のいい筈の草花が、太陽の出ている時に花びらを閉じて
いるのですから、言い得て妙ですね。でも、この季節になると、早朝にも咲いています。
写真は、午前6時半頃撮ったものです。
「白粉の花の黒き種 爪を入るれば粉散りぬ
幼心の憎しみは 君の来たらぬ束の間か 白粉の花の
黄と赤爪を 入るれば粉の散りぬ」 ~北原白秋
ところで、「轟く夏の最終楽章」 なんて、ちょっとアン気分。
とは言っても、こちらのフレーズから少々・・。
“「私の生涯の1章が又、閉じられたのだわ。」
アンは、机に鍵をかけながら呟いた。
悲しくてたまらない中にも、
「閉じられた1章」 というロマンティックな思い付きに、
少なからず慰められた。” 【「アンの青春」 第28章】