【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

轟く夏の最終楽章

2008-09-23 17:42:51 | 香る庭の花綴り


    今朝は、冒頭の写真のような、
   な~んにもない空で明けました。

    その後、刻々と変化する秋の
   空を、ボ~ッと・・でもしみじみ・・? 
   眺めていました。

    それに昨夜からは半袖姿に
   肌寒ささえ覚え・・。

    さすがに日中は、それはなくなり
   ましたが、いざ夏も終わると思うと・・。

    まだ、逃げないで・・なんて、
   言いたくもなり・・。面白いですね。そう言えば・・。

    お昼過ぎには蝉も、最後の夏を惜しむかのように、ひと鳴きしていましたっけ。
   今では、それは虫の演奏会に変わっています。

 
   

   さて、夏の典型的な花と言えば、
  この朝顔でしょう。

   いよいよ “夏の最終楽章” かと
  思わせるように、一斉にパッと開き
  ました。そう最後の “朝の花火”。

   朝顔は大輪で、本当に華やか
  なのに、なぜか私には憂いを含んで
  いるようにも見え、昔から薔薇とは
  違った意味で、大好きな花です。

   朝顔が “朝の美人”
  言われている事は、以前にも記しましたね。
  その “朝の美人” は、今ではお昼も咲いていますが、その対照的な花と言えば、
  「白粉花(おしろいばな)」 でしょう。

   夕方咲く事から別名、“夕化粧” である事は周知の事ですが、
  フランスでは、“夜の美人” と言われているそうです。

   因みに、原産地のメキシコでは、“午後4時” とか。
  そして、花言葉は 「臆病、小心」

   昼間、太陽と一番仲のいい筈の草花が、太陽の出ている時に花びらを閉じて
  いるのですから、言い得て妙ですね。でも、この季節になると、早朝にも咲いています。
  写真は、午前6時半頃撮ったものです。

   白粉おしろいの花の黒き種 爪を入るれば粉散りぬ 
     幼心おさなごころの憎しみは 君の来たらぬつかか 白粉の花の
      黄と赤爪を 入るれば粉の散りぬ」
  ~北原白秋

   ところで、「轟く夏の最終楽章」 なんて、ちょっとアン気分。
  とは言っても、こちらのフレーズから少々・・。

   “「私の生涯の1章が又、閉じられたのだわ。」
  アンは、机に鍵をかけながら呟いた。
   悲しくてたまらない中にも、
  「閉じられた1章」 というロマンティックな思い付きに、
  少なからず慰められた。”
              【「アンの青春」 第28章】