起床時には昨日の雨は、
上がっていました。
と言っても、今日の予報は、
あくまでも雨。
一時的なものだと思って
いましたが、思いの外、長続き。
午前中は、持ちました。
今は、静かな霧雨です。
気温は今日も相変わらずの低さ
ですが、昨日よりは若干、
高いような気がします。何しろ、昨日は11月上旬の気候だったそうですから。
さて、今日の私の幸せ・・。
小さな小さな庭ですのに、毎日新しい発見にワクワクです。
先ずは、冒頭の写真の 「露草」。
カンナの足元に、ひっそりと隠れるように咲いていました。
誰に見られる事がなくても、健気に咲いていたのですね。
一体、いつの頃からなのでしょう・・。そして、そして・・。
露でこそ、ありませんでしたが、雨に濡れた蜘蛛の糸の美しさ・・。
つい3日前にも綴った、エミリー のこの言葉。
「・・・露を散りばめた 蜘蛛の巣 がどんなものか、
私、知らずにしまったかも知れないわ。―― ・・・」
【「エミリーはのぼる」 第13章】
実は、私もそうでした。今日のこの蜘蛛の巣を見るまでは・・。
まさに、この描写さながらの光景が広がっていたのです。
写真では、もう一つなのですが、キラキラと輝いて、思わず目を見張る美しさに感激!
これは、「妖精の落とした涙」・・? なのかも知れません。
“母は 蜘蛛の巣 のような、灰褐色のレースで縁取りのしてある、
またとなく美しい四季咲きの薔薇のクレープデシンの化粧着を着て、
ベッドに起き上がっていた。・・・” 【「丘の家のジェーン」 第8章】
こんな風に、『アンの世界』 では、“蜘蛛の巣” は、日常茶飯事に登場して来ます。
そのせいか、私、蜘蛛も蜘蛛の巣も、ちっともイヤではなくなりました。
寧ろ愛らしい存在と言っていいかも知れません。