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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

旅の思い出(敦煌 鳴沙山)

2014年06月09日 | 旅の思い出(ブログ開設以前の旅)

敦煌からバスで10分ぐらいの所に、鳴沙山(250m)と呼ばれる広大な砂山があります。 前回の記事の「砂漠の中の大画廊」の莫高窟もこの鳴沙山の東端にあります。
2<鳴沙山>

風が吹くと砂が音を立てることから、鳴沙山という名前がついたそうですが、ここの砂はホントに細かくきれいな薄茶色でした。日中は砂が暑くて登れないらしく、私達も夕方から行きました。

鳴沙山への入口辺りからふもとまで初めてラクダに乗りました。二こぶラクダでしたが、乗ってみると思ったより大きく、しばらくは不安でしたが、次第にラクダの動きに体が合ってきて、楽になってきたところで鳴沙山到着でした。
Photo


鳴沙山は不思議なところで、音が砂漠の砂に吸収されてしまうのか、観光客の話し声が低くボーっと聞こえてくるのみで、音のない世界でした。ここで旅の仲間の一人がオカリナで「月の砂漠」を吹いてくれて、今でもその時の光景を時々思い出すほど素敵な時間が流れました。

鳴沙山は砂で出来た山なので、登ろうとするとズルズル下がってしまい、結局中程までしか登れませんでした。友人達とそこに腰を下ろし、ふもとを見ると、月牙泉と呼ばれる三日月の形をした湖の全容が見えました。湖の端に楼閣が建っています。この湖は不思議なことに、今まで2000年位の間、枯れたことがないのだそうです。砂漠をラクダに乗って移動していた隊商にとって、この月牙泉が見えてきた時は、さぞホッとしたことでしょうね。
2_2 <月牙泉>

ずっと彼方をみると、地下水があるの
でしょうか、ポプラ並木らしい緑が見え、日も少しかげりだし、これまで見たことがない様な幻想的な光景が広がっていました。

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