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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

東京てくてく歩き ~上野の森~

2013年05月12日 |    東京(2013)

東京に朝から小雨まじりの強い風が吹いた4月3日は、上野の森にある国立西洋美術館と東京国立博物館に行ってみる事にしました。

国立西洋美術館は上野駅前に広がる上野の森の、駅に近い場所にあり、建物の設計者はル・コルビュジュだそうです。そういわれると建物の外観に彼の作品の特徴がよく表れていますね。この日は特別展として「ラファエロ展」が開かれていました。教科書などに出てくるラファエロの自画像なども出展されていましたよ。
Photo_2 <国立西洋美術館>

日本の幾つかの美術館や、パリのオランジェリー美術館、マルモッタン美術館、その他の美術館でモネの「睡蓮」を観ましたが、私はこの国立西洋美術館にある「睡蓮」が一番好きです。
今回も「睡蓮」に会いに行きました。
Photo_3 <「睡蓮」>

岸の柳などが描きこまれた「睡蓮」も観ましたが、この絵
は完全に池と睡蓮とで覆われ、池には明るい空が映っています。水面に浮かぶ睡蓮の葉が、淡い青みがかったグリーンと薄いピンクでくっきり描かれ、この絵は朝やけの中で画かれたのではないでしょうか? じっと観ていると、気持ちが落ち着き、何だか自分も池の中にいるような気がする素敵な絵です。

東京国立博物館は上野の森の北側にあります。この博物館は明治5年に創設された日本最古の博物館だそうで、本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館、の5つの展示館からなっています。今回は本館を見学しました。
Photo_4 <東京国立博物館本館>

本館は昭和13年の開館で、
屋根瓦に寺院の様な破風を付した立派な外観です。このような様式を「帝冠様式」と呼ぶのだそうです。この本館は重要文化財に指定され、中には日本の絵画、彫刻、工芸、書跡が展示されています。

私はここに常設展示されている高村光雲の彫刻、「老猿」を観るのを楽しみにしていたのですが、「数日前までそこに展示されていたのだけれど...」という係りの方の言葉で、展示物には時々入れ替えがあるのを思い出しました。ホントに残念ですが、又のお楽しみとすることにしましょう。

この上野の森には美術館、博物館、動物園などの文化関係の施設が多く、お天気が良ければ、建物の外観や前庭やそこにある彫刻を観て廻るだけでも楽しい所ですね~(^-^)。
Photo_5 <ロダン作「カレーの市民」>

(「睡蓮」は国立西洋美術館のホームページよりお借りしました。)

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