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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

てくてく歩きのパリ ~いよいよ帰国~

2020年04月26日 |    パリ(2019)

今回のパリ観光も終わり、いよいよ帰国の日を迎えました。
お昼過ぎに空港まで送って頂くように手配していたので、午前中にちょっとした時間が出来、
ホテル近くのパレ・ロワイヤルに一人で行ってみました。


パレ・ロワイヤルに入ると、
突然景色が変わりこんな現代アートが見えてきました。
これはフランスの有名なアーティスト、ダニエル・ビュランの作品だそう。


その先にはこんなアートもありました。
これはベルギーの彫刻家ポルバリーが
ミッテラン大統領の依頼で制作した噴水だそう。
水は流れていませんでしたが...。

二つとも、周りの古い建物によく調和していますね。
フランス人って、よくこんな風に古いものと新しい物を組合せますよね。
ルーブル美術館中庭のガラスのピラミッドもそうですね。

ルイ14世が幼少時にルーブル宮からここに移り住んだので、
ここが「王宮(パレ・ロワイヤル)」と呼ばれるようになったそうですが、

庭園の方に目を向けると、
パリの中心部にもかかわらず、10年程前に来た時と全く変わっていない世界がそこにありました。
お庭に面した美しい回廊や噴水、四方を取り囲む古い建物、美しい木立など、
ホッとする様な静かな風景が広がっていました。
 
 

私が訪れたこの時は、朝10時前だった為かバカンス中だった為か
回廊に出店しているお店がまだ閉まっていたので、
観光客も少なく、ホントに静かな雰囲気でした。
至福の時間でしたね。

ホテルから出て街歩きを始める時、
毎日の様に見えていたヴァンドーム広場の美しい青銅の円柱。
街路樹が輝くこの時期のパリの美しい街並。
街角のカフェでくつろぐ世界中から集まった人々。
マドレーヌ寺院の心揺さぶられる聖女像。
ディナークルーズ終了直後に間近で見上げた、エッフェル塔のシャンパンフラッシュ。
モンマルトル散策中にこつぜんと現れたブドウ畑。
マリー・アントワネットが過ごしたプチトリアノンと村里。
モネが暮らしたジヴェルニーの美しい睡蓮の庭。
シャイヨ宮テラスから見たエッフェル塔の美しい姿。
ジャックマール・アンドレ美術館のエレガントなたたずまい。

どれもみな心に残り、今も瞼に浮かんで来ます。





昨年夏の7月27日から8月9日のパリ街歩き記事にお付き合い下さりありがとうございました。
まだあれから1年も経っていないのに、パリが新型コロナウィルス禍でこの様な状態になるなど
想像さえ出来ませんでした。やはり海外旅行は行ける時に行っておくべきだという思いが
します。それと共にパリが一日も早く今の状態を乗り越え、人々が日常を取り戻されることを
お祈り致し
ます。また、全国的な緊急事態宣言が発令されてる日本ですが、報道されている
専門家の
アドバイスを守ってこれを乗りきり、以前の普通の生活に少しでも早く戻れることを
願っています。