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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

復原なったJR門司港駅

2019年03月22日 | お出かけ

福岡市は一昨日辺りから急に春らしい暖かさになり、昨日は福岡気象台の桜の標準木が五輪咲いたそうで桜開花と発表されました。

昨日はお彼岸の中日で、夫とお墓参りに小倉に行って来ました。帰りに門司港まで足を伸ばし、3月10日に6年半かけて復原が完成し、グランドオープンしたJR門司港駅に行ってみました。

駅としては日本で初めて国の重要文化財に指定されている門司港駅。現役の駅舎で国の重要文化財に指定されているのは、現在、門司港駅と東京駅の2つだけだそうですが、門司港駅の保存修理工事は、創建時(大正3年)の姿にすることを基本方針としたそうで、「創建以後に手を加えられた部分を原型に復す」の意味で「復原」と表現しているのだそうです。

復原前のよく知られている門司港駅はこんな感じでした。


今回の復原でこんな感じに変わっていました。ネオ・ルネッサンス様式と呼ばれるデザインだそうで、正面に大きく張り出していたひさし(?)などが取りはずされ、美しい創建時の姿が甦っています。


駅舎の中に入ると切符売り場、案内所がこんな感じに。


当時の窓口切符売り場。
  

現在の自動切符売り場と窓口切符売り場。


改札口右手前に地下通路のようなものがありました。これは「関門連絡船通路跡」です。昭和17年に鉄道の関門トンネルが開通するまでは 九州各地から列車で門司港駅まで来て、この連絡船通路を通り連絡船乗り場に行き連絡船に乗ったようです。
<関門連絡船通路跡>

                   

今日はまた少し肌寒い気もしますが、昨日は桜の開花情報も届き、のどかな良い春の一日でした。

             
          初桜 折しも今日は 良い日なり   松尾芭蕉