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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

てくてく歩きのパリ ~オランジェリー美術館~

2020年04月09日 |    パリ(2019)
  • 旅も残り少なくなってきましたが、今日はオランジェリー美術館を見学しました。
    ホテルのあるサントノレ通りをシャンゼリゼ方向に2~3分歩くと、
    右手にヴァンドーム広場が見えて来ます。
    <ヴァンドーム広場>

    そこからヴァンドーム広場とは反対のリヴォリ通り側に出て、チェイルリー公園に入ります。
    下の写真はチェイルリー公園からコンコルド広場側を見たもので、
    コンコルド広場のオベリスクが写っていますね。
    その先に凱旋門も、小さく。
    <チェイルリー公園>

    ここまで来ると目の前にオランジェリー美術館があり、
    ミュージアムパスを持っていたので簡単に入館できました。

    <オランジェリー美術館>

    オランジェリーは地下2F、地上1Fの建物で、モネの「睡蓮の間」は地上1Fにあります。
    展示室に入ったとたん、普通の美術館とは違った空間でした。

    自然光がふりそそぐ楕円形の展示会場の白い壁いっぱいに睡蓮の池が広がっています。

    睡蓮の間は楕円形の二つの展示室でなっていて、
    それぞれの部屋に4枚の睡蓮が壁いっぱいに展示されています。

    少し離れてみると空間的な広がりが感じられ、

    反対に近づいてクッキリ描かれた睡蓮を観ていると、
    モネの息遣い、筆遣いを感じますね。


    二つ目の展示室にある4枚の絵の3枚には、池の周りの柳が描き込まれていました。
    私は今まで水面に浮かぶ睡蓮だけの絵が好きだったのですが、
    この3枚には池の周りの柳、水面の揺らめき、水面に浮かぶ睡蓮などが美しく捉えられ、
    ハッとする程でした。
    やはりオリジナルを観てこそ、ということでしょうね。
    私が写した写真を見てもまったくモネの絵の美しさを写し取っていないので、
    その写真をUPするのは、やめておきますね。


    地下展示室にはヴォルテール・ギョームコレクションが展示されている様ですが、
    私達はモネの二つの睡蓮の間だけを観て、オランジェリーをあとにしました。