唐津での同窓会の翌日、友人達と唐津観光をしました。
大型台風17号が接近中で、観光が出来るか心配しましたが、進路が少し東南にそれたため、風はありましたが目的地を少し変更して予定通り観光出来ました。
まず、虹ノ松原の松のトンネルを通り抜けて鏡山(283.5m)山頂へ。虹ノ松原は全長約4km、幅は最長部分で700mの松ばやしです。今回は車で通過しましたが、歩いたりサイクリングしたりして通り抜けると気持ちがいいでしょうね~。強い風が吹いていましたが、松原の中は思ったより静かで、防風林、防砂林の役目を今も果たしているんですね。
唐津へはよく来ますが鏡山は十数年ぶりでした。以前と比べると山頂は一変していました。展望台、松浦佐用姫(まつらさよひめ)の像、池などが新しく出来、きれいに公園化されていました。雲空でしたが、展望台からは虹ノ松原の緑のじゅうたん、その向こうの唐津湾に浮かぶ高島、鳥島などの美しい海の景色、少し角度を変えると松浦川と松浦橋、唐津市街地など以前とあまり変わる事がない懐かしい景観がのぞめました。
11月3、4日に行われる唐津くんちで引き廻される曳山が展示されている、曳山展示場も見学しました。曳山は1819年~1876年に作られたもので、全部で14台あります。これらの曳山は佐賀県の重要有形民俗文化財に指定されているのだそうです。今年のおくんちに備えての化粧直しでしょうか、中町の青獅子は手入れ中の様でした。展示場に14台の曳山がずらーっと並んでいるところは壮観ですね~。
午後には、九州電力玄海原子力発電所に隣接する玄海エネルギーパーク内にある、玄海PRセンターにも立ち寄りました。
玄海原発は佐賀県の東松浦半島、外津湾に面した玄海町今村にあります。海に一番近い部分に原発があり、その手前の広大な敷地に一見テーマパークに見せかけた感じで、玄海エネルギーパークが作られていて、その中に玄海PRセンターが建っていました。
中に入ると、原子力発電の仕組みや、施設についての色々な説明を、職員の方がして下さいました。説明によると、原子力発電には加圧水型軽水炉と沸騰水型軽水炉の2つがあり、九州電力は加圧水型軽水炉を採用しているとのことです。
吹き抜けになっているところには、玄海原発四号機の実物大原子炉模型が展示してありました。この模型だけでもかなり大掛かりなものですが、これはホンノ一部で、改めてこの施設の大きさが実感出来ます。
本物のウラン鉱石も展示してありました。
取り出した燃料棒を淡水で冷却するには4年かかるそうですが、その燃料棒冷却用の淡水プール(淡水は入っていなかった)なども見学しました。
玄海エネルギーパークや今回見学した玄海PRセンターは、私の予想をはるかに超える大掛かりなもので、原発の「安全神話」を国民に植え付けるために作られた施設でしょうけど、この経費も電気代に上乗せされているはずなので、何だか複雑な気持ちになりました。
今回の唐津観光は、同窓会の幹事の皆様が計画して下さったものですが、初めて見学した場所もあり、友人達と和気あいあいで過ごせて、とても楽しいものでした。お世話ありがとうござました。
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