日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

会津若松、桜めぐりの旅(3)

2019年04月21日 |    会津若松(2019)

いよいよ旅の最終日になってしまいました。楽しいことはすぐに終わってしまうような...(笑)。

西若松から会津高原尾瀬口までを走っている「会津鉄道」に、芦ノ牧温泉駅から湯野上温泉駅間を乗り、そこからバスで大内宿に向かいました。湯野上温泉駅の駅舎は屋根が茅葺でした。茅葺屋根の駅舎って珍しいですね。
<湯野上温泉駅>

大内宿は、約400年前の江戸時代に運搬路として重要な道であった会津西街道(日光から会津につながっている)沿いの宿場町で、参勤交代で江戸へ向かう大名や旅人の宿場として栄えました。今も福島県南部の人里離れた山間部に30軒以上の茅葺き屋根の民家が立ち並んでいて、江戸時代から残り続ける宿場町なのだそうです。
<大内宿>

茅葺屋根のこれらの家々は、今は殆どが軒先で観光客相手の土産物店を営んでいます。


この旅行の全行程を終え東京に帰る途中、トイレ休憩で降りた羽生PAの建物は、こんな江戸時代風だったのでビックリ! まるで映画のセットの様でした。友達からのラインで知りましたが、人だけなら一般道からここに入れるそうですよ。


2泊3日の旅でしたが、夜8時過ぎに5人揃って無事に福岡空港に着きました。家に帰りついて報道ステーションを見ていたら、前日見た「三春の滝桜」がライトアップされて写ったのでビックリ!ライトアップされると雰囲気がまったく変わりますね~。

旅行中は上げ膳据え膳でしたが、またこれから家のことを頑張らなくっちゃ!






会津若松、桜めぐりの旅(2)

2019年04月21日 |    会津若松(2019)

二日目は上々のお天気で、期待に満ちた観光が始まりました。ホテルを出発ししばらくすると、車窓からなだらかな裾野の広がりを見せて雄大な会津磐梯山(1819m)が見えてきました。


最初に見学した鶴ヶ城(鶴ヶ城公園)は桜の名所らしいですが、ここの桜はまだ4~5分咲きでした。鶴ヶ城と言えば白虎隊を思い浮かべますが、その様な歴史を秘めて昭和40年に再建されたお城は、白亜の美しい姿で春の陽をあびていました。



福島県喜多方市の喜多方駅から熱塩駅までを結んで、1984年(昭和59年)に全線廃止となった日中線の跡地が「自転車歩行道」として整備され、道の両側に3㎞にわたって1000本のしだれ桜が植えられています。これを見学しましたが、残念ながらまだ1~2分咲きでした。僅かに咲いているのを見ると濃いピンクのしだれ桜で、満開になったらどんなにキレイだろうとホントに残念でしたけれど...。
<見学時のしだれ桜>
<満開時のしだれ桜>

喜多方から少し北上し宮城県に入り、船岡城址の桜を見学しました。ここは山の斜面に植わった桜を見学するのにシーズン中はスロープカーが運行されていて、これに乗り桜のトンネルをくぐりながら頂上に向います。

山頂は満開の桜でおおわれ、そこからは向う側の白石川堤一目千本桜並木や柴田の町がくっきり見えて素晴しい景観でした。
<山頂からの眺め>

桜満開の山を下り、白石川堤一目千本桜をまじかで見ようと、JR大河原駅近くの橋の上から千本桜を見ました。丁度桜まつり開催中で河原には沢山の人々が集まり、出店も出ていて大賑わいでしたよ。



ここからこの旅のハイライト、「三春の滝桜」がある三春町まで行きました。バスの窓から満開の滝桜が見えてきた時は、やはり興奮しましたね。バスを降りて滝桜に近づくと、びっくりするほどの人波で、この写真ではそんな風に見えませんが、柵から少し離れた所では大勢の人々が滝桜を囲んでいました。


「三春の滝桜」は推定樹齢1000年以上と言われている名木だそうで、日本三大桜の一つでもあり、国の天然記念物に指定されています。薄紅色の小さな花を無数に咲かせ、まさに流れ落ちる滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになったとも言われています。

しだれ桜なので普通のソメイヨシノにくらべて、満開時のこの姿に何となく妖艶さを感じますね。樹種はエドヒガン系ベニシダレザクラだそうです。ちなみに日本三大桜とは根尾谷淡墨桜(岐阜県本巣市)、山高神代桜(山梨県北杜市)と三春滝桜をいうようです。

この日は晴れ渡った日で会津磐梯山がくっきり見えたし、満開の「三春の滝桜」にも出会えたしで大満足の一日でした。

(上の写真の日中線跡地の満開時のしだれ桜の写真はネットよりお借りしました)