日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

晩秋の京都 ~永観堂~

2017年11月26日 |    京都(2017)

11月20日~22日にかけて夫と晩秋の京都を旅しました。永観堂、二尊院、祇王寺、嵐山公園、東福寺、伏見稲荷神社を巡りました。平日でしたが、この時期の京都は美しい紅葉を見ようと大勢の観光客でごったがえしていて、とくにアジアからの旅行者が多いのに驚きました。

永観堂総門前に着くと、観光客の多さとともに美しい紅葉が目に入ってきました。


中に入ると東山を背景に境内は美しい紅葉で染め上げられ、ため息が出る程でした。






背景のお堂は御影堂です。


境内の一番高いところにある多宝塔にも上ってみました。
<多宝塔>      

上がると、京の町が一望出来ました。


永観堂の阿弥陀堂には「みかえり阿弥陀」という、よく知られた阿弥陀様がいらっしゃいます。阿弥陀堂の正面廊下に座っても厨子まで結構な距離がありよく見えませんでしたが、廊下を右に廻ると首を左にかしげ、振り向いておられる「みかえり阿弥陀」様をかいま見ることができました。やさしいお顔でした。
<阿弥陀堂>

阿弥陀堂前の紅葉です。目がさめるようでした。 


放生池の周りの紅葉もすばらしかったです。


放生池横の一角に与謝野晶子の歌碑がありました。ここは彼女の歌人としての出発点になった場所ですね。

     「 秋を三人 椎の実なげし鯉やいづこ 池の朝かぜ 手と手つめたき 」  晶子

<与謝野晶子歌碑>
           
京都はこれまでに何回も訪れていますが、紅葉の名所として知られた永観堂には行ったことがありませんでした。今回はもみじ狩りには最高の時期だったらしく、他では見られない程の美しさで紅葉に酔いしれたという思いになりました。

                      

今までは京都滞在中の一日は、先斗町のとあるお店で夕食と決めていましたが、今回は友人のブログにあった祇園のど真ん中、白川に架かる巽橋が目と鼻の先のお店を予約しました。何となくお茶屋さん風のたたずまいで、暖簾をわけて今にも舞妓さんが現れそうな雰囲気(^-^)  炬燵席で繊細な京料理を堪能しました。いいお値段でしたが、お酒もなかなか美味しくずばらしい祇園の夜になりました。