九州北部の当地は、今のところ、梅雨といってもそんなに雨が降るわけでもなく、何となくうっとうしい梅雨空が広がっています。
今、我家の花壇にはそんな梅雨空に映えて桔梗が咲いています。桔梗は切り戻しをすると、6月初め頃から初秋の頃まで花をつけます。秋の七草の一つですが、私は梅雨の頃に咲く桔梗に一番風情を感じますね~。又、桔梗は非常に向日性が強いようで、下の写真でもいっせい朝日のあたる方向を向いています。
同じキキョウでもトルコキキョウと呼ばれる華やかなお花もありますが、トルコキキョウはリンドウ科で桔梗とは別の種類なのだそう。
梅雨空に咲く青紫色の桔梗と紙風せん様なつぼみは、日本的な風情ですが、歳とともにこのあっさりした感じを好ましく思うようになってきました。花の好みも歳とともに変わってくるものの様ですね(^-^)
日本的な花の形から、「桔梗紋」と呼ばれ家紋にも使われているようですが、確か明智光秀の明智家もこの家紋だったような...。又、根は漢方薬にも使われているのだとか。
この桔梗は以前住んでいた小倉の家の庭に植わっていたものを、こちらに持って来たものですが、花壇の隅に植えているのが、土が合ったのか、いつの間にかびっくりするほど大株になりました。やはり日当たりが重要なのでしょう。切り花にすると水揚げがあまり良くないのが、残念ですが。
花壇のこの桔梗が咲きだすと、暑い夏の到来を予告されている様な複雑な気持ちになりますね~(^-^)
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