残暑

朝日が作った日傘の陰がアスファルトにくっきり。目を上げれば上空は雲一つなく晴れ渡り、青い空に儚げな半分の月が浮かんでいる。肌寒いほどだった昨日とは打って変わって今日は残暑が戻ってきそうだ。バスから降りると地下鉄の駅の前の風景が一変していた。広かった歩道は人が一人通れる幅を残して、工事中の柵に覆われてしまった。都市高速の高架橋の工事が始まったのだ。小型のパワーショベルが早速地面を掘り返していた。ここに太いコンクリートの柱と空を塞ぐ道路が出来るのかと思うとウンザリする。便利になる頃にはもう通勤してないかも(=_=)。