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母の病状

2015-06-04 14:38:27 | 雑記
雨と晴れが代わる代わるやってくる。
暑いと涼しいも代わる代わるやってくる。
梅雨入りしたが、日向の紫陽花は暑そうだ。


火曜日の午後、母はエコーを受けたところ、肝臓の門脈に腫瘤があるのが分かり主治医に連絡がいった。
主治医から簡単な説明があり造影剤をいれてCTを撮った。
入院を勧められそのまま入院。
医師からの説明があるのでそのまま病室で待つように言われた。

2時間ほど待たされて、私だけが別室に呼ばれ、主治医と肝臓の専門医からていねいな説明を受けた。
末期の肝臓がんで転移もあり腹水が溜まっている状態。
年齢的なことや体力を考えれば積極的治療はすすめないという。
肝臓の門脈が詰まりかけており、詰まってしまえば急変する。
それはいつ起こってもおかしくないほど危険な状態。
持っても1ヵ月と。

いつかは分からないがC型肝炎に感染し、少しずつ肝臓が悪くなりがんになったと理解していいという。
多分だが、35年ほど前に子宮筋腫で手術を受けた時に輸血したと今回知ったが、その時にC型肝炎ウイルスに感染したのではないかと、想像するしかない。

病院嫌いの母は、血液検査を受けることも久しくなかったということ。
12年前に父の車に乗っていて事故に遭い入院したので血液検査は受けたはずだが、その時は肝臓の数値は悪くなかったのか?
その時に入院したのも、今回胃カメラで受診したS総合病院。
胃カメラを撮ってもらった時に血液検査をしていても、肝臓がんはもう手の付けられない状態だっただろう。


母に病状の説明をどうするか、全く隠すのか知らせて残りの時間を自分で有効に使えるようにするのか、急変した場合の挿管などの救命措置はどうするのか、決めなければならないことが次々にやってきた。
父と相談して、救命措置はしない。母にはある程度本当の病状を説明してもらうことにした。


昨日、大阪から弟が飛んできた。
父が電話で今日か明日と言ったらしい。
ちゃんと説明したつもりだったが、救命措置の話をしたので、そう思ったらしい。
ちょうど弟にも話ができたので、医師に母への説明をお願いした。

主治医はベッドサイドに跪いて、母の目を見ながら順々にていねいに病状の説明をしてくれた。
いい先生に看てもらえたと、その姿を見て本当に良かったと思った。

父と弟と私はその様子を固唾を飲んで見守った。
説明が終わったので「ありがとうございました」と言って医師を送り出した。
振り返って母を見ると、「しょうがないね、肝臓の手術をするしかないか…」と呟いていた。
その言葉に一同ちょっとガクッときたが、まぁいいかとその後病室を後にしながら話した。

肝臓がんであることと、今は腹水を少し抜いて楽になるようにするということは理解したようだ。
肝臓の門脈だとか緩和治療だとかいわれても理解できなかったのだろう。
説明の途中で手術するんだと思い込んでしまったのかもしれない。
自分の都合のいいように話を聞いてしまう、これも老人力かも。

今日は父が別の病院でリハビリを受けている。
帰ってきたら母の病院に向かう予定。
時間があったので夕食の準備を少しした。
今夜は少しまともな晩飯を出せるかも。
コメント (7)
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