冬晴れ

昨日、今日と暖かい日差しが部屋に差し込んで日中は暖房が要らないくらいだ。
裸足にスリッパだとかかとが少し寒い。

くぅは昨日が始業式。なぎぃは今日から授業が始まる。
夫は自営なので「いつから仕事始めようかなぁ～」などと脳天気なことを言っていたが、注文のfaxも入り始め日常に戻りつつある。
私も今日から朝の弁当作りが始まり、ゴロゴロして過ごした数日から立ち直りつつある。
胃のむかつきとしつこい頭痛、肩こり・・・いつものことだが。

昨日の朝、くぅが「行ってきま～す」とドアを閉めてしばらくすると、またドアが開いて「お母さん・・」と呼ぶ声がする。
「何か忘れたとぉ？」と読みかけた新聞をたたみ玄関に向かう。
「これ・・」とくぅが差し出したのは新品の自転車のサドル！
チェーン鍵２個で本体は守られたものの、サドルが抜かれ近くに落ちていて、パイプにはドロが詰まっていたと言う。
取りあえず古い自転車で学校に向かわせる。

買ったばかりの自転車を、酷いことをする。
自転車は何度も盗まれた。
本体の鍵など無いにも等しい。チェーン鍵を買おうと思った矢先に持って行かれたこともある。
警察から電話で見つかったと言われ取りに行くと、乗り回してつぶして川に捨ててある無惨な姿だったりした。
最近はバイク用の鍵を付けている。
自転車が欲しくて持っていくのではなく悪戯が目的なのが腹が立つ。
自転車だって安くはない。無くなれば困る。
お年玉をはたいて買った自転車を壊されたらくぅはどんな気持ちだろう。

いろいろ考えていたらくぅが帰ってきた。
どうやらサドルを抜かれただけで差し込めば使え、他に損傷はないようだ。
悪戯防止のため鍵を買い足してサドルも抜けないようにした。
広い家なら玄関まで持って上がるのだが、階段を毎日持って上がるのも無理なら狭い玄関に置くのも無理。
人のものを平気で壊すような奴ら、何とかならないだろうか。