ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

きのこ狩り

2005年10月31日 | フランスこぼれ話
秋ですねー
秋はきのこの季節

フランスでも各種のきのこが採れますが

トロンペット ジロール セープ トリュフ
その他いろいろなきのこがありますが
フランス語でキノコの総称はシャンピニオンと呼ばれております。

スーパーで売られているブラウンマッシュルームは
シャンピニオン ド パリといわれ
パリのマッシュルームと言う訳です

日本でもいろいろなキノコが
売られておりますが
中でもマツタケは
キノコの中でも高価で貴重な存在ですよねー

きのことはちょっと違うのですが

私がパリで手に怪我をして入院した時のことなのですが

手の手術を受ける前に

いろいろと先生が
以前手術したことはあるか
アレルギー体質ですか?とか
聞かれたのですが

なんせその時はフランス語が話せず
まして単語と単語が何処で切れているか
聞き取れないときで

先生もゼスチャーで注射を打つ真似をして
瞳を中心に寄せ
口をあけて舌を出して
首を斜め45度に傾け
細かく左右にふり
コムサ?(こんなふう)と
アレルギーのあるなしを調べていただきました

先生のゼスチャーは
「以前ポンピードセンターの前の広場で大道芸やっていましたか?」と
聞きたくなるほど
堂に入っておりました!

それやこれやで

手術着に着替えるのですが

これがお袋が料理を作る時に
着けていたふちのレースを取った割烹着みたいな
手術着で後ろ前を逆にきるような格好で
手の平の手術なのにパンツまで脱がされ
なんやら股間がスースーしてふにゃらふにゃ・・・

とりあえず局部麻酔を討たれ
手術が終わり病室に
一応 局部麻酔でも頭がボッーとしていて眠くなってきて
思い出したのが
「あっ 俺 パンツはいていないじゃん」

怪我をした手は右手

私のパンツは寝ているベッドの下に
思うようにつかめず
シックはっく
指先がやっとパンツに 届いたー
落としたら拾えネぇー と
慎重にでも麻酔でボー

やっとの思い出つかんで
左手一本で何とか履けました

その時病室にもう一人
手の怪我でフランス人が
手術を終えて戻ってきました

朝になり
朝食の前に
看護婦さんが
掃除と掛け布団とシーツを取替えにやってきました

看護婦さん:ボンジュールメッシュー ビアンドウミー?
(おはよームシューよく眠れましたか)

と と と

いきなりパリジャンの掛け布団と
手術服を剥いだー
そこには

シャンピニオンド パリが

フランス人:オー シッィト!

看護婦さん にやりともせず(きっと内心うれしいと思っているに違いない)

次に私の所に
掛け布団をとりはらわれ

手術着に手がかかり

はがしたー  が

マツタケが  無い  ない  ない ・・・・・!

残念でしたーぁ!

せっかくの看護婦さんの楽しみを取ってしまいました。

そうそうマツタケは見つかるものではありません
もちろんトリュフも

白衣のギャルソンヌ

2005年10月30日 | フランスこぼれ話
以前 パリで手にけがをして

病院に入院したお話をしましたが

さすがにフランスはグルメの国

私は内科ではなく外科に入院していたので

食事制限が無かったので

一般食だったのですが

朝はサラダにミルクとオレンジジュース
クロワッサンとパンオーショコラ
これだけでも贅沢なのですが

昼はサラダにメインディッシュ デザートにキャフェ
安レストランのランチみたいでしょ
それだけでこの書き込みを
するとは
みなさん えっ  思ってた 

あ そう

でもこれだけ


なんちゃってね(うちの息子の受け売り)

それでは

病院にいると
面会時間にだれも来なければ
暇なのは
入院したことのある方はご存知だと思いますが

唯一の楽しみは
何といっても
食事

それもフランスの素材がいいから
シンプルな料理でも美味しいのです

夕方になって

看護婦さんがカルテを持って
病室に入ってきて
いつもの様に
血圧だとか脈拍だとか
調べるのかなーと思っていたら

看護婦さん:ムッシュー コンバンノーメニューハ
ゼンサイニーイナカフウ オニクノー テリーヌ カ
ナマヤサイノーモリアワセ デース
ドチラニ シマスカー
メインノ リョウリハー ローストチキン マタハー
シロミ サカナノー ムニエル バターソース デース

デザートハー・・・・


とプリフィクス スタイル!
えぇー 選べるのーと感激!

畳み掛けられたのは

看護婦さん:ワインニーシマスカー
ソレトモー ミネラルウォーター?

ヴィヴァ!フランス!ブラヴォー!

てなわけで

病院生活もこれ楽し

男好きの顔

2005年10月28日 | シェフのコラム
ペデとは同性愛の方の事をいうのですが

フランスではよく目にするのです!

映画館で前の男性2人がいちゃついていたり

街を歩いている時に手をつないでいたり

レストランで男同士が見つめ合って食事をしていたり
(いいレストランで男同士の食事は 裏でぺデが来てると言われておりますご注意下さい!)

ディジョンで休憩時間にキャフェへ行くのが
日課になっていた頃
何気に本など読んでいると
向こうの席から
一人のフランス人男性が

ぺデ:ボンジュール スミマセンガー タバコヲー イッポンー
   ワタシニー ワケテクレマセンカー?
と言うので

私:いいですよー

ぺデ:メルシー トコロデー アナタハー イツモー ココニー
   クルノデスカー

私:ほとんど毎日


ぺデ:ソレハーソレハー・・・・  ・・・・・ ・・・・

と話がつつ”き 
初めはいい感じかなーと思って別に気にするでもなく
何日かそこのキャフェに行っておりました
すると
いつでも彼は私より先に来ていたのですが
ある日彼より先にカフェに着いたので
その日はカウンターで
立ち飲みをしたのです
すると カウンターの中にいたマダムが

マダム:ムシュー ジャポネ イツモー アナタトーハナシテイルー
   カレハー ペデ ダトシッテイマスカー?

私:ノン ノン(ぐわぁー気持ちわりぃー)

すかさずお金を支払いキャフェから走って
部屋に帰りました
そういえばーやたらとやさしい口調で
握手する時もにやけて やたら長かったし ちょっと力が入っていたよなー
とかを思い出して 鳥肌が立ちました。

みなさん 聞いて下さいよ
これだけではないんですよ

サントロペにいた時にも
公園に面した所に2軒のキャフェが
並んで営業していましたが
マルセルというパトロンのいるキャフェに初めのうちは行っていました
マルセルは愛想が良くそのキャラクターから
皆にからかわれておりましたが
ある日 友達のフランス人から
彼はぺデなんだぞと聞かされましたが
始めは冗談に受けていました
また 一緒に働いていたルドヴィックに

私:おい ルド あのいつも行くキャフェのマルセル ぺデって知ってる?と尋ねると

ルド:シッテルヨ アソコノ カウンターニイル
オキャクハ ゼイイン ペデ サ。と軽く言うのです

まさかーと思っていた私は
いつもの様にマルセルのキャフェへ行き
カウンターで立ち飲みをしていると
一人のフランス人が話しかけてきて

ペ:アナタハー ニホンジンデスカー チュウゴクジンデスカー?と

私:日本人ですよ 

と答えその後いろいろ話しているうちに
向こうだけ盛り上がって

握手をしてきて 

思いのほか強く握り 

私の目をじっと見て

いいかげん離さない手をふりほどいて

キャフェを出ました 
(あぶねぇーところだったぁーとドキドキぢましだー)

それからは隣りのキャフェにかえました
私は男好きのする顔なのかなぁー
選んだキャフェが悪いのか
立ち飲みした私がわるいのか

今なら髪も長いことだし
それなりに修羅場をくぐってきたので
今度遭ったら言ってやります

「”ニューハーフを馬鹿にしないでよー”」って


おい ジュニア!なにやってんだ#

えっ?  首と腰をもんでる?
まぎらわしいことするな!


パンダな大根?

2005年10月27日 | シェフのコラム
フランスから持ち帰った野菜の種のうち

日本では珍しい

まわりが真っ黒のラディノワール radi noir
「黒大根」というと言う大根があるのですが
ちなみに以前書き込んだ
二十日大根はラディッシュは radi
フランスで中国人が作っている
日本でいう大根は
radi blancラディ ブラン 
白大根と言うのですが

ここでは黒大根の事を
お話しましょう

寒くなって鍋料理や煮込み料理が美味しくなってきました
この黒大根もそんな鍋や煮込みによく用いられていて
皆さんご存知の

ポ ト フゥー

(ポは土鍋のようなもので
トはリエゾンといって言葉の単語をつなぐため
トと言っていますがauオー 加えるとか何々に と言う意味で
フゥーは火で
ストーブのような火にかけてコトコトゆっくりと煮込んだ
スープ煮という意味の煮込みです)

ポ ト フゥーに欠かせない野菜のひとつに
黒大根があります
ほっこりとして芋系の味がする大根で
長い間煮込んでも煮崩れず
美味しい大根なのです

義理の父に頼んで
作ってもらったところうまく出来まして
料理に使っていたのです が
ある日
気が付くと
隣りに植えてある普通の白大根が
なんやら黒っぽい斑点のようなものが

なんと
黒大根の花粉が白大根に移ったようで
まるでパンダの大根に
このままでは
周りの畑の大根までパンダになりかねないと
思ったのか次の年からは
父は黒大根を作るのをやめました

近所中の大根が黒と白のまだらになったら
パンダではなく

牧場の牛を見ているかのようになっていたかも

テラスの茂みに隠れて

2005年10月27日 | シェフのコラム
パリから一日かけて

やっとサントロペに着いて

キャスター付きにもかかわらず
重いバリーズを引きながら

サントロペの二つ星レストラン
「シャビシュー」
バス停からてくてく歩いて
目的のレストランを通り過ぎ坂道を登り
民家もまばらになり
ブドウ畑もちらほら見えてきはじめてきた時

向こうから人が歩いて来たので
「シャビシューというレストランが何処にあるか
 ご存知ですか?」とたずねると

「アー レストランシャビシュー セ アヴァン サンク ソン メートルラバ」
(あーそのレストランなら500メートル手前ですよ)と・・・・

指差した方向は苦労して登ってきた今来た道でした

辺りも暗くなり始めた頃
やっとの思いで着いたレストランは
無常にも人影は無く
中をのぞけばまだテーブルも椅子もない
ガラーンとした空間でした

日にちを間違えたのかと
レストランからの手紙を見ても日にちの間違いではなく
途方にくれました

まだ シーズン前で朝夕は冷え込み
その上 小雨まで降り始めました

普通 私たちキュイジニエ達は
労働許可証を持っていないので
ヤミで働いているのです
そのため
コントロール(取締官)が来る前に
着替えて休憩になったり
物置に隠れたりとするのですが
この時も見回りのお巡りさんに
不審者と思われるのを避けて
写真の樹の後ろでバリーズの上に腰掛けて
野宿しましたが
寒いは雨は降ってるはお巡りさんは気になるはで
一睡も出来ず
朝をむかえ
8時に一人のコックコートを着た
日本人が

おはようございます
あのーここで働く人ですか?と

助かったー!

彼の話によると山にあるレストランからの
(冬季オリンピックがあったサヴォア地方)
トラックが遅れて今日からと言うことで
冬はサヴォア地方のレストラン
夏はサントロペとレストランの冷蔵庫から備品全て移動してしまうのです

知らないんですか?と

ええ(聞いてねぇーよー)

そして
その日からすぐに仕事で夜の11時まで働き
上ったり下ったりの
街灯もない真っ暗な山道を30分もかけて
寮に帰りました

そして
自己紹介したり
何処で働いていたかとかいろいろ話結局
横になったのが朝方で
すぐに起きてレストランまで歩いた思い出があります

あの茂みに隠れていた あの頃があることが
今の励みに表れていればいいのですが

カニのクリーム煮 クレープ ファルシ

2005年10月26日 | メニュー紹介
秋になったら食べたくなるメニューの一つに

カニ

クリーム煮 

クレープ

この三つを一つにまとめた

かにのクリーム煮 クレープファルシ

オニオンとキャロットマッシュルームを
炒めカニ肉を加えホワイトソースで和えて
甘くないクレープで
包み込みました

クレープを切ると中には
ホワイトソースにからまった
カニと野菜が
立ち昇るゆげと共に
美味しさを隠せずにいますよ

ケチャップで和えたパスタを下に敷いて
クレープファルシをのせても

ドレッシングで軽く和えたサラダを添えても

カリフラワーやブロッコリーをゆでて
バターで和えたものを添えたりしても
お洒落で美味しく召し上がれると思います

1個 ¥250(税込み)
電子レンジで1分ほどラップをせずに温めてお召し上がり下さい。

クレープはお好み焼き?

2005年10月26日 | シェフのコラム
寒い日
パリの街角のクレープリーで
マロンクリームを塗って
アーモンドスライスを散らした充実の美味しさのクレープを
紙でくるっと巻いてもらって
熱々焼きたてを頬張りながら
ぶらぶらと公園など散歩すると
なんか幸せになってしまうのは
私だけではないはず

クレープにはいろいろの思い出があります

ノルマンディーのフランクの実家で
家族が集まってクレープディナー
クレープにはきまって
カルバドス特産の林檎から作った
シードルが用意され
山の様に焼かれたクレープを
めいめいがお皿に取り

前菜に目玉焼きをのせて
サラダを添えたクレープを食べて

メインディッシュに
フライパンでソテーしたソーセージを
一本巻いてマスタードを付けながら
食べて

デザートは
同じクレープに
テーブルにグラニュー糖
イチゴジャム ママレード
ルバーブのジャムなどが並べられ
各々好きなジャムを付けて食べました。

アジャンのレストランローベルガードで
働いて間もない頃
シェフパトロンのミッシェルトラマ氏の娘宅で
やっぱり家族でクレープパーティー
この時はさすがに
飛ぶ鳥落とす勢いのシェフを前に
「こんな席に俺居ていいの?」と
クレープの味も解らないほど
緊張していました。

また
サーヴィスで働いていた
エレーヌのお母さんが
ブルターニュ地方から出てきて一緒に
ブルターニュ産のバターをわざわざ持ってきて
エレーヌの寮のキッチンで
焼いてくれたクレープは
焼きたてのクレープの表面に
バターを上から塗って
お砂糖をかけるだけのシンプルな
クレープだったのですが
これがまた
美味しいのなんのって
その時のクレープの味は
忘れがたい思い出になっています

薄く焼かれたクレープの表面が
サクッとしていてもっちりした生地に
風味豊かなブルターニュ産の
バターがお砂糖とあいまって
口の中で

サクッ もちっ ふわー の連続
涙が出るほど美味しかったー!

そんなわけで
フランス人にとって
クレープはお好み焼きのような食べ物になっています。

私の焼くクレープには
こんな思い出が焼き込まれているのです。

ディジョン

2005年10月26日 | シェフのコラム
ブルゴーニュ地方ディジョン市

ワイン好きでなくても
 
この地方のワインの名前は知っているはず
 
ジュブレーシャンベルタン
シャブリ
ボジョレー
サンセール
シャサーニュ モンラシェ・・・・

挙げれば限がありません

そして
クレーム ド カシス
これはカシスのリキュールで

ワイングラスに少量入れて
辛口の白ワインを注げば

キールと言うロゼ色の食前酒になるのです
私がパリのアパートにいる時に
友人とよくこのクレームドカシスを
愛用していました と 言うのも
安物のあまり美味しくないワインも
美味しく飲めてしまうので
重宝しておりました。

 食に関しても エスカルゴをはじめ
牛肉のブルギニオン(煮込み料理)
ジャンボン ペルシエ(ハムのゼリー寄せパセリ風味)
ウサギの煮込みなど美味しいものが 
沢山あります

 それに
特産品のディジョンマスタード!
絶品です
やっぱり野沢菜食べるなら野沢へ行って食べるのが
一番美味しいのと同じで

ディジョンで食べたマスタードは
同じメーカーのマスタードでも
ほかのフランスの地方で食べた時より
数段美味しく感じました!


そこの4人
寒いの?考えてるの?えらそうに腕組んじゃって
何で料理人て写真撮る時に腕を組んでいるのディジョン?

ジェロームの姉のコリンヌ

2005年10月25日 | フランスこぼれ話
私がサントロペで遊んでいた時 ん?

いやいや

働いていた時(ほんと仕事は真面目)

サーヴィスのギャルソンでジェロームと言う
男の子の話を以前 書きましたが
(過去のブログはカテゴリーの所をクリックして見てください。)

そのジェロームの姉の

コリンヌ 

ジェロームがいつも悪態暴言を吐くと

きまってコリンヌが叱っておりました

ジェロームもコリンヌには頭が上がらず
閉口しました

コリンヌもまたサントロペの
季節労働者で他のホテルで働いていて

仕事が終わりいつものキャフェに
皆が集まるとその中にいつものように
コリンヌも混じって
ワイワイ ガヤガヤ

顔はかわいいのですが
けっこう男勝りで
一言でいうと 肝っ玉姉さん

そんな彼女も
私にはとても優しくいい友達でした

それにしても

この日本人デレーッとして

情けないですねぇー

こんな人がいるから

日本人がなめられるんですよ!

フランス駄菓子の定番 ムラングシナモン風味

2005年10月24日 | メニュー紹介
私がフランス修行時代
何気に買ったムラング
手に持った時にあまりに軽く
食べ応えがなさそうな
焼き菓子に選ぶのを間違えたかなと
思いつつ
口にした卵白とお砂糖だけで作ってあるその焼き菓子

カリッ シュコッ シュワ シュワワー!

何と言う食感!

思わず 美味しい!!

今ではレアールの定番焼き菓子

いろいろ風味がある中で

今回はシナモンを作りました

午後のティータイムにぴったりな気がします

10個入り ¥150(税込み)

オギャー オギャー

2005年10月22日 | レ・アールについて
11月のバールの開催についてのお知らせ!


5年前の11月11日に小松の串町に

産声をあげてから

早5周年となります

レストランと同じ料理法で手作りにこだわり 

自宅でレストランの味が楽しめるという

コンセプトのもとに

日夜頑張って参りました

そこで
お馴染みになりつつある
フレンチバールにて5周年を皆様と
楽しい夜になればと思い

11月11日(金曜日)夜8時50分より
オープンしようと思います!                    おぎゃー

泣く子も黙るバールになれば幸いです   
                                 おぎゃー
(><)”

v(^^)V                           おぎゃー
ほーら 高い 高いー  (値段はやすーい)

いない いない 「バール」(みんな いるいる バールはレアール)
                

                   ウキャ ウキャ ウルルルルー

かに 蟹 クラブ Club

2005年10月18日 | シェフのコラム

photo by chef 
ライター(火を点けるライターではありません) レアール シェフ
ゲスト  シェフ ジュニア


みなさんボンジュール 

今日はシェフジュニアにお聞きします

ライター:こんにちはジュニアさん

jr:ぼぼぼ ボンジュー

ライター:jrさんそんなに緊張しないでいいですよ

jr:ウイ あ はい ブログでお話するの始めてですから(--)”

ライター:それにしても大きいかにですねぇー

jr:あっ これは毛蟹というかにです

ライター:おいしそうですねー

jr:ウイ あ はい おいしいです
   蟹は低カロリーで旨味成分であるアミノ酸がたっぷり
   味噌も美味しくいただけます
   ちなみに タラバガニの味噌は食べられないと
   毛蟹のパンフレットにかいてありまして
   これ受け売りですが そういうことだそうです
   毛蟹は身が一杯詰まっていて
   思わずトゥルトーを思い出しました

ライター:えっ トゥルトー?

jr:はい フランスの蟹でパリのちょっと高めのレストランや
   ビストロのメニューに 
   プラトー ド フリュイ ド メールというのがあるんですが
   直訳すると 
   
   海の幸のお盆盛り
   
   魚介類の盛り合わせで海老や蟹、蛎 貝類などの
   甲殻類がクラッシュアイスの上に豪華に盛られた
   食べ応えのあるメニューでその中にトゥルトーが
   どうだーとえらそうに いいえ 私を食べて
   微笑んでいるのです
   パリに行った折には是非お召し上がり下さい
   思わず パリに来てよかったーと思うはずです
   尚 ほとんどのお店は2人前からとなっているはずなので注意して下さい

ライター:へー 美味しそうですねぇー

jr:そろそろ レアールでも
   蟹のクリーム煮クレープ包みを出そうかと思っているんです

ライター:へー 美味しそうですねー

jr:ウイ あっ はい
   オニオンとマッシュルームと蟹の身を
   ベシャメルソースで和えて
   甘くないクレープで包むんです

ライター:美味しそー

jr:ウイ あっ はい
   電子レンジで1分程温めてからサラダなんか添えていただいても
   パスタを添えて絡めながら召し上がるのもおつなもので
   フォークで軽くおさえナイフで切った中にホワイトソースで   
   煮た蟹の旨味とオニオンの甘さそしてマッシュルームの旨味が
   口いっぱいに広がり 至福の食事になるのではないかと思います

ライター:わー お い し そ -

jr:ウイ 踊りたくなるほどです

ライター:jrさん 踊りは ク ラ ブ だけにしてくださいね

jr:は はー うまいことおっしゃいますねーライターさんでも
   ライターさん 先ほどから おいしそー としか言っていないような気が?

ライター:そーですか?

jr:まあいいか今日いらした蟹さんのライターさんも
   取材中 試食していただいたら ”美味しいー”ばかりおっしゃっていましたから
 
ライター:え 蟹さんのライター?それって ひょっとしてクラブ?
 
jr:そーそークラブ クラブ 

ライター:いやだなー蟹さんだなんて失礼ですよ

jr:まっ いいじゃないですか
   今日は蟹尽くしと言うことで

ライター:jrさん今日は美味しいお話ありがとうございました

jr:こちらこそ シェフに似てしゃべりすぎてしまいましたm(^^)m

気分はパリのブラッスリー?

2005年10月17日 | レアール バール
10月15日のイベント

レアールのバールにお越しいただいた
皆さん ありがとうございました

回を重ねるごとに
進化しております

裏メニューで
フォアグラとフォアド ヴォライユのテリーヌ
直訳すると

鴨の肝臓と鶏の肝臓の型詰蒸し焼き?
同じ鳥類ならいけるかなと思い
真空調理で作ってみたら

鶏のレバーにフォアグラの風味が移って
あーら不思議

カロリー低めでフォアグラの美味しさ!
「シェフってすごーい!」と言う声が聞こえるかのよう

そして
東京のビストロでも
なかなかお目にかかれない

シュークルート

                        それなに?




ドイツではザウエルクラウト
英語でサワークラウト

塩漬けして発酵したキャベツとソーセージや
豚肉 ベーコンなどを加えて煮込んだ
塩しおっとしていて酸味があって
旨味があって
マスタードをソーセージなどに
つけながらいただくのです
寒い日にはもってこいの料理ですが

一般的にレストランやホテルでは
缶詰を水洗いしてから調理

もちろん私は生のキャベツを塩漬けにしてから
シェフマジック!!!!

美味しく頂いていただきました


そして 
家楽舎様の奥様が前日いらして
ご主人の誕生日なので特別のインパクトのあるものをと
お願いされて

悩んだ末

冬瓜にbonanniversaire(お誕生日おめでとう)
と 包丁で彫って
ついでに 家楽舎さんのロゴも入れて
蒸して 中には骨付きの牛すね肉の煮込みを入れて
蓋の部分にろうそくを立てて
お祝いさせていただきました!

はじめは
ちら ほらだったお客様も
座る場所が無くなりはじめ
本当に 半分立ち飲みする方も
(いい感じ)
ご主人とお子さんを残したまま
一人で
11時頃お越しになった奥様
本当にありがとうございます
あなたのような方がいらっしゃってくれるので

他の未だレアールの
楽しいバールに行ってみたいけど>>>>と
いう女性の方に勇気と希望をあたえてくれるのです!

そして

シェフジュニアと遊んで頂いた
D et Dのみなさん
メルチーでございます

また 11月の開催をお楽しみに!



ジュニアも
外が明るくなっても飲んでます
(ちなみに腰に手をあててます)


脅威の真空調理

2005年10月13日 | シェフのコラム
シーズン中のサントロペは
あちらこちらで パーティーが開かれます
そのために レストランに出張料理を頼むのですが

レストランに働く従業員の数は限られているので
そこで 真空調理が威力を発揮します

前菜からデザート なんとカフェまで真空パックにしてしまうのです
たしかに香りが逃げませんから!

写真は280人のパーティーの前菜
この料理は3人の料理人だけでこなしました!

驚きでしょ!

もっと驚きは

この別荘

山の中腹にある別荘に行くまでの景観のすばらしいこと

エメラルドグリーンの海が一望!

門から玄関まで50メートルほどその横に屋根付きの駐車場
そこには家主の BMW メルセデス ロータス ランボルギーニ

一面に広がる芝生 所々に彫刻が置かれ

芝生と同じ高さ程の水を張ったプールサイドに
白い日傘の付いたビーチチェア白いテーブル
ゲストは思い思いにシャンパンのグラスを持ち
映画で見たシーンがそのままでした


こんな大きなパーティーでも少ない
料理人でこなしてしまえる
真空調理に感激しました
温度管理をしていれば
旨味を逃がさず均一に火が通り
カフェなどお湯の中に入れておけば
香りそのまま熱々の状態

レアールを始めるのにあたり
真空の機械は必需でした

人気のポークレバーのテリーヌは
各種香辛料と共に合わせた材料をテリーヌ型に詰め
真空にして温度管理をして旨味をにがさないように火を通してあり
絶妙の味と食感!

ローストポーク オニオンソースは
塩胡椒して一日冷蔵庫で味を浸透させ
次の日にフライパンで焼き色を付け
真空にして温度管理して旨味を逃がさず調理するから
パサパサにならずしっとりやわらかく仕上がっています!

こんなに
美味しくなるのだから

私の愛情も

真空パックにしてあなたの元へ