ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

夢のコラボレーション最終回

2007年08月27日 | フランス以外でのお仕事
恒例のレアールバールも

回を重ねる度にグレードアップ

私とあっちゃん

料理と歌でどうやって楽しく過ごせるか

いいバトルになっています

これで一気に




いい文句です

これはコタローシンガーズが私に作ってくれたシールです





今回のライヴでは厨房にもお客様が入ってコタローシンガーズの歌を堪能

厨房の洗物もお客様が手伝ってくれたり

お料理をコタローシンガーズに持って行って下さったり

大変助かりました

本当にメルシー僕~です

そして歌を終えたコタローシンガーズ

カウンターに並んで打ち上げ談義

今回初参加のシマチョーウさんのパフォーマンスと漫談

私 笑い顔を崩せず引きつりっぱなしで顔面の筋肉が痛い

それでもシマチョーサンの止め処ない漫談

最高でした

今回私が感心したのは

「ほたる」の歌

ホ       
      ホ
              ホ  
 ホ         
       ホ
               ホ
  ホ          
         ホ
                ホ
    ホタル            来い
           ホタル              タル こっち
 タル                 ホタル   来い
          タル   
                    タル            来い


こっちのみーずは    ホ     あーまい        山道

ホ    
          みーず     来い    タル    あーまいぞ


山道      タル    タル

                     あーまいぞ


この歌まるで

ホタルがあちらこちらで光りながら    

あちらこちらを飛び回っているかのように 

声があちらこちらに飛び回って       

思わず中を浮かぶ歌声を目で追ってしまうほど幻想的

素敵でしたー

ライヴにいらっしゃられなかったお客様次回は参加なされませんか

一気に元気と幸せ感じますよ

と言う事は

またコタローシンガーズを呼ばなきゃいけないって事ですね

んんん~~~~~

アジな歌を歌ってくれたコタローシンガーズ

じゃあ素人ながら歌ってみましょうかって

私一人では合唱にはならないので

私の合唱団にお願いします

ではどうぞ







コ 


コ     


コタロー


来い         コタ
     コ             コタロー      来い

 コ      コタロー      来い



コ         コ           来い


          コタロー          来い

コタロー         こっちの料理は


コ          来い

コタロー       こっちの料理は


旨いぞ

        こっちの料理は      旨いぞ

小松の料理は        旨いぞ

ローストチキン     旨いぞ     キャロットサラダも

旨いぞ     大葉のソルべも      旨いぞ

レアール バールは    楽しいぞ
 
           レアール バールは   旨いぞ


レアールバールは


う~~~~~まい


ぞ~~~~~~~~~~~~~~~



コタローシンガーズ

いかが?



お後がよろしいようで  


ん?



















あんた誰?

               あたしゃ頭にタクト持ったジュニア!


あ盆!

あんな事後編

2007年04月16日 | フランス以外でのお仕事


私のブログを最近読み始めた方

なんで

クラブメッドの白い豪華客船の写真?

とお思いの方は



http://blog.goo.ne.jp/leshalles/c/ccc124227cf728c498d67a1bdef88b03


読みましたか

この続き

船で一泊して

空港のキャンセル待ちをするのは8人

ちゃんと予約のチケットを持っている人が3人

そして空港へとマイクロバスに乗り込みいざ出発

ニューヨークの道路の悪い事

アスファルトが痛んでいる所に

新しいアスファルトをのせただけのように

ボコボコ

まるで幼稚園に通っていた時のバスの中で

「田舎~~ぁ の バスはーぁ おんぼろバスだ~♪」といった感じで

空港に着いてカウンターへ

しばらく待って

予約のチケットを持っている3人が

じゃあまたねーと旅立ち

そして 残った私達8人

しばらく待った後

カウンターから呼ばれたクラブメッドのメンバー

ニコニコ顔でチケットを持って出発ロビーに向かう

向かう?

向かってる?

私は?

私を

私は?









私を置いていかないで~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!

焦った私はメンバーの一人に

ねえ私は?

あっ そうだった とカウンターの人に聞いてくれたら

キャンセル待ちは終わったと

えっ



えーーーーーーーー!

どこかホテルを取って明日また来てくださいって

あんた船はカリブの海に向け出航済み

英語も話せないドルも持たない私は

ど~~~すりゃいいのさ

この私

夢は



開く~~~って場合じゃなくなって

パニックっている状態の私に

メンバーが熱く交渉

交渉成立

「マサ この後は始発便のキャンセル待ちがお前が最初だから必ず乗れるから

 安心して待ってなや」

なんか不安をのこしながら安心

変な表現ですがこんな感じ

そして待合ロビーで待つ

待つ


待つ


待つ


私一人

そして

ニューヨークの夜は更けてゆくのです

さて

この後

どうなったでしょう













ウフッ

あんなこと第10話

2006年09月26日 | フランス以外でのお仕事


さて船に戻って

ディナーをとって荷つくろいをしていよいよ明日パリへ戻る事になりました

夢の様な14日間

思えば遠くに来たもんだとしみじみ

そして

朝 クラブメッドの偉い方(たぶん重役クラス)の方2人とケネディ空港へ

クラブメッドの偉い方達は通常のチケット

私 キャンセル待ち(クラブメッドが予約日を間違えた為)

じゃじゃ~ん

なんとキャンセル待ちは埋まっていて

次の日にと告げられクラブメッドの偉い方々はサッサと出発ロビーへと

私:ちょちょちょっと待って下さい どうやって船へ戻ったらいいのですか?

偉い方:じゃあ船着場の住所を書いておくからタクシーに乗って行ってくれ

と言って荷物を引きながら行ってしまうのです

このとき私はドルに換えておらずフランのまま

私:ちょちょちょっと待って下さい 私ドルを持っていないので換えてもらえませんかと

偉い方:じゃあこれで

と けげんそうな表情でやっとこさ換えてもらい

辺りは暗くなり始め小雨も降ってきて

異国の地で不安な気持ちを抱えタクシー乗り場へ

タクシー乗り場へ来ると

タクシーの案内パンフレットを渡され

止っているタクシーに乗り黒人のドライバーに行く先を告げて

さあ出発しない?

なんで?

どうして?

しばらくすると

もう一人黒人が助手席に乗ってくるではないですか・・・・・?

アメリカのタクシーは運転席と後ろの席との間がガラスで仕切られていて

中央が引き戸になっていまして

タクシーに乗る前に渡されたパンフレットには

各国の言葉が印刷されていて ありました日本語

なになに・・

白タクに気おつけろ・・・・

タクシーのナンバーを控えておけ・・・・

などなど

おいおい脅かすなよー   

っと思っていると前の助手席に乗ってきた黒人が

助手席マン:へーイ メーン さっき渡された紙よこしなー

私:えっ えっー(すでに車のナンバーを書いてしまったど~~~すべ~~~)

助手席マン:早くよこせよー

私:・・・・・・・・・・・・・・ワタシマシタワタシ  

運転マン:どうだ?

助手席マン:こいつ書いてやがるぜー

運転マン:ふん こざかしい

私:・・・・・身長が今のジュニア位になったでしょうか

ドキ ドキ ドキ
 
小雨の降る夜のハイウエイ

怖い 

まるで映画のようです

二度ほど料金所を通ったのですが

最初の料金所で

運転マン:ヘイ メーン金をくれ

私:ウイ 

とドルを渡すと

運転マン:こんなデカイ札しかねえのかー?仕方ねーなー

と料金所に支払ってちゃんと御釣りはくれました 
                              私常にドキドキ
二度目の料金所でなんと助手席マンが降りたのです

助手席マン:じゃあまた明日 

みたいな英語で

そしてタクシーは私を乗せて船着場へと

今では船着場の住所は忘れてしまいましたが

なんとかかんとか80-12と言う番地で

船の近くになって

運転手マン:何番地だー?(ニュアンスで解った)

私:エイティ アンド トゥエンティ~ン

{実はこの時 あまりの緊張の為 中学英語しか解らかったし 決して成績もいいとは言えなかった私の頭から思ったのは 10代の事はティーン セブンティーンと言う女性雑誌もあったっけなー そうだ12は10代と同じだからトゥエンティーンだろう!と勝手に解釈}

運転手マン:(フランス人が書いた住所を見て){汚かった殴り書き}
      ハーン?

たぶん運転手マンはエイティ アンド トゥエルブと書いてあるんじゃあないのか?しかし変なジャパニーズはトゥエンティ~~~ンと言っているし?





その時ですちょっとだけ昼間出た時に見た船着場の景色がそこに

私:(指をさして)ムッシュ パルドン プリーズ ラ ラ ラ ↑~~~~と

そして

やっとこさ船の停泊している所に到着

この時汗びっしょり

運転手マン:55ドルだ



私つい無事に船着場まで着けたのでうれしくて3ドルチップを渡しちゃいました

船に戻って

聞けば空港から船まで33ドル程度とのこと

そんなことどうでもいい無事に来れたのだからと

そして客室係りのフィリップに事情を説明して翌朝またキャンセル待ちで

こんどはホントにパリに⇒

これで

終わりと


思ってるでしょー

まだまだ

これではまだ終わりません

これで終わったら閲覧数伸びませんから











私のエキサイティングブログ! 

あんなこと9話

2006年09月09日 | フランス以外でのお仕事


大詰になってきた

あんなこと

さて前夜

船尾のピアノバーで美声をご披露した私

眠い目をこすりながら

船のデッキに向かい

潮風にあたりこれからいよいよニューヨークに

みなさんの中でご存知の方が何人いらっしゃるかは解りませんが

船のデッキで

私はこう感じたのです

”アメリカ横断ウルトラクイズの優勝者みたい”

アメリカを訪れる方は何千人も何万人もいらっしゃるとは思いますが

海から

それも

フランスからアメリカニューヨークに入った日本人は

数少ないのではないでしょうか



ゆっくりと船がニューヨーク湾に入り

左手に見えました~

自由の女神!



パンフレットに写っているものより小さく見えます

離れているからですが

それにしても実際みると小さく感じました

これはフランスが送った物で

パリにも同じ物が橋の袂にあるのです知っていました?

ニューヨークで私が初めて耳にした音

何だと思います?

それは

パトカーのサイレン

こちらでも

そして

あちらでも

そして 

あっちのほうでも

ニューヨークに来たぞって感じがヒシヒシと感じて

ここで

師とマダムと記念写真





ハイ!

バター

でベターに撮れました

船着き場には音楽隊が

チャヤーン ドン ドン 

パパ パパパ パッ パッ パー

パパ パパパ パ パ  パー

っとお出迎え

抜かりないです

クラブメッド



ニューヨークに着いてから次の日のフライトまで余裕があるので

街中を見物にエーベルランのアシスタントと

コートド サンジャックのアシスタントの

マークとジャンと出かけるのですが

その前に船のクルーのお客様係りのフィリップに呼ばれ

説明を受けたのです

それと言うのも

我々アシスタントとクラブメッドの応援に来ていた

シェフ達のパリまでの飛行機のチケットが予約日が間違って

2日後の日付けになっていてアシスタント全員と応援に来ていたクラブメッドのシェフ達と

空港でキャンセル待ちして搭乗して下さいと説明を受けたのです



ニューヨークに着いたからなのか

フィリップは私に英語で説明していたのです

私がキョトンとして説明の内容が解らない顔をしていると

フィリップは右手の手のひらをおでこに当てて

頭をやや右上に傾け目をつぶり




オ~~ナンデ オレハ マサニ エイゴデ シャベッテ イルンダー!!



そして彼はフランス語に切り替え

フィリップ:マサ 解った?

私:解らない。

当然 中学英語もままならない私

やっと内容が解って

クラブメッドも抜かりがありました

さて

街にタクシーで出かけました

そこは映画で見た景色と同じ

タクシーの運転手はドアの横を叩き

渋滞する車に罵声を浴びせ

隣の車の黒人は大音響でダンスミュージックを流し首でリズムをとり

リムジンがイエローキャブが

それにしてもアメ車の広いこと

そして道の凸凹のひどいこと

ティファニーでは朝食は採らず前を歩いただけで

エンパイヤステートビルも横目でチョロッと

そしてなんとかという有名なデパートをぐるっと一回り

男性化粧品売り場に行って

マーク達はオーデコロンに目が釘付け

私はそこの店員に目が釘付け

店員さん男性

だけど

口紅

長いまつげにマスカラ

マニキュア

物腰がやたらと







マーク達に注がれる









きゃ~~~~~~~~

ここでもサントロペやディジョンの再来かと

三歩引いてしまいました

そしてデパートを後に

マーク達の目指すはカーオディオのディスカウントショップ

そこで彼らはなんやら店員さんと交渉中

私はひとり店を見回していると

黒人の細めの店員さんとデブの店員

デブは肩で歩いてきて(日本人かーといった感じで)

デブ:ヘーイメーン ユア ナントカ カントカー

私:アイ アイ アイ どんと いんぐりっしゅ 

 あい すぴーく ふれんち

デブ:へーイ 

と相棒の細身さんを呼ぶと

細身:ボンジュール ヴーゼット>>>>>(こんにちは あなたは・・・・)

私:ウイ マントナン クロワジエール >>>>>(はい 今 航海でニューヨークに・・・・・)

デブ:まったく解っていないできょとんと

国籍問わずフランス語をしゃべれると

一目置かれると私の親友からもらった手紙に書いてあったのを思い出して

ニヤッとしてしましました

そして

船までまた戻って

いよいよフランスへ帰国しますが

まだありますエピソード

また

つつ"く

あんなこと第8話

2006年08月24日 | フランス以外でのお仕事
クロワジエール(航海)も大詰になってきました

いろいろなアトラクションがある中で

こんな事もありました

仕事を終え

いつもアトラクションをやっているホールに行くと

みんなが仮想して音楽に合わせて踊っているではないですか

クルーもお客様もそして

グランシェフ達までも

呆然としていた私にクルーの女性二人が

マサ 彼方も一緒に!と声を掛けられ手を引かれながら舞台の裏にある

衣装部屋に連れ込まれ

あれこれ着せられ

おまけに化粧まで

ワ~~~~!私








になってきた

まるで



これで

ダンス 


ダンス


ダンス

 
気が付けば

グルメガイド ゴーエミヨーの

なんとクリスチャンミヨー氏が主宰のイベントで

氏がマイクを持って

発表します

3位は>>>>>>さん

2位は>>>>>>さん

そして1位のモエシャンドンのシャンパーニュ一本プレゼントは

ジャポネのマサに決定!

えっ



え~~~~~~

俺~~~~

じゃない

私~~~

と言うわけで

一番最後に参加して

一番美味しい所を頂きました

また

こんなことも

グランシェフとも気兼ね無く話せるようになってから

ムッシュ クロード トロワグロとも仲良くしてもらい

レストラントロワグロの本を頂くことができました

またその見開きには

クロード氏が一言コメントとサインをしてくれました




そのコメントとは

le chef a che

(シェフからシェフへ)

 感激!

そして

航海13日目

ディナーを無事に終え

船のアトラクションも今夜は無し

ディスコも無し

カジノも無しということで

唯一

船尾にあるピアノバーに乗員乗客が集まりました

船のクルーとお客さんの一行を

クラブメッドではヴィラージュ 一つの村と例えていまして

そのヴィラージュの村長を務めるクラブメッドのクルーここでは村長としておきましょう

その村長がお客様を生演奏で歌わせて楽しませ

私の師

ミッシェルトラマ氏も例外ではなく歌わされまして

当時 カラオケはフランスには無く

歌いなれていないフランス人も数多く

師もその一人

しかし さすが師 

頭がいいというか

気転が利くといったらいいのでしょうか

タイトルは知らないのですが

ジェームス ブラウンの歌ったピアノの伴奏ばかりで

たまに

ジェームス ブラウンが叫ぶような歌い方の

>>>>>ディスイズ マンズ ワールド>>>>>>>

>>>>>ナッシング>>>>ナッシング>>>>



と早口で歌っているような曲 ご存じないでしょうか


これで ごまかすんです

さすが師

とおもっていました

村長が私にチラッと目を

私・・・・・・・・やな予感

村長:今晩はー 特別なゲストがー


私:(特別って 特別)


村長:ここにー来ています

っと言いながら私のほうへ向かってくるではないですか

私:(引きつっています)

村長:日本からわざわざー>>>>


私:(出たーやっぱり)


村長:歌ってもらいましょう日本の歌

私:あのー日本の歌を歌ってもみなさんわからないでしょうから

  といって

その前に以前書いた




『ん 横浜金縄?』のタイトルをお読みいただいたでしょうか

まだの方はこちらをご覧頂いてください

http://blog.goo.ne.jp/leshalles/m/200509


このときの約束を守るべき

ノルマンディーで働き始めて以来

必死で覚えた

マイウエイ

フランス語でcomme d’habitudeコム ダビチュード

いつものように

これをピアノの伴奏で




ジュムレーヴ  エジュ トゥ ブスキュール

チュ ヌ チュレイヴェイ パ

コム ダビチューダ~~~~~

スゥール トワ ジュ ルモン ル ドワ 

などと

カラオケで鍛えたこの声で

歌ってきました日本男児

ジャジャ~~~ン

日本語で歌うと思っていたのか

まさかフランスのシャンソンをと思ったのか

全員総立ち

私の師は駆け寄り

マイクを取りなんか興奮してお客さんに言っていました

気持ち良かった~~~~~~!

翌朝からすれ違う人みんな

私の名前で呼んでくれ

歌が良かった事を褒めてくれました

つつ゛く

あんなこと第7話

2006年08月07日 | フランス以外でのお仕事
ノルマンディーはルアーブル港を出てから

一度この国に



いくら大きな船であまり揺れを感じないといっても

無意識のうちにバランスをとっていたのでしょう

陸に上がり

歩いてみると

ふら ~~~

   ふら~~~

ふら~~~


   ふら~~

ん~~なんか変な感じ

トロワグロのアシスタントのエマニュエルと

街を散策


彼はその当時ポルトガルの通貨である

手持ちのイシクドをフランに銀行に両替に行ってから





再び

乗船そして目指すは

ニューヨーク



船は海に浮かぶリゾートホテルのようなもの

リゾートホテルと違う点は

周りが海なのでホテルの中だけで過ごさなければならないこと

ですので

いくら大きな船に沢山のお客さん達が乗っていても

14日間の間に何回顔を合わせたことでしょう

みんな暇なのでウロウロ

ですので一日の初めにお会いした時に

ボンジュー

私も皆も

うろうろ

こうして何回もすれ違って

ボンジューと言うわけでもなく

お互い

ニヤッと笑顔ですれ違うのですが

心の中では

また合った あの人も この人も

ニヤ 

ニヤ

ニヤ

皆楽しくて笑っているのか

イヤになって笑っているのか

日中の笑顔は太陽がまぶしくて

目を細めるので

ニヤっと笑っているかのように見えます

ここで

皆様に

ファンサーヴィス

この人はまぶしいのでしょうか

それとも・・

作り笑い?

ではどうぞ

















・・・
・・・



若き頃の







かなり若いです

えっ

今とそう変わらない?

まだ

実物にお会いになっていない方は

是非

ご来店下さい

とびっきりの笑顔でお迎えいたします

また

お買い上げ金額が多いほど

この笑顔に

磨きがかかります


つつ"く 

あんなこと第6話

2006年08月02日 | フランス以外でのお仕事


パッセ ア ターブル(席に着いてー)

午前中の仕込みを終えた私達は

クラブメッド1のシンボルである

5本のマストの

後ろから2番目くらいのところのデッキで昼食を摂ったのですが

想像してください

天気はこの写真のように

快晴

爽やかな私の様な風

サンサンと輝く私みたいな太陽

えっ

消えろ?

あらん どろん と 消えちゃうの

太陽がいっぱいなのに?

まあいいでしょう

お話つつ"けましょう

船の床は滑らないようになっていて

丁度

レストランのテラスのような感じでしょうか

そこにテーブルが並べられ

白いクロスとお皿やフォークがセットされていて

そして日よけの

白い大きなパラソル

私達は仕事柄

白いコックコート(ベスト ド キュイジーヌ)を着ているので

太陽の光が反射して眩しいのなんのって

そして

向こうは青い海でしょ

青と白の世界とでもいいましょうか

それだけで

ニヤッとしてしまいます

そしてテーブルに置かれた飲み物は

赤、白ワインにビールにミネラルウォーター

席に着くと

ギャルソンが笑顔で

ギャルソン:シェフ 今日は何を飲みますか?

      ワイン?それともビールを?

私:まずービールかな?

と言うと

トク

トク

トク

ジュウワー

とサーヴしてくれるのです

キャー

セレブー!

ちあわせ!

そして各々がブッフェに行って

好きな料理を取ってきて

食べるんですよ

そして

食べ終わったら

ディナーの始まる前まで

休憩

プールで泳ぐもよし

体を焼いてもよし

昼寝をするもよし

なんて贅沢なんでしょ

そして

またディナーのサーヴィスタイムが終わって

お疲れ様の後は

毎日 お楽しみのイベントがあって

船のクルーとお客様がまるで学芸会のように

歌えや踊れで

ゲームがあったりで盛り上がり

隣接したバーカウンターでは

私達はシャンパーニュも飲み放題






アトラクションが終わったら

まだ疲れていない人達が

船の一番下にある

ディスコへと繰り出すのです






ナイト 

フィバー

ナイト

フィバ~~~~~



ダンス 

ダンス

ディスコ

クイ~~~~ン

ってなもんで

私も昔とった





つ”



ってやつで

イイェーイ

ダンスマシーン!

(ここだけの話 皆 踊り はっきり言って 屁 田)

踊りー

疲れたー

ディスコのー帰り

・・・・・・

東京でー生まれたー

男がー

海でー

幸せだなって

思ったらー

笑えて来た~~~~




ちなみに

毎日

ディナーの前の食事は

お客様達にお出しするコースと

ワインを食べてから









贅沢~~~~!

では

では

つつ"く

あんなこと第5話

2006年07月30日 | フランス以外でのお仕事


は~~~~~~~~れた

空ぁ~~~~~~~

そぉ~~~~~~~よぐ

かぜぇ~~~~~~~~

港ぉ~~~~~~~~

出船のぉ~~~~~~


ドォ~ラの音 


高く~~~~~ぅ




今日はオープニングソングで始まった

第5話

クラブメッド1で

フランス ノルマンディーは

ルアーヴル港を出航してからのディナーの仕事は

船の厨房での仕事


陸上と違い

海の上

いくら大きな船でも

初日の仕込み時に揺れた事

私結構強い方なのですが

それでも二日目の昼は

船の丸窓から見える景色は

水面



水面



水面



と目が回ってきまして

うげ~~~~

きんもてぃわり~~~ひ

そんな私をかわいそうとも思わなかったか

ジャポネと馬鹿にしていたか

トロワグロのアシスタントのエマニュエル

エマニュエル:マサ~~~~~~~

    ・・      ・・    ・・    ・・   
私:・    ・・  ・  ・  ・  ・  ・  ・
         ・・    ・・    ・・   

エマニュエル:マサ~~~~~~~

    ・・      ・・    ・・    ・・   
私:・    ・・  ・  ・  ・  ・  ・  ・
         ・・    ・・    ・・   


エマニュエル:マサ~~~~~~~

    ・・      ・・    ・・    ・・   
私:・    ・・  ・  ・  ・  ・  ・  ・
         ・・    ・・    ・・   


エマニュエル:マサ~~~~~~~

    ・・      ・・    ・・    ・・   
私:・    ・・  ・  ・  ・  ・  ・  ・         ・・    ・・    ・・   
    くそ~~~~~う うううう

こんなやり取りを死ながら仕込みをしまして

なんとかディナーはこなせたものの

結構 きつかったのです

しかし

三日目

イヒヒ なななんと

















私:

  エ

    マ 

      ニュ 

         エ~~~~~~~ル


    ・・      ・・    ・・    ・・   
エマニュエル:・    ・・  ・  ・  ・  ・  ・  ・
         ・・    ・・    ・・   

私:

  エ

    マ 

      ニュ 

         エ~~~~~~~ル


    ・・      ・・    ・・    ・・   
エマニュエル:・    ・・  ・  ・  ・  ・  ・  ・
         ・・    ・・    ・・ 

私:

  エ

    マ 

      ニュ 

         エ~~~~~~~ル


    ・・      ・・    ・・    ・・   
エマニュエル:・    ・・  ・  ・  ・  ・  ・  ・
         ・・    ・・    ・・ 


おなじ境遇になったエマニュエル

しかし感覚的にいいやつだったので

私は3回まででやめました

             口笛:フューフュー!

しっかし 

この

集合写真どうでしょうか

見渡す限り





ディナーのことばかり話しましたが

さて

朝8時ころから仕込みをしますが

船は倉庫や冷凍庫まで行くのに

階段が多く

忘れ物をした日には

上に行ったり

下に下がったり

移動に時間をとられてしまってなかなか肝心な

仕事がはかどらなかった事

それに

設備もゆれてもスープや

ソースがこぼれないように

いつも水平を保つように鍋釜も設計されているので

なんか使い勝手が違って

変な感じでした

そんなこんなで仕込みが終わって

さて 昼食のお時間ですが

またもや

ここでも

お時間が来たようです

ではまたお楽しみに




                      
                        

あんなこと題4話

2006年07月26日 | フランス以外でのお仕事
では 

今日はちょっと

甲板に出てみましょうかねぇ

・・・
  ・
  ・・・
    ・
    ・・・
      ・      
      ・・・
        ・
        ・・・
          ・
          ・・・
            ・   
            ・
これが2階の甲板



では

一番上に行ってみましょう

・・・
  ・
  ・・・
    ・
    ・・・
      ・
      ・・・    
        ・
        ・・・
          ・
          ・・・
            ・   
            ・
そしてちょっと後ろの景色なんて

見てみましょうか





















いいでしょー

おっ


今回はトップレスの

ご婦人はいませんね

何人かはいらっしゃるのですが

残念

ではここでみなさんにも雰囲気だけでも

扇風機ございますか?

あったらPCをごらんになっているアナタノ後ろから

扇風機を

        る
     わ     ま               
                    
   ま         わ         

   る   扇風機              
                    
    わ        る         
                   
        ま            
                    
ほーら

感じますか~~

貴女も海の上ですよー



すみません

やっぱりダメですか

ではちょっとキャフェでも








あすこにいらっしゃる方は

なんとクロードトロワグロ氏ではないですか





クロード氏:マサ いい天気だねー

私:ウイ

皆さん:・・・・・・・

クロード氏:周りの方は?

私:あ ご紹介します 私のお友達です

クロード氏:ボンジュー

皆さん:ボ ボ ボン ジュール


私:ムッシュクロード 皆 あがっているんですよ
 
 有名なシェフを前にして まあ無理も無いって感じですか

クロード氏:今晩は仕事終わったらアトラクションがあるらしいよ

私:じゃあ是非行かなくっちゃじゃあまた後で

クロード氏:ああ ボンナップレミディ ア ヴー(みなさんよい午後を)

私:メルシー ヴー オースィー (貴方も)

  みなさん行きますよー

  な~に 緊張しているんです 


  蚊取り線香でもあるまいし 

はい はい行きますよー

ではみなさん

こんなところから見てもステキでしょ



ではまた

お楽しみと言うことで

ちょっと物足りない

では

エンディング ソングを

チャララララ~~~~

ドン ドン
 
ドコ

ドン  チャ~ン(シンバル)

おいらは


ブロガー

やぁっぱりブロガー

おいらが叩けば(キーボード)

お客が来るぜ(?)

ボディーだ(体の健康を考えた料理)

ジャブだ(美味しい物を少しずつでも)

フックだ(胃にもやさしい)

珍だ(他には無い料理もあるしレンジでチン!でもOK アゴが外れるほど美味しい)

ええ~~~い面倒だ

アッパーカットだ

(美味しすぎて気絶しないように)

茶アララララ    チャ~ン(シンバル)                 

あんなこと第3話

2006年07月25日 | フランス以外でのお仕事



ジャ~~~~ン

これが

私の乗った船

クラブメッド1

海のコンコルドと呼ばれる船

エンジンの他に5本のマストで風を受け

て通常の客船よりも早い豪華客船

この船で13日間

5人のスーパーシェフのコラボレーションディナーが

繰り広げられたのです

その前に

まず

船室キャビンにご案内いたしましょう

と言っても私はアシスタントなので

とりあえず

階段を降りて

長い船の廊下を船尾の方へ

フカ

フカ

フカ

フカ


渡された鍵をドアに差込み

ここまでは

普通のホテルと一緒

ガチャ

部屋に入って左手に




テレビ付きのテーブル右手に

ドレッサールームとシャワー&トイレ

突き当たりに




ツインベッド

窓は

丸窓

そして窓の外は

海~~~~~~~~~~~~~!

キャーです

そして

テーブルには籠に盛られたフルーツとお花と焼き菓子

キャー

キャー

キャー

何度でも叫んでしまう

キャー

セレブー

すみませんつい興奮して

さて

一息ついて

その日は

お仕事が無いので

招待された私達はダイニングレストランへ

通常のディナーを頂くのですが

それでも

豪華

キャーでした

前菜からフロマージュ 

デザート

プティ フールまで

もちろんワインも

そして

食前酒には

シャンパーニュ

ただのシャンパーニュじゃありません

ロゼ シャンパーニュこれが

美味しいんです
                               
       |。。。|                 
       |。。。|                      
       |。  |                    
       |。  |                       
       |。  |                     
       |。  |
       |   | 
        | | 
         ¥                       
         ∥                         
         ∥                    
         ∥              
         ∥ 
         ∥    
         ∥
    ーー>><<--   

           シュ(ポ~~~ンは厳禁)

あくまでセレブ

シュビ

シュビ

シュバ

シュババ

ジュワ~~~~~

ってな具合で

ここでも

キャー

アー夢見心地

思えば虎の穴(トラマ)で

苦労した甲斐があったってーもんじゃあありあせんか

ねぇ~

そしてお腹も満足して部屋に帰って

シャワーを浴びテレビを見て

さて そろそろ寝ましょうか

ゴロ~~~ン

気もてェ~~~~

ボンニュイ

ボンニュイ









ん~~~~~~

興奮して

寝れない

とニヤニヤしながらベッドの上で

ヒツジが一匹

ヒツジが二匹

ヒツジは美味しい

ヒツジは最高









朝を迎えねむい眼を擦りながら

最上階にあるキャフェレストランへ行き

席につけばギャルソンが来て

ギャルソン:ボンジュー シェフ 良く眠れましたか?

私:ウイ(シェフ?シェフ?俺シェフ いい~~~ねぇ~~その響きもう一回言って)

ギャルソン:シェフ何を飲まれますか?キャフェオレ、オレンジジュース、それともミネラルウォーター?

私:キャフェを

ギャルソン:ダコー(分かりました)

私:(キャーセレブ~~~)

そしてヴァイキング形式の朝食を摂り

お仕事に

きょうはこれまで

実は二回も長文消してしまっていますのでここまでがやっとです。

あんなこと第2話

2006年07月22日 | フランス以外でのお仕事
さて 私と私の師ミッシェルトラマ氏との喧嘩の後の

イベントとは


















・・・・・・
     ・
     ・ 
     ・
     ・
・・・・・・











フランスのグルメガイド

ゴーエミヨー誌とクラブメッドによる

croisiere「クロワジエール」{船旅}

ノルマンディー ルアーヴル~ニューヨーク14日間グルメツアー!

フランスを代表する5人のシェフの競演

マーク エーベルラン     三つ星

ジャンミッシェル ローラン  三ツ星

クロード トロワグロ     三ツ星

ミッシェル トラマ      二つ星

ジャンピエール ビガト    二つ星

のグランシェフ達と各アシスタント




そして2人のワイン専門家と

シャンパーニュのモエシャンドン社長婦人

フォアグラやトリュフの輸出業者のルジェ氏

などの豪華メンバー



さて

当日はオヤジの息子のドミニックが飛行場まで車で

送ってくれこれまた

国内線 初体験

プロペラ機でパリに向かうのですが

飛行機のお尻のほうが下がったまま飛び

着陸するまでほとんど平行飛行はしておらず

また着陸する時の急降下に似た着陸には

ジェットコースターのようでスリル満点

先にパリに着いているマダムと

思い出のサンラザール駅で待ち合わせ

なんか

サンラザールでマダムと待ち合わせなんて

オシャレでいかにもBGMが流れてきそうで


ダバダー 

ダバダー

ダバダ~~~~って感じ

そして目指すはルアーブル港


つつ”く

あんなこと第一話

2006年07月19日 | フランス以外でのお仕事
私のブログのタイトル

「あんなこと こんなこと」



あんなにあたる部分とでも申しましょうか

私がフランス滞在中

楽しい事 つらいこと 悲しいこと

色々ありました

その中でも

結構 むちゃなと言うか

普通ですと絶対に無い事をしました。

私がフランスで修行してもうすぐ3年にもなろうかと言う時に

私の感性にピッタリの料理を楽しませるレストラン

l’Aubergade[ローベルガード]

ミッシェル トラマ氏がシェフ パトロン(オーナーシェフ)

もちろん私の料理の師

そのレストランには日本人の料理人が平均4~5人は働いておりました

ですのでフランス人の料理人と

いつも細かい所でもめごとがありましたが

私はパティシェでちょっと離れた場所に居たので

あまりそういったことが少なくて済みましたが

ある日 いつものように

都合の悪いことを日本人のせいにして

フランス人の料理人が師に過大に言って

師がなんやらかんやら

寮に帰り日本人達の話を聞けば

やはり差別的な弱い物いじめ

次の日にオヤジに私が呼ばれ

日本人達に言ってくれとあれこれ

事情を聞いて知っている私は

なんと

「ノン ノン シェフ 悪いのはフランス人のキュイジニエですよ」と

それから オヤジ(師)と

言い合い

はっきり言ってお互い譲らず

ムカーッ ときて



「やめてやる!」と言っちゃた

オヤジも

「お前がそういうのなら ちょっと書く物貸せ!」といって

メモに なんやらかんやらの 

フランス語を書いて私に渡し

「シャルシェ ディコ」(辞書で探せ!)と

その場を去っていきましたが

帰ってからメモを見ましたが

はっきり言って興奮状態で書いたので

汚い字で読めませんでしたから

調べられませんでした ははー

事の始まりはフランス人のキュイジニエと

日本人のキュイジニエの問題が

いつしか

私とオヤジの喧嘩に

私が「やめる」と言い出してから

来るは 

来るは

まず

メートルドテルのフィリップが

フィリップ:「マサ本当にやめるのか 思い直せないか?」


私:俺は悪くないし 日本人達も悪くないのにシェフが勘違いしてる!

フィリップ:わかる 解る でもなにも やめなくても それに
 
      この後の(イベント)あれどうするんだ?

私:知らない シェフが勘違いだったと言うまでは
  (いいのかよ そんなこといって)

そして 次に

従業員全員から恐れられ向かうところ敵無しの

マリーズ(魔リーズ)こと

マダム トラマ

マダム:テャン マサ 貴方本当にやめるの?
   
    末っ子のクリストファーもマサの事気に入っているし・・・・

私:ウイ メー(だけどー)
  (はっきり言って お ど ろ き マダムがわざわざ)

そして 洗い場係からホテルのメナージェ ソムリエ 

息子のドミニクまで

 
朝はオヤジも私もお互いに目も合わさず

問題を起こしたフランス人 日本人達も 閉口して逆に気を使い

「どうするんだ どうするんだ?」と

だったら問題起こすなよと思っていました

サーヴィスの時間にいやおう無しにオヤジとは顔を合わし

言葉も交わさなければならないのに

お互い まあなんと よそよそしかったこと

オヤジの態度や顔を見るとなんか意地を張っているのがかわいそうになってきて

サーヴィスの最中に師の横に行き

私:シェフ

オヤジ:(聞こえているのに聞こえない振りで)パトリック!3番テーブルやっているか?

などと言っているし

私:シェフー やめるの やめましたから 

 と言って仕事のつつ”きをするためにパティシェにもどる時に

 オヤジは真剣に料理を盛り付ける顔で目は

 こころなしかウレシそうだったのは見逃しませんでした

そして

その1週間後に控えたあることとは

ちょっとだけ

見せちゃいましょうか






















さて

ここは

どこでしょう?