ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

カニのクリーム煮 クレープ ファルシ

2005年10月26日 | メニュー紹介
秋になったら食べたくなるメニューの一つに

カニ

クリーム煮 

クレープ

この三つを一つにまとめた

かにのクリーム煮 クレープファルシ

オニオンとキャロットマッシュルームを
炒めカニ肉を加えホワイトソースで和えて
甘くないクレープで
包み込みました

クレープを切ると中には
ホワイトソースにからまった
カニと野菜が
立ち昇るゆげと共に
美味しさを隠せずにいますよ

ケチャップで和えたパスタを下に敷いて
クレープファルシをのせても

ドレッシングで軽く和えたサラダを添えても

カリフラワーやブロッコリーをゆでて
バターで和えたものを添えたりしても
お洒落で美味しく召し上がれると思います

1個 ¥250(税込み)
電子レンジで1分ほどラップをせずに温めてお召し上がり下さい。

クレープはお好み焼き?

2005年10月26日 | シェフのコラム
寒い日
パリの街角のクレープリーで
マロンクリームを塗って
アーモンドスライスを散らした充実の美味しさのクレープを
紙でくるっと巻いてもらって
熱々焼きたてを頬張りながら
ぶらぶらと公園など散歩すると
なんか幸せになってしまうのは
私だけではないはず

クレープにはいろいろの思い出があります

ノルマンディーのフランクの実家で
家族が集まってクレープディナー
クレープにはきまって
カルバドス特産の林檎から作った
シードルが用意され
山の様に焼かれたクレープを
めいめいがお皿に取り

前菜に目玉焼きをのせて
サラダを添えたクレープを食べて

メインディッシュに
フライパンでソテーしたソーセージを
一本巻いてマスタードを付けながら
食べて

デザートは
同じクレープに
テーブルにグラニュー糖
イチゴジャム ママレード
ルバーブのジャムなどが並べられ
各々好きなジャムを付けて食べました。

アジャンのレストランローベルガードで
働いて間もない頃
シェフパトロンのミッシェルトラマ氏の娘宅で
やっぱり家族でクレープパーティー
この時はさすがに
飛ぶ鳥落とす勢いのシェフを前に
「こんな席に俺居ていいの?」と
クレープの味も解らないほど
緊張していました。

また
サーヴィスで働いていた
エレーヌのお母さんが
ブルターニュ地方から出てきて一緒に
ブルターニュ産のバターをわざわざ持ってきて
エレーヌの寮のキッチンで
焼いてくれたクレープは
焼きたてのクレープの表面に
バターを上から塗って
お砂糖をかけるだけのシンプルな
クレープだったのですが
これがまた
美味しいのなんのって
その時のクレープの味は
忘れがたい思い出になっています

薄く焼かれたクレープの表面が
サクッとしていてもっちりした生地に
風味豊かなブルターニュ産の
バターがお砂糖とあいまって
口の中で

サクッ もちっ ふわー の連続
涙が出るほど美味しかったー!

そんなわけで
フランス人にとって
クレープはお好み焼きのような食べ物になっています。

私の焼くクレープには
こんな思い出が焼き込まれているのです。

ディジョン

2005年10月26日 | シェフのコラム
ブルゴーニュ地方ディジョン市

ワイン好きでなくても
 
この地方のワインの名前は知っているはず
 
ジュブレーシャンベルタン
シャブリ
ボジョレー
サンセール
シャサーニュ モンラシェ・・・・

挙げれば限がありません

そして
クレーム ド カシス
これはカシスのリキュールで

ワイングラスに少量入れて
辛口の白ワインを注げば

キールと言うロゼ色の食前酒になるのです
私がパリのアパートにいる時に
友人とよくこのクレームドカシスを
愛用していました と 言うのも
安物のあまり美味しくないワインも
美味しく飲めてしまうので
重宝しておりました。

 食に関しても エスカルゴをはじめ
牛肉のブルギニオン(煮込み料理)
ジャンボン ペルシエ(ハムのゼリー寄せパセリ風味)
ウサギの煮込みなど美味しいものが 
沢山あります

 それに
特産品のディジョンマスタード!
絶品です
やっぱり野沢菜食べるなら野沢へ行って食べるのが
一番美味しいのと同じで

ディジョンで食べたマスタードは
同じメーカーのマスタードでも
ほかのフランスの地方で食べた時より
数段美味しく感じました!


そこの4人
寒いの?考えてるの?えらそうに腕組んじゃって
何で料理人て写真撮る時に腕を組んでいるのディジョン?