ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

お役に立てれば

2006年08月26日 | シェフ直伝プロの技
レアールには

味の良い 

アジの南蛮漬けもあります


アジさんが言いました

アジ:シェフ  シェフは南フランスでも働いていたんでしょ

シェフ:そうですよアジさん

アジ:じゃあ南仏風のお魚料理もできるんでしょ

シェフ:ウイ

アジ:それじゃあ私も南仏風のお料理にしてくれる?

シェフ:・・・・・・・・・・

アジ:どうして黙っているの?

シェフ:お お お お客様が

アジ:お客様が?

























シェフ:お客様がレアールさんの南蛮漬け最高だからやめないでね って

アジ:だからメニューカードに南仏風になれなかった南蛮漬けって書いてあるのね

シェフ:ごめんアジさん 南という字だけは残したんで許してください~~~


っと

言う訳でここで

アジさんの下ごしらえをご紹介いたします

スーパーなんかで小さなアジさんを見て

南蛮漬けなんかいいわよねーだけど下ごしらえがねぇー 今度にしよっと

とか

思った方いらっしゃいませんか?

そう 

あなたやっぱり

えっ

貴女も





















ではここで下ごしらえの達人 

レアールシェフに教えてもらいましょう

すでにご存知の方は

何いってんのよと言ってだまってご覧下さい

では




まずここに3ケースのアジさん達がいます


ここに取り出しましたのは骨抜き



私の場合みぎがわにあるちょっと斜めになった骨抜きが好みなので

これでやってみたいと思います


アジさんどうぞ



時計は



ではまずお腹を上にしてえらの部分に骨抜きをいれます





頭側のエラを挟んで


尻尾の方に引きます

ほーらエラとムナビレ 内臓が一緒に取れるでしょ



写真がぼやけてしまいましたが多めに見てやってください

そしてこうなりました


そして時計を見ると約40分






アジなことしたと

褒めてやってください

これ使えると思った方は

ポチっと







って ランキングに参加していなかった


あんなこと第8話

2006年08月24日 | フランス以外でのお仕事
クロワジエール(航海)も大詰になってきました

いろいろなアトラクションがある中で

こんな事もありました

仕事を終え

いつもアトラクションをやっているホールに行くと

みんなが仮想して音楽に合わせて踊っているではないですか

クルーもお客様もそして

グランシェフ達までも

呆然としていた私にクルーの女性二人が

マサ 彼方も一緒に!と声を掛けられ手を引かれながら舞台の裏にある

衣装部屋に連れ込まれ

あれこれ着せられ

おまけに化粧まで

ワ~~~~!私








になってきた

まるで



これで

ダンス 


ダンス


ダンス

 
気が付けば

グルメガイド ゴーエミヨーの

なんとクリスチャンミヨー氏が主宰のイベントで

氏がマイクを持って

発表します

3位は>>>>>>さん

2位は>>>>>>さん

そして1位のモエシャンドンのシャンパーニュ一本プレゼントは

ジャポネのマサに決定!

えっ



え~~~~~~

俺~~~~

じゃない

私~~~

と言うわけで

一番最後に参加して

一番美味しい所を頂きました

また

こんなことも

グランシェフとも気兼ね無く話せるようになってから

ムッシュ クロード トロワグロとも仲良くしてもらい

レストラントロワグロの本を頂くことができました

またその見開きには

クロード氏が一言コメントとサインをしてくれました




そのコメントとは

le chef a che

(シェフからシェフへ)

 感激!

そして

航海13日目

ディナーを無事に終え

船のアトラクションも今夜は無し

ディスコも無し

カジノも無しということで

唯一

船尾にあるピアノバーに乗員乗客が集まりました

船のクルーとお客さんの一行を

クラブメッドではヴィラージュ 一つの村と例えていまして

そのヴィラージュの村長を務めるクラブメッドのクルーここでは村長としておきましょう

その村長がお客様を生演奏で歌わせて楽しませ

私の師

ミッシェルトラマ氏も例外ではなく歌わされまして

当時 カラオケはフランスには無く

歌いなれていないフランス人も数多く

師もその一人

しかし さすが師 

頭がいいというか

気転が利くといったらいいのでしょうか

タイトルは知らないのですが

ジェームス ブラウンの歌ったピアノの伴奏ばかりで

たまに

ジェームス ブラウンが叫ぶような歌い方の

>>>>>ディスイズ マンズ ワールド>>>>>>>

>>>>>ナッシング>>>>ナッシング>>>>



と早口で歌っているような曲 ご存じないでしょうか


これで ごまかすんです

さすが師

とおもっていました

村長が私にチラッと目を

私・・・・・・・・やな予感

村長:今晩はー 特別なゲストがー


私:(特別って 特別)


村長:ここにー来ています

っと言いながら私のほうへ向かってくるではないですか

私:(引きつっています)

村長:日本からわざわざー>>>>


私:(出たーやっぱり)


村長:歌ってもらいましょう日本の歌

私:あのー日本の歌を歌ってもみなさんわからないでしょうから

  といって

その前に以前書いた




『ん 横浜金縄?』のタイトルをお読みいただいたでしょうか

まだの方はこちらをご覧頂いてください

http://blog.goo.ne.jp/leshalles/m/200509


このときの約束を守るべき

ノルマンディーで働き始めて以来

必死で覚えた

マイウエイ

フランス語でcomme d’habitudeコム ダビチュード

いつものように

これをピアノの伴奏で




ジュムレーヴ  エジュ トゥ ブスキュール

チュ ヌ チュレイヴェイ パ

コム ダビチューダ~~~~~

スゥール トワ ジュ ルモン ル ドワ 

などと

カラオケで鍛えたこの声で

歌ってきました日本男児

ジャジャ~~~ン

日本語で歌うと思っていたのか

まさかフランスのシャンソンをと思ったのか

全員総立ち

私の師は駆け寄り

マイクを取りなんか興奮してお客さんに言っていました

気持ち良かった~~~~~~!

翌朝からすれ違う人みんな

私の名前で呼んでくれ

歌が良かった事を褒めてくれました

つつ゛く

Assortiment des furuits”フルーツの盛り合わせ

2006年08月18日 | シェフ直伝プロの技


季節柄フルーツを食卓にうれしいですね

お客様よりご予約がありまして

こんな風に盛ってみました





ここでちょっと

『お役に立てれば 』

まず

メロンがあります十二分の一


それをさらに二分の一


それをさらに斜めに二分の一にカット


安定させるために底に当たる部分をそぎ落とします


甘い果肉の部分に切り込みを入れます


先にそぎ落とした皮の部分を切り込みに挟んで
いかがでしょう


次に柑橘系

ここではグレープフルーツで

四分の一にカットして中心を切り落として置きます


さらに二分の一にカットして


果肉の部分に切り込みを入れます


皮と果肉の間にある渋皮の部分を取り除きます






皮の部分に3~4本の切り込みを入れます皮を巻き込むと


いかがでしょう

えっ

爪が・・・・

あっ

こ こ これは

これは包丁とぎと野菜の渋で落ちないのです

不潔にしているのではありませ~~~~ん

ちょっとミントなんて添えちゃってみましょうか









ウフッ

では小さめのパイナップルを使ってオーソドックスな感じで

パイナップル八分の一をさらに


二分の一にして皮を剥き芯を取ります



黒いくぼみを取ります

こんな風に




もう一つは芯と皮はつけたままで



果肉を切り離し一センチ幅でかっとして



先の皮と芯の器をかぶせて起こします


果肉を互い違いにして



果肉だけのパイナップルは斜めにカットして


器に盛り付ければ



キャー

す~~~~


て~~~~


き~~~~


こんなリアクションブログならではですね

料理講習なんかで

公衆の前でやったら

ひかれますね

それとも

魅かれるかな

それとも

光れるかも

おまけで

メロンちゃんもこんな風に





これを盛り付ければ























お~~~~~~

豪華~~~~~

ご自宅でフルーツをする時には

あらかじめカッティングしておきバットに並べて冷やしておくのが

味噌じゃなかった

ポイント

それと

色合い

明るい色のフルーツには黒っぽい物を

黒っぽい色合いには明るい色合いの物を

パイナップルのように黄色い物には緑と赤を

優しいシェフには

KOWAII妻を?

んっ 何か違う

たとえば

一番上の写真のパイナップルには

パイナップルの葉っぱをカットして差し込んであります

これに赤いグロゼイユなんか上にあったら

おー

ファンタスティック



同窓会

2006年08月16日 | オードブル

久々の更新です

なぜかといえば

こんな事があったのです

ちょっと覗いてみましょう


ワイワイガヤガヤ

おーステファン元気だったかー?

やあ ヴァンサン少し痩せたんでねーけー


パトリック:そんじゃ皆 今日は同窓会と言うことで皆帰省しての同窓会と言うことで 乾~~~~杯

っあ~~~~~~うめ~~~~~~

さあ食べまっし今日はレアールのシェフにオードヴル頼んでちょっと豪勢に行こうと思って

<https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/b1/2c23631c74e17ed184441235d090e197.jpg">


うまー

これ最高~~!

いける いける

でーりゃ うめーがや

よろしおまんがなー

セ トレ ボン


パトリック:おいヴァンサンおまえの方はどうだ?

ヴァンサン:まだ未だに 営業さ東京ってシビアだからなーなかなか厳しいサ まだ使いっ津走りでサ 仕方ないジャン

パトリック:おまえすっかり東京弁になったんけー ヴェロニックはどうーよ

ヴェロニック:ウチカテ あきまへん いまでも丁稚奉公と同じでっせ

パトリック:ヴェロニックもすっかり関西弁けー アルノーお前は?

アルノー:おいドンも同じですばい うだつが上がらんバイ

パトリック:あや~ お前も九州弁達者になっただけ けーステファンお前は?


ステファン:わしかて 同じだがやー おみゃ~な~に とろっくさいことやっとんだがや~ た~ け~(タワケ)

パトリック:ステファン たっだ名古屋弁やジー←(小松弁)マリーズあんたんとこは?(これもこちらでは君は彼方はで使います)




















マリーズ:モア オーシ パ ザ アンコー コム アプランティー アン
     {私も同じ まだ未だに見習いと同じって所  ョ)

パトリック:マリーズもすっかりフランス語弁けー まあいいやぜんぜん解らんわー

<https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/de/cd9a8024eaf0b15339c96ec8e0bbedaf.jpg">






ま食えやーどれもこれも うめーなー

ステファン:で~りゃ~うめ~がや なんだこれ?

パトリック:それブリカマのコンフィだってレアールシェフが出世魚のブリで皆に早く出世して 会社や上司や世間をブリブリいわせるような人間になれって意味じゃない 粋だよなー

ヴァンサン:そうかー俺たちも 日本海に落ちる雷のように(この雷をブリ起こしと言います)ピカッと なあ皆

パトリック:すでにアルノーは頭が光ってるけど

アルノー:ばってん これからばい

パトリック:ヨッシャーそれじゃ 皆出世するようにもう一度乾~~~~杯!


一同:乾~~~~~~~~~~~~~~~~杯
        (サンテ~~~~~~~~~)


っと言うわけで

楽しい

美味しい

騒がしい

同窓会になったと思います

皆さんも何かの集まりには

レアールのオードヴルを頼んでみませんか

きっとシェフが気を利かせてくれるはず


セ シュール!(その通り)

ありがとうマリーズ


あんなこと第7話

2006年08月07日 | フランス以外でのお仕事
ノルマンディーはルアーブル港を出てから

一度この国に



いくら大きな船であまり揺れを感じないといっても

無意識のうちにバランスをとっていたのでしょう

陸に上がり

歩いてみると

ふら ~~~

   ふら~~~

ふら~~~


   ふら~~

ん~~なんか変な感じ

トロワグロのアシスタントのエマニュエルと

街を散策


彼はその当時ポルトガルの通貨である

手持ちのイシクドをフランに銀行に両替に行ってから





再び

乗船そして目指すは

ニューヨーク



船は海に浮かぶリゾートホテルのようなもの

リゾートホテルと違う点は

周りが海なのでホテルの中だけで過ごさなければならないこと

ですので

いくら大きな船に沢山のお客さん達が乗っていても

14日間の間に何回顔を合わせたことでしょう

みんな暇なのでウロウロ

ですので一日の初めにお会いした時に

ボンジュー

私も皆も

うろうろ

こうして何回もすれ違って

ボンジューと言うわけでもなく

お互い

ニヤッと笑顔ですれ違うのですが

心の中では

また合った あの人も この人も

ニヤ 

ニヤ

ニヤ

皆楽しくて笑っているのか

イヤになって笑っているのか

日中の笑顔は太陽がまぶしくて

目を細めるので

ニヤっと笑っているかのように見えます

ここで

皆様に

ファンサーヴィス

この人はまぶしいのでしょうか

それとも・・

作り笑い?

ではどうぞ

















・・・
・・・



若き頃の







かなり若いです

えっ

今とそう変わらない?

まだ

実物にお会いになっていない方は

是非

ご来店下さい

とびっきりの笑顔でお迎えいたします

また

お買い上げ金額が多いほど

この笑顔に

磨きがかかります


つつ"く 

あんなこと第6話

2006年08月02日 | フランス以外でのお仕事


パッセ ア ターブル(席に着いてー)

午前中の仕込みを終えた私達は

クラブメッド1のシンボルである

5本のマストの

後ろから2番目くらいのところのデッキで昼食を摂ったのですが

想像してください

天気はこの写真のように

快晴

爽やかな私の様な風

サンサンと輝く私みたいな太陽

えっ

消えろ?

あらん どろん と 消えちゃうの

太陽がいっぱいなのに?

まあいいでしょう

お話つつ"けましょう

船の床は滑らないようになっていて

丁度

レストランのテラスのような感じでしょうか

そこにテーブルが並べられ

白いクロスとお皿やフォークがセットされていて

そして日よけの

白い大きなパラソル

私達は仕事柄

白いコックコート(ベスト ド キュイジーヌ)を着ているので

太陽の光が反射して眩しいのなんのって

そして

向こうは青い海でしょ

青と白の世界とでもいいましょうか

それだけで

ニヤッとしてしまいます

そしてテーブルに置かれた飲み物は

赤、白ワインにビールにミネラルウォーター

席に着くと

ギャルソンが笑顔で

ギャルソン:シェフ 今日は何を飲みますか?

      ワイン?それともビールを?

私:まずービールかな?

と言うと

トク

トク

トク

ジュウワー

とサーヴしてくれるのです

キャー

セレブー!

ちあわせ!

そして各々がブッフェに行って

好きな料理を取ってきて

食べるんですよ

そして

食べ終わったら

ディナーの始まる前まで

休憩

プールで泳ぐもよし

体を焼いてもよし

昼寝をするもよし

なんて贅沢なんでしょ

そして

またディナーのサーヴィスタイムが終わって

お疲れ様の後は

毎日 お楽しみのイベントがあって

船のクルーとお客様がまるで学芸会のように

歌えや踊れで

ゲームがあったりで盛り上がり

隣接したバーカウンターでは

私達はシャンパーニュも飲み放題






アトラクションが終わったら

まだ疲れていない人達が

船の一番下にある

ディスコへと繰り出すのです






ナイト 

フィバー

ナイト

フィバ~~~~~



ダンス 

ダンス

ディスコ

クイ~~~~ン

ってなもんで

私も昔とった





つ”



ってやつで

イイェーイ

ダンスマシーン!

(ここだけの話 皆 踊り はっきり言って 屁 田)

踊りー

疲れたー

ディスコのー帰り

・・・・・・

東京でー生まれたー

男がー

海でー

幸せだなって

思ったらー

笑えて来た~~~~




ちなみに

毎日

ディナーの前の食事は

お客様達にお出しするコースと

ワインを食べてから









贅沢~~~~!

では

では

つつ"く