ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

募金帽とガーターベルト

2006年02月28日 | シェフのコラム
ディナーもそろそろ

デザートにさしかかろうという頃

午前2時を回っていたように思います
(飲んで踊ってかなりアルコールが毛細血管まで回っていたので)

舞台の上には新郎新婦

そして 

帽子を逆さまに持ったフランクの友人

司会者がなにやら言って

キャティに掛け声をかけると

なんとキャティーがウエディングドレスをたくし上げているではないですか

そしてストッキングを止める

黒いヘアーバンドみたいなゴムを片足に通し

そのベルトを両手で持ちながらしばらくすると

司会者が

コンビアン オー(いくつ上?)

コンビアン ドスゥー(いくつ下?)と言いながら

集まった人たちに声をかけ

男性陣は上にベルトを上げたいがために20フラン 30フランと

客席を帽子を逆さまに持って回る友人に渡し



女性陣はそうはさせるかと20フラン 30フランと

帽子を持って回る友人に声を掛けてはどんどん

帽子の中にはお金が貯まる仕組みで

けっきょくそのベルトは最後にお金を募金した人が

記念にもらえるのです

そして集まったお金は二人の

ご祝儀になったのです。




チークタイムパート2

2006年02月28日 | シェフのコラム
そして

おじいちゃんも

おばあちゃんも

おとうさんも

おかあさんも

おにいちゃんも

おねえちゃんも

こどもも

いとこも

私も

みんなでチークタイム

踊りながら

時々相手を替えて

シャルウイ ダンス ダンス  ダンス

テーブルに戻っては

飲み

食べ

みんな笑顔で

絶好調

ここーで

一発







ってな具合でした

チークタイム

2006年02月27日 | シェフのコラム
フランクとキャティーの披露宴が始まり

シャンパンを飲み

アントレ(前菜)を食べ

ポワソン(魚料理)を食べとディナーが進むに従い

次の食事の間にいろいろなパフォーマンスがある中で

フランクとキャティーがBGMに合わせて

チークダンスをしながらみんなのテーブルを周り

皆にお祝いの言葉をかけてもらって

ひょうきんなフランクも

マシンガントークのキャトリーヌも照れくさそうでした

ちなみにフランクはフランス人にはめずらしく

踊りが上手く何時もフェット(イベント)ではジルバを

キャティーと踊るのが定番!

みんなの注目を私と分け合っておりました?

テーブルセティング

2006年02月25日 | シェフのコラム
さて 自分の席を探してウロウロとしていると

フランク:テャン マサ トワ イシ ラ
     (マサおまえここだよ)

と 声を掛けてくれた席は

フランクとキャティの向かいの席

テーブルにはフォークナイフ ワイングラスが並べられ

お皿の上には

さも”今宵はどうぞ二人のために楽しんでクダサイ”とでも言いそうな

ギャルソンのベストの様に折った厚手の紙ナフキンが置かれ

その右上の方には

レースで包まれたアーモンドのお菓子「ドラジェ」

ドラジェはアーモンドを砂糖でコーティングしたもので

周りの砂糖は以外に硬く甘いだけで美味しさよりも

見た目の綺麗さで勝負と言った感じです。

日本の披露宴ではテーブルクロスは布です!

クロスだから布は当たり前でした

フランクとキャティ達の披露宴のテーブルには紙でした

ビストロみたいでしょ

こんな手作りの披露宴は田舎ならでは

さてここまできてやっと席に着きましたが

会場はまだ足元がひんやりしていて

昔 小学校の寒い日

体育館に入った時のような空気を思い出しました

サブレ ダマンド

2006年02月22日 | メニュー紹介
sabule d’amande
サブレ ダマンド 
 
基本のアーモンドサブレです

アーモンドと言うとアジャンにあるローベルガードに

働いていた時の寮の前に

アーモンドの木が一本ありました

大きな青梅をラグビーボールのような形にした楕円形をしていて

その果肉を取り除き中にこれまた

モモの種のような形をした種があり

それを割ってみるとみなさんが知っている

アーモンドが入っています

茶色の渋皮を取り除くと

乳白色のアーモンドが顔を出します

生のアーモンドはなかなか美味しいもので

木の実のミルクといった感じでした

私がこのサブレを作るときには

なぜか

その寮の前に生えていたアーモンドの樹を思い出すのです。

1袋 ¥300(税込)

お陰さまで200タイトル突破

2006年02月22日 | シェフのコラム
このブログを初めて早 200タイトルを突破いたしました

アンコワ ヤーブル(信じられない)

ケスク ジュ ヴーディール メルシエモン
(なんてお礼をいったら言いのでしょう)

始めた頃は真面目に書き込み

いつのまにか気が付けば方向が変わったような気がいたします

日ごとにアクセス数も増え

途中からご覧になった方は

「この人 変な人!」と思われるのではないでしょうか

私の書き込みで フランスの空気 文化 友人、知人 

お店 料理の香り味 健康 その他を少しでも感じて頂ければ幸いです

これからも食を通していろいろなエピソードを

ご紹介いたしたいと考えております

皆様のコメントもハゲミニ(そういえばちょっと薄くなったような?)

なりますお気軽にコメント頂ければ幸いですどうぞよろしく

お願いいたいます

続トリュフ物語1

2006年02月21日 | メニュー紹介


トリュフカップ

最終仕込み

PK戦になりました

ヴァレンタイン前にお召し上がりになったお客様

また

レアールのトリュフを

ヴァレンタインに義理でも本命でも

どちらでもここはいいですが

もらって

その味にリピーターになった男性も

いまだにトリュフをお求めになっている為

追加いたしました


フランス修行のたまもの

2006年02月19日 | シェフのコラム
皿洗い

アイロンがけ

縫い物

ゴミ捨て

何でも一応こなせるようになったのも

フランスでの修行時代の賜物でしょうか

それが、今、役立っているとは

みなさんご存じないと思います




巷ではメイド喫茶なるものが流行していると知りました

私の家でもそんな傾向が見られるようで

妻はヒップホップ系の

「HOME MADE家族」の

ライブチケットを先行予約でゲット出来たと

拳を上げ

「やったーイイェーイ」と

雄叫びのように歓喜をあげ



私はと言えば


家族の為に


ホームで


メイドを


致しております。

席探し

2006年02月17日 | シェフのコラム
披露宴の会場に入って

初めにすることは

自分の席探し

皆でぐるぐる

会場の雰囲気をい見ていただければわかるでしょ

保育所とかの遊技場そのものですねー

ちなみに

新郎新婦は私の座った斜め前で皆と一緒になって

並んで 

とってもフレンドリーでした

マスタード

2006年02月16日 | シェフのコラム
フランスはディジョン

ブルゴーニュ地方の町で世界的に有名なのは

「マスタード」

フランス語でムータールド(発音は最後のルドはのどの奥で聞こえずとも言っているかのようにして ムーター と言います)

初めてこのマスタードを口にしたとき

”なんて美味しいマスタードなんだーえっーおいちょっと”という感じで

はまっておりました

特に肉との相性は抜群でなんにでも使っておりました

そして ディジョンに働くようになってまた

いつもの様に口にしたとき

”えっー 何で ディジョンに来るとこんなに美味しいのー”と

さらに感激しました

ディジョンの街をあるいてみると

お店のウインドウにエストラゴン入りやパプリカで香り付けされたものや色々な

マスタードが売られておりました

写真の左側の瓶がディジョン産で 右の陶器の瓶はモー地方の物なので参考までに

一般にポメリーのマスタードと言います

お皿にある粒がマスタードシードです

ディジョンマスタードは練りからしをもっとクリーミーにした感じで

旨味があるのです 

ちなみにポメリーのマスタードは刺激が少ないタイプでマイルドな味です

私は料理法によってブレンドしたりして使っております

ポメリーのマスタードのマイルドさとディジョンの辛味をあわせると

ポメリーの粒マスタードのプチプチ感をかんじながらちょっとピリッと

するところがなかなかいい味をだして美味しいんです

どちらもケチャップやウスターソースに混ぜたり

煮込み料理に添えたり 混ぜたりと料理にバリエーションを与えてくれます

こんなとこでどーディジョン