ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

見つかっつまった!!!

2010年04月05日 | フランスこぼれ話
マダム マドモアゼル アンド ムッシュー

ボンジュール♪

サヴァビヤ~ン

先日お見えになったお客様(気絶するほどvol.6 出演者)より

シェフのブログ3日かけて読破しましたよー

フランスの修行時代の所がよかったっすよねー

とお褒め頂きました

そして うちの魔 陀~無も

最近 シェフのブログ アホなことばっかりだから

また フランスネタ書いてみたら―と言いながら

昔の写真のアルバムを見ながら言っていたんです

「ねえ シェフ これって何処で働いていた時の写真?」とか

「この料理どこのレストランで働いていた時の料理?」などと・・・・

どのうちこんな写真を見つけてしまいまして

私としてはプチ ドキッ!

しかし魔 陀~無

「いや~だ~誰これ?」





私「あ~それ サントロぺで働いていた時のギャルソンのお姉ちゃんのコリンヌって言う子

仲が良かったんだ それ サントロぺを上がる時の打ち上げの飲み会ってところかなー」





そして

見つかっつまったのは

おおっと その前に

男性の方 は お分りになるとおもいますが

昔 Hな写真とか 昔付き合っていて忘れられない彼女の写真

ベッドのマットレスの下や

鍵のかかる引き出しや

タンスの奥~~~~~の方に隠していませんでした?

見覚えがあるでしょー



見つからないように写真の後ろに二枚重ねにして

コソッと隠しておいたんです

所が

ところがです

見つかっつまったんです

二枚目を





・。






・・・




魔 陀~無:!!なに これ! アンタ!

私:・・・・・・・・・・・・・・・・・














後は・・・・・・・・・・


そう


私は











いつものように

仕置きさせて頂きます






ぐわぁ 

げぇげぇ

でもぉ ごれは げっこんまえの どぐぢんのどきぃでぇ

あぁ~~~~~~~~~~!







気絶してもらいます

ブチッ!!





























ドタッ!

ナイフと1フラン

2008年03月31日 | フランスこぼれ話


ボンジュール♪

マダム ト ムッシュー

フランスネタ 久々です

さて

先日購入したフランス文化習慣などを紹介した本を読んでいると

気になる所がございまして

それはと申しますと

今 日本でマイ箸がブームでございますが

フランス人男性はと申しますと

マイ ナイフ

ピカリ~ン

といっても切れ味は普通に食事の時に使うナイフとそう違いがございません

私が働いていたノルマンディーのレストランの

賄いではいつもジャルディニエ(庭師)のアランが

ポケットからマイナイフを取り出して皆と一緒に食べておりました

アランは食事が終わって庭の手入れをしながら

さっき食事の時に使っていたマイナイフを取り出し

小枝を削ったり

緩んだねじをちょっとまわしたり

小腹が空いたときになど

そのナイフでバゲットに切れ目を入れバターを塗り

おまけにチーズまで切り挟んでまるで

万能ナイフ

感心したものです



もう一つ

私の友人のフランクの家に遊びに行った時に

無造作に置いてあったナイフ

フランスの街を歩けばかならず何処かのウィンドウに

大きな物から小さいもの

凝った柄のナイフからハサミなどを売っている刃物屋さんがあるのですが

そういう刃物屋さんでも

一般的な安物のナイフ

私は

よく街のウインドウに飾られているやつだな

と思っていと

フランクが私に

「チャン マサ ジュ チュ ドネ サ」

(まさ それあげるよ)



使い古して別に研いでいるわけでもないたわいもないナイフ

フランクとの思い出にとありがたくもらいまして

それから何年たったでしょう

いつしかそんな事も忘れていたのですが

その買った本の文中に

フランス人男性にとってナイフは自分の証のような扱い

そして

ナイフを送られた方は友情がきれないようにと1フランを渡すのだそう

それを読んで

しまった その時はまだそんなやり取りがあるのも知らずに貰っただけだった事を

いまさなながら後悔しました

もし



フランクに渡すとしたら

やはり

ユーロなのでしょうか

やっぱり

私の中ではフランが一番にあっている気がします


ミシュラン

2007年10月10日 | フランスこぼれ話


昨今 話題になっている

料理グルメガイドのミシュラン

私がフランスで修行していたレストランにも

このミシュランの調査員が来ました

どう言ったらいいのでしょう

各業界にもいらっしゃるとは思いますが

調査員特有の空気というか

匂いというか

おのずとかもし出しています

男性一人で食事していたり

料理を尋ねるにしても普通のお客様と違った目線で尋ねてきたり

ちょっと変わったオーダーしてきたりとか

しかし

お店側もそんなお客様に

ピ~~ンと感じて

「?あれ??ミシュラン?」ってな感じで

まずギャルソンがメートルドテル(支給長)

メートルドテルがパトロン(経営者)やシェフに

シェフがキュイジニエ(料理人)やパティシェにと

伝わり

厳格なサービスがおこなわれます

それは次の年に発行されるガイドで点数が増えるか減るか

お店の経営にかかってくるのです

ちなみに

それらしきお客様(仮にミシュランじゃなくっても)

絶対満足させたると

気合いの入ったサーヴィスを受けられます

そこに居合わせたお客様は残念ながら

そっちのけ?   の事もあるかも 

あったかも
















あった


まあそんなんで

レストランの死活を賭けたサービスをまのあたりに体験したのですが

セゾン(シーズン)を終えた私は

パリに上がり先輩のアパートに転がり込むと

他の地方にやはり私と同じように

☆付きのレストランで働いていた同僚も合流することがあります

ふとあるとき

同僚のキュイジニエとテレビを見ていると

お笑いの番組がありまして

レストランにおけるミシュランの調査員の事を

題材にしておりまして内容はというと

ある

レストランの厨房とホールの所で

なにやらシェフとギャルソンが話しをしております

ちょっと聴いてみましょう

ギャルソン:シェフ シェフ!どうも初めてのお客さんにしては妙な方がいるんです

シェフ:奇妙? どういう風に

ギャルソン:それがどうも調査員の様な~

シェフ:なんの調査員だ?




ギャルソン:料理ガイドのミシュラン

シェフ:えっ~まさか

ギャルソン:いや間違いないです

シェフ:でも ミシュランって何でわかる

ギャルソン:雰囲気が漂っているんです

シェフ:んんんな 馬鹿な~

ギャルソン:ホントですって


と言って

テレビの画面が

お客様のテーブルに移り

そこに居たお客様とは























ミシュランのマスコット

ビバンダム!!!!

これには

私も同僚も腹を抱えて笑いました

レアールもミシュランの調査員が

来ないですねレストランガイドですから

しかし

私くし

ミシランお客様がいらしたら

ミシュランだと思って接客しております

ちなみに

ミシランあなたとミシランあなたをつなぐ

レアール恒例立ち飲みバール

10月27日(土曜日)

いつもの

8時45分に開催いたします。

今年最後の収穫

2007年10月02日 | フランスこぼれ話
ボンジュール♪

皆様

好評のガーリックオリーヴオイルバジル風味



このオイルでお料理なさった貴女

いかがでしたでしょうか

「私ってもしかしてお料理上手」

「私ってなんて天才なの~~」

なんておっしゃったのではないでしょうか

そして

貴女が作ったお料理を食べた貴方

「んんんん~~~お料理上手な奥さんをもらって(料理に関して)僕、幸せかも」

「いつの間に料理の腕をあげたのかな~~」

「君の作る料理は最高だよ!」

なんておっしゃったのではないでしょうか?

いずれにせよ

一家に一本

レアールのガーリックオリーヴオイルバジル風味



中に使用しているバジル

今年の収穫も最後になりました

あとは在庫を残すのみ

まだお買い求めない方

そして

あと少ししか残っていない方

貴女をお料理上手に見せかける?んっ?

貴女をお料理上手にさせる

来年まで

貴女は

待てますか?

ガーリックオリーヴオイルバジル風味

1瓶 ¥1200(税込)


ノアゼットとアキダ【noisette et AKIDA】

2007年06月10日 | フランスこぼれ話


先日19年ぶりに帰国された

私の大切なブログのお友達

フランスはラロッシェルに住む

fleur de selさん

http://blog.goo.ne.jp/fleurdesel

そして

fleur de selさんが送ってくださったお土産の中に

ノワゼットが一緒に入っておりました

ノワゼット
noisette

日本語ではしばみ 

良くはしばみ色と言いますねその はしばみです

へーゼルナッツと言えば

あ~あれねと思う方もいらっしゃることでしょう

しかし

へーゼルナッツはへーゼルナッツ

ノワゼットはノワゼットなんです

国が変われば言葉も変わる

当然

土地が変われば味形も変わる

つ魔が怒れば 私も変わるっと

ここではこれ位にしといて

さて このノワゼット



decortiquee デコルティケ

つまり殻を剥いたノワゼット

ようするに最近よくある点心甘栗の剥き甘栗のはしばみ版

殻を剥いてあるけれど非加熱

ローストアーモンドの食感は?


カリッ カリッ コリッ!っと言った感じでしょ

でもこのノアゼットは

こりっ ころっ ・・・・ネチッって感じで最後の

ネチッって所で私の中の記憶が蘇ってきたのです

フランスはノルマンディー地方のレストランで働いていた時に

そのレストランのパトロン(オーナー)が飼っていた

セントバーナード犬の アキダ

以前に書いた記事をお読みいただければ

どうして

ノアゼットがアキダなのかがお分かりいただけます

http://blog.goo.ne.jp/leshalles/m/200506/1

fleur de selさん

本当に嬉しい贈り物を

メルシーボークーです。

気になる小ジワ

2007年01月15日 | フランスこぼれ話
1月14日日曜日

いつもの様にお店の戸を開ける 
    
               カシャ カシャ

                カチッ

私:サリュー ジュニア

ジュニア:ボンジュール シェフ

私:ァ~~~~~~ねむ~~

  えーと今日の仕込みはなんだっけ?

ジュニア:カニのクリーム煮のファルシ とクレープ焼き
     イカとひじきのあっさりサラダ
     パリのキャロットサラダ
     ラタトゥイユ
     ピクルスに~その他色々

私:わかった わかった いつもどうりね

  はい はい 私が上司で私が部下

  どうぞ オカマいなく

ジュニア:オカマ?

     シェフやっぱり

私:ばぁ~~~~~か 俺がオカマなわけ無いだろー

ジュニア:じゃあニューハーフでしょー

私:な わけないでしょ 何言ってんの

  ジュニア地球温暖化で頭まで温暖化してんじゃないの?

ジュニア:だって いっつも ウフッにハートマーク三つも付けているじゃありませんか

私:あれはねー 

  気

   合

    い


     !

ジュニア:えっ~~~~~~!気合い?

     シェフはどうしたって気 愛 で変な気合いでしょ~~

私:まあいいじゃん ウフッ行くわよー!

  ジュニア まずい仁王房が来た! 人形に戻れ

ジュニア:ウイシェフ!・・・・・・・・・

仁王房:おはよー

私:おはようございますご機嫌いかがですか?

仁王房:昨日の売り上げは?

    これだけ!

私:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  頑張りましょう あっ いや 頑張ります

仁王房:そうよあんたにかかってんだからね しっかりしてよ

私:はい

ジュニア:{まーた怒られてやんの}

私:{ジュニアの奴笑っていやがるメールド【失礼】}

仁王房:じゃあお店開けるわね



そうして

お客様が

            チリン チリン(ドアのベル)

お買い上げになってまたしばらく経つと

いつもはあまりお客様がいらっしゃらない時間に

お客様が

            チリン チリン(ドアのベル)

仁王房:ねえ今日あれの日じゃない?

私:(でたーアレ コレ ソレ攻めわっかんねーよ アレコレソレじゃ)

  そうだっけ (って何が?)

仁王房:そうよ
 
    今日よ!

私:(ヤバイ 早くアレの中身を解らなくては)

仁王房:発行日

私:そうだっけ?(発酵日?漬物していたっけ?パン仕込んであったけ?)

  ハッ  そうだ!そうだ!そうでした!

それは






































それは北陸中日新聞に私の記事が載った発行日でした

ァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!

ハズカシ~~~~~~~~~~~~


もうおYOMEに行けない

いけるわけないしー だって男の子なんだもん

それにしても

なに この目尻のシワ

新聞だけでもシワをのばしてー

えっ 

アイロンで見えない

見たい方は

お店まで起こし下さい

商品をお買い上げになった方に

もれなく笑顔もサービス致します。


お役に立てればいいのですが?

2006年09月03日 | フランスこぼれ話


ボンジュール 

ボンジュール 

ボンジュール

さて

奈良県から石川県に

6時間もかけてやってきた

たつや君

ちょっと前のブログにコメント頂いているかれは

一週間 レアールに研修に来て

頑張っています かなり いい感じ

私のようにマダムキラーの

素質十分

本人の確認が取れたので

ここに登場してもらい ま ま

ちょ

ちょ

ちょ

ちょっとたつや君







なにするの






やめてくれ~~

だめ

だめ

だめ
















みなさん

なーに 想像しているんですか~?

やだなー

彼が私の

ほ~~~~らまた変な想像しちゃって

違う

違う

こう言うことなんです


彼は

私に・


















・・・・・



隠れているんです

いかがでしょう

いい感じでしょ

もし

お店で見かけたら

たつや君

がんばって~~~



声を掛けていただいた方には

特に
















サーヴィスはございません



実は

2006年09月01日 | フランスこぼれ話


ボンジュール みなさん

びっくりする事がレアールに起こりました



いうのはな な なんと

研修に

遥か遠くの奈良からわざわざ

物好きな方がいらしております

ではここでその研修をされている方にキーボードを

バトンいたします

どうぞ














(^o^)ゞ ドモドモ
ただ今 ご紹介にあずかりました
物好きです(笑)

(( (^^*)(*^^) ))いえいえ
こちらに来させてもらって思いましたね
間違いじゃなかったと!

思ってた以上に持って帰れるものが多いです(☆。☆)キラキラ
料理のことはモチロン、出店のこと・経営のこと
どーやって手を抜けるか・どーやって業者さんを脅して
安く仕入れるか・・・
(^。^?) エッ
ま、それは冗談ですけどww
ここでは書きつくせないほど多くのことを学ばせていただいてます。

KOWAII奥様にも大変良くして頂いて感謝感謝ですw
Σ(^o^;) アッ KAWAIIの間違いでした。。。(;^。^A アセアセ・・
間違い?ん?あってるのか? (-。-)......ン?

何はともあれシェフのすごさと適当さには毎日ビックリさせられてます
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

来週の月曜日にはお別れです。。。( p_q)エ-ン
是非、僕のいる間に皆さん このすばらしい
「レ・アール」にお越し下さいm(。_。)m ペコッ

長くなってしまってスミマセン・・・
ではではシェフにキーをお返ししますですヾ(@^▽^@)ノ~~~~~~~~~マタネー





言うわけでして

イケ面

イケ麺?の彼を見たい人はじゃなかった

レアールのお惣菜を買ったついでに

見にいらして下さい

独身

彼女無し

いい感じです

サイコー

2006年05月15日 | フランスこぼれ話


フランスで生活をしていた時に

褒めたり 褒められたり

喜んだり したときに

するジェスチャーは

親指を立てて

ビヤン とか ボンとか言います

「イエェー」と伸ばさないのがフランス的?

そして

親指をたてることがあります

それは

数を数えるときに親指から

アン ドウ トロワ キャットル サンク

と言ったふうに数えて行きます

また写真に撮られるときにもこんな感じ

けっして   ではありません

ジュニアは

いつも

親指しか出せません

親指しかでていない手袋みたいになっているためです


セキュリティー

2006年05月12日 | フランスこぼれ話
パリのアパルトマンに住んでいるときに

そのアパルトマンにはいるためには

建物の入り口にある

大きな扉

その扉の横の壁にはセキュリティーの電子ロックが備え付けられております

そして暗証番号を押してから中に入るのですが

結構 誰でも入れてしまいます

誰かが押しているときに

「私もこの建物に住んでいる友達に会いに来たのよ」という顔で

扉の前で待っていればいいのです

もしくは 

気長に中から誰か出てくるのを待っているか

こうやって

泥棒さんも入ってきます

何の為のセキュリティーか

でもその建物に住んでいても

入れない事があるのです

それはコンシェルジュが暗証番号を変えちゃったとき

私がそれでした

それも 寒い雨の降る夜中



まだ あります

それは 番号が変わってまもなく酔っ払って

番号を忘れてしまったとき

いずれも夜中


記憶力

あっての

セキュリティー



それが 「鍵」


クロワッサン

2006年05月11日 | フランスこぼれ話
サントロペで遊びほうけていた私

毎日 毎晩

飲んだり 踊ったり フェットしたり

そんなある晩

みんなと騒いでお祭り騒ぎの途中こらからだっと言う時に

相棒のルドヴィックが

ルド:”サリュー アドマン マサ”(じゃあね マサ また明日)

私:おいルド 帰るのかー これからだぞー

ルド:明日早いから

そして

何日か経ったフェット(パーティー)でもこれからと言う時に

相棒のルドヴィックが

ルド:”サリュー アドマン マサ”(じゃあね マサ また明日)

私:おいルド 帰るのかー これからだぞー

ルド:明日早いから



こんなことが何回もあり

何でだろうと思っていた矢先

いつものようにレストランの厨房で仕事をしているときに

ルドヴィックがシェフパティシェのオリヴィエに

ルド:オリヴィエ毎朝ホテルのクロワッサン焼くのなんで俺なんだ

   マサになんで焼かせないんだー不公平だよー



オリヴィエ:そうだなー

私:・・・(やばー遊べなくなるかも)

ルド:そうだろ(話がわかるじゃんオリヴィエ)

オリヴィエ:ちなみにルドヴィック おまえ給料いくら貰っているんだ?

ルド:6000~7000フラン

オリヴィエ:マサおまえは?

私:3000フラン

オリヴィエ:ルドお前だったら3000フランの給料でクロワッサン焼くか?

ルド:焼かない

オリヴィエ:だろー!

私:(助かったー)

という訳で

親友のオリヴィエと毎晩 ann an気分

毎朝たくさんのクロワッサンをルドヴィックが焼き

毎晩たくさんの遊びを私がしました


YAKITORI

2006年03月29日 | フランスこぼれ話
青首と呼ばれているマガモ

フランスでコルヴェール(緑首)

なんでフランス語で緑なのに

日本で青首?それは 日本だから

信号も緑信号とは言わないでしょ

その辺は大目に見て

フランスのレストランで使っていた鶏や鴨は羽をむしっただけで

産毛や抜けきれない羽をバーナーで焼いてから使うのですが

内臓もそのままでした

ハツ、砂肝、レバーなど新鮮で

下処理をした後 竹串に刺して塩を振って

バーナーで焼いて小腹に収めたものです

よくフランス人のキュイジニエ達に

なんて料理だ?

ブロシェット ジャポネ?と聞かれました

そして私は何時も

”セ YAKITORI”と言っていました。

ある日 

青首が厨房に持ち込まれ

私はいつもの様に内臓をきれいに処理して・・(んっ かなり強いにおい)

串に刺し(んーこの匂いは鴨だからカモ?)

バーナーで焼きはじめる(かなりきつい)

焼けてから期待を胸に

パクッ・・・・・・・

ウウワッ~~~~~

く 







くさ~~~~~~~










食べるんじゃなかった~~~~~

と口から鼻から

獣臭

やっぱり

焼き鳥風にするには

鶏がいいですねー

あの匂いには

首ではなく

顔が青くなりました。

ノルマンディーのサクラ

2006年03月25日 | フランスこぼれ話
フランスはノルマンディー地方 カン市から10km離れた

べヌヴィルという小さな村にある

ミシュランガイド 一つ星のレストラン

「マノワー ダスティン」

毎日がドラマチックに日々が流れていたように思います

休みになるとカンの街までバスにのり街中を

何の目的もなくブラブラとよく歩き回ったものです

いつもバスを降りる場所は

カンにあるシャトーの横にあるバス停でそこから街中に歩いて向かうのですが

その角地に

[cuisine japone SAKURA] 日本料理 サクラ 

と言うお店があったのを 先日 Olivierサンとの会話で思い出しました

当時 働いていた時のレストランの賄いの時の会話で

街に日本料理屋がオープンするとかしてるとかと言う話題が

何度となく話していたのを覚えておりますが

まだフランス語のノルマンディー弁に耳が慣れず

「そんなふうな」というのが正しいでしょう

休みになってバスに乗りシャトーの脇のバス停で下りてから

街中にむかう道すがら

そのサクラの前を通るたびに

どんな人がお店をしているのか

和食なつかしいなー

フランス人は生魚食べないから刺身は?

味噌汁の味や説明はどうしているのだろう?とか

いろいろと気になっていたものです

そんな事を思い出す季節になりました

サクラ サクラ 咲いたか サクラ

ノルマンディーのサクラ


糸と針は必需品

2006年02月01日 | フランスこぼれ話
日本のホテルやレストランでは

料理人の着るコックコートは

そのお店で支給されますが

フランスでのコックコートは自分持ち

そこで 

渡仏する料理人達はコックコートを持参します

少ない給料なので新しいコックコートを

買えません

何回も洗濯するうちに

縫い目がほつれたり

生地が薄くなったりで修理が必要になってきます

そこで日本人のキュイジニエ達は

糸と針で修理するのですが

本当に着れなくなったコックコートをはさみで切って

継ぎあてするのです白いコックコートに白い布でパッチワーク!

出来上がりはと言うと

変な形に縫い合わされていたり

折しわがついたまま縫ってしまったりと

けっこう芸術肌の方がいらっしゃいました

そんな苦労をしながらも

帰国して職場が決まって働き出した料理人たちは

自分の作っている料理で失敗をしても

「やっぱりフランスの材料でないとうまくいかないなー」とか

言ってその場を

ツクロウのが上手くなっております