ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

フランスのこと ~人種文化の違い~

2005年04月27日 | シェフのコラム
日本人の主食はお米=ご飯!
では、欧米人の主食は?と尋ねると
ほとんどの人がパン!と答えます。

答えはイイエ。欧米人にとっての主食はメインディッシュ、
つまりお肉なんです!

じゃあパンは?

パンは日本食でたとえるとちょうどお漬け物にあたる感覚のもので、
無くても我慢ができてしまうのです。

フランスでは、お米は野菜と考えられていますので、
ライスプティングなどデザートに使われていても
抵抗なく食べられています。

日本では、普通の方はちょっと苦手かもしれませんね。



ところで、日本人は漁師!?で、欧米人は狩人!?だと思うのです。

よく居酒屋さんのメニューや壁に新鮮なお魚の写真があって
日本人の私たちは美味しそうと感じますが、
欧米人の方は気持ち悪いと感じる人が多いと思います。

またヨーロッパなどの
ビストロやロスティール(ローストビーフやローストチキンのれすとらん)では、
鶏、ウサギ、豚、牛などの絵や写真がいたるところで目に入ります。

狩猟が解禁になると、お肉やさんでは
イノシシ、野ウサギ、野鴨、鹿などが店先にぶらさげられ
肉文化を肌で感じます。



私はパンが非常に好きで、
三度の食事にパンが一ヶ月続いても全く苦になりません。

ところがノルマンディーで働いていた時の賄い(仕事場での食事)で
付け合わせにバターライスがあったとき、
無意識に夢中で食べている自分に気がついた時に
「あ!俺、日本人なんだなぁ~」
とつくづく実感しました。

フランスのこと ~朝はクロワッサンとカフェオレ?~

2005年04月27日 | シェフのコラム
一般的な中流家庭では
朝は前日の夜に残ったバゲットを縦に半分に切り
トーストしてバターを塗った「タルティーヌ」!
ジャムを塗って、カフェオレに浸しながら食べます。

または「パンオーショコラ」といって
棒状のチョコレートの入ったデニッシュ、
他には「パンオーレザン」という
ブリオッシュ生地にカスタードクリームと干しぶどうを巻き込んだパンが
主に食べられています。

クロワッサンはみんな好きなのですが
値段がちょっと高いので
普段はだんぜんタルティーヌです。

フランスのこと ~空気の違い~

2005年04月27日 | シェフのコラム
フランスでは二日目のバゲットがカチコチになって
おろし金を使えばパン粉が簡単に出来てしまう程湿気がないのです。
その為カビが生えにくいのです。
日本では反対に二日目のバゲットはふにゃふにゃになってしまい
カビも次第に生えてきます。



高級白ワインに「貴腐ワイン」という超甘口のデザートワインがあります。
これは貴腐菌という菌が葡萄の房について中の水分を取ってしまうので
とても甘いワインが出来るのです。

日本では実は空気中に貴腐菌はたくさんいるのですが、
それ以上に他の菌もたくさんいるので
貴腐菌オンリーにするにはなかなかむずかしいのです。

その反対にフランスでは空気中に雑菌が少なく
貴腐菌を探すのに苦労するのです。



私の先輩のお兄さんがプロのカメラマンなのですが、
その人の言うには
「ヨーロッパなどの大陸では空気に湿度が無く、
 写真を撮った場合向こうまでくっきり写るんだ。」
とのこと。

そういえば私が持っていたインスタントカメラでも
「いいかんじ!」と思ってしまう写真が撮れていました。

私の料理の考え方 ~オイルについて~

2005年04月27日 | シェフのコラム
健康ブームでオリーヴオイルがもてはやされている昨今

馴染みの薄かったヴァージンオリーヴオイルの様に高い香りを持つオイルを
初めて口にして美味しいと思う方が何人いらっしゃるでしょう?

馴染みのない風味に顔をしかめたのは私だけではないと思います。
(慣れるとその風味が食欲をそそる様になるのですが…)


そこで、私が作っている料理でオリーヴオイルを使用する場合は
香りの弱いピュアオリーヴオイルとサラダオイルとを割って
香りを和らげています。

オリーヴオイルの苦手な方にも抵抗なく召し上がっていただけると思います。

チキンとキノコのマリネ編

2005年04月27日 | レ・アール総菜活用術
1.パスタ(乾燥100g)をゆでて、
  塩・胡椒・オリーヴオイル(またはサラダオイル)で和えます。

2.チキンとキノコのマリネをレンジで温めて混ぜるだけで
  チキンとキノコのパスタの出来上がり!


~暑い日は流水で冷やしたパスタに冷たいチキンとキノコのマリネを和えてもオイシー!
~パスタをごはんに替えても利用出来ます!

ラタトゥイユ(南フランス風野菜の煮込み)編

2005年04月27日 | レ・アール総菜活用術
○塩ゆでしたシーフードをラタトゥイユとあえてパスタのソースとして
 ~夏はゆでたパスタを流水で冷やせば冷製パスタで美味しく召し上がれます。

○ラタトゥイユをお皿の中央に盛り付けて
 その上にムニエルにしたお魚やフライ、お肉などをのせて
 パセリなどをあしらえば、
 レストランのようなおしゃれな一品に早変わり!

アレンジ次第でいろいろと楽しめます!

レ・アールについて

2005年04月27日 | レ・アールについて
デリカテッセン レ・アールは、石川県小松市にあるフレンチ惣菜店です。
レストランと同じ調理法でちょっと凝ったメニューが自慢です。

「フランスでの思い出や思い入れの料理」がテーマで

前菜 サラダ メイン 付け合せにデザート
コーヒータイムのときの焼き菓子まで全品手作り!

なるべく無農薬の自家菜園のものを使い
オリジナルのレシピで体に優しい味付けで
心も体も会話も弾むお料理をお作りしています。


住所/石川県小松市串町118 エスト!エスト!!エスト!!! 1F
TEL・FAX/0761-43-1206
営業時間/10:30~20:00
休日/木曜日