落語家で人間国宝の桂米朝さん(享年89歳)の通夜が営まれた。
大往生だった、と言っても不謹慎には当たらないだろう。 体調を崩されてから、もしかしたら遠からぬうちにという懸念を抱き続けていたので、衝撃的ではなかった。
逝去直後に某誌のトップの見出しにあった、桂ざこばの言葉どおり
「師匠、上手に死にはったなあ」
と思う。
最も脂がのった時期の米朝独演会に足を運び続けられたことが、今となっては懐かしく有難い思い出だ。
米朝師匠、素晴らしい落語を本当にありがとうございました。 現代は便利な道具が溢れているので、在りし日の名演をある程度は体験可能です。 しかし、実際の高座が如何に心に残るものかを教えて下さったのは、今のところ師匠ただおひとりです。
大往生だった、と言っても不謹慎には当たらないだろう。 体調を崩されてから、もしかしたら遠からぬうちにという懸念を抱き続けていたので、衝撃的ではなかった。
逝去直後に某誌のトップの見出しにあった、桂ざこばの言葉どおり
「師匠、上手に死にはったなあ」
と思う。
最も脂がのった時期の米朝独演会に足を運び続けられたことが、今となっては懐かしく有難い思い出だ。
米朝師匠、素晴らしい落語を本当にありがとうございました。 現代は便利な道具が溢れているので、在りし日の名演をある程度は体験可能です。 しかし、実際の高座が如何に心に残るものかを教えて下さったのは、今のところ師匠ただおひとりです。
『地獄八景~』は米朝師匠が蘇えらせた傑作です。
米団治さんが「米朝、本日来演」と語って、此度笑わせたとのことでした。
父親というよりも偉大な師匠だったのでしょうね。
独特の語り口が今も頭に浮かんできます。
合掌。
一番笑ったのが演芸場の話。
桂 米朝とあるが、まだ生きてはるやろ~
近日出演予定なんです。
平成2年の放送でした。
洒落てて大笑いしました。
亡くなったとは、今でも信じられないのが本音…
米朝師匠の言葉は、今の関西出身の若手芸人などが喋り散らす言葉と違い、品のある関西弁でした。
また、船場言葉を含む噺であれば尚更輝いていました。
まだ小米朝だった頃の米団治さんに周囲が
「米朝の名前を継いだらよいのに」
といった旨のことを話したら、米朝師匠が
「ほんなら、私は誰やねん?」
洒脱なかたでした。
あの世の演芸会は最高に豪華なものとなっているでしょうね。
高校時代、枝雀さんが好きでもお金がなく、新聞で当てた米朝一門会を旦那と見ました。
今や、デートも華やかなスポットをクローズアップしますが、落語もデートに最適やと思います。
あれから34年…
弟子も立派に息子に名を改めさせ、3年前からは遺品の整理を始めていたそうですね。
私も、見習いたい。