夢の人

心はいつまでも子供のまま。生活感無き こだわり人は、今日も夢を追いかけて多忙です。

公開期間終了間近、急げ!(追記あり)

2019-11-02 02:00:20 | Weblog
 映画『ジョン・ウィック:パラベラム』及び『ジョーカー』の2作品の公開は今月7日迄である。 かなり前に筆者は鑑賞してきたが、観ようかどうしようか未だ考え中の場合は劇場へお急ぎを。 少しでも興味有りなら観て損はしない。

 画像は『ジョン・ウィック:パラベラム』のパンフレット表紙だ。 このキアヌ・リーブスの姿が物語るように、激しいアクションと流血シーンが続く。 まさにノンストップ・アクション娯楽映画としては一級品であろう。 裏を返せば、そういった内容が苦手なら観るべきではないと言い切れる。 某有名カンフー映画へのオマージュのような場面があったり、残酷と捉えられるシーンでもどこか笑えたり、とにかく派手なアクションや超人的なカッコ良さを堪能したい人向きだ。
 以下はネタバレありにつき注意――
 1)脇役の面々全員最高にイイ味を出しているだけに、彼らの主人公に対する冷酷さや裏切りが却って辛辣で面白い。
 2)「次回をお楽しみに!」な終わり方は、今回の作品の評価が日本でさほど高くならなかった理由のひとつと考えられる。
 3)バイク好き、犬好き、任侠好きならば3倍楽しめる。
 4)前作を知らなくても充分だが、やはり知っていればそれに越したことはない。
 5)寿司屋のお箸の置き方が逆など、和風の事柄に関して細かな突っ込みどころ多数。 しかし、愛情が感じられるのは流石と思う。

 さて、後になってしまったが『ジョーカー』は噂に違わぬ傑作だ。 アカデミー主演男優賞はホアキン・フェニックスでいいのではなかろうかという熱演。 障がいを持つ貧しい道化師アーサーが、狂気の権化ジョーカーとなるまでが描かれている。 これはアメリカン・コミック『バットマン』の敵役であるジョーカー誕生の物語だが、アメコミ原作だからと決してタカをくくらないで欲しい。 映像表現はもちろん、筋書き、音楽、衣装、何れも素晴らしい。
 1)ロバート・デ・ニーロ登場。 彼といえば『タクシードライバー』『キング・オブ・コメディ』、ノーラン監督はそれらから影響を受けている。
 2)主人公の母親の末路と、のちにバットマンとなるブルース・ウェイン少年が置かれる境遇、これだけで胸糞悪いとショックを受けた方が多いらしいが……バットマンの映画とゲームで慣れてたらOK。
 3)ホアキンのダンスはジョーカーそのもの。
 4)舞台となるゴッサム・シティは、もう少し汚れていても良かったかもしれない。
 5)クリームの名曲『ホワイト・ルーム』が流れた瞬間、テンション最高潮になる(私だけか?)

 上記2作品は全く色合いが異なるけれど、こうして改めて書くと劇場鑑賞の醍醐味に浸る時間が再び恋しくなってきた。

※11/8追記  『ジョーカー』は好評につき各映画館にて期間延長して上映中です。

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