夢の人

心はいつまでも子供のまま。生活感無き こだわり人は、今日も夢を追いかけて多忙です。

『おかんメール』もしくは「おかん電話」?

2015-07-31 23:59:10 | Weblog
 『おかんメール』という本が刊行されたのは昨年の5月。 好評につきその後、第2~3弾と続き、先日『おかんメール4』が発売された。 ずっと買い続けているので早速今日読んでみたら、相変わらずの破壊力である。
 以前は携帯電話(フィーチャーホン)からの面白メールのみであったが、今は時代を反映してスマホのLINEなどが多い。 とにかく “おかん=母親”という強烈な個性を持った人間が家族に宛てた、面白い或いは奇怪なメールが満載だ。 爆笑メールを送信してしまうオカアサン達は、ほとんどが大真面目である。 にもかかわらず、なんでこうなった風なメール文が家族に届いてしまう。
 内容に興味を持たれた方は百聞は一見に如かずで、気軽に読んでみられることをおススメする。 但し、この本は間違っても電車の中とか公共の乗り物で移動中に読んではならない。 噴き出してしまい、もれなく “変な人扱い”されるだろうから。

 先月で卒寿を迎えた我が母親は、携帯電話を持っていない。 使いこなせなくもないと思うが、却って彼女にとってストレスになる危険性があるから、買い与えていないのだ。
 そこで毎回、こちらから固定電話にかけることになるのだが、一旦かけたら2時間ぐらいは様々な話をくっちゃべられる破目に陥る。 これは女性特有の傾向と言われているが、彼女に掛かれば話がどんどん転がっていって、娘である私が無理矢理にブレーキをかけて終えねばならぬ。
 おまけに母親が固定電話の子機を耳にくっつけ過ぎるせいで「切」ボタンに接触して、しばしば唐突に電話が切れる。 話し半ばで終えるのも嫌だから再びコールし直すが、会話が長くならざるを得ない時は3回ぐらい切れる場合もある。
 今日の母親は己が失敗を謝りつつも、笑いながら堂々とのたまわった。
「耳切るわけにいかんしねェ、あはは~」

コメント (4)
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