生後17日目、娘のへその緒もとれました!余談ですが、フランスではへその緒をとっておく習慣はありません。それで私は出産前日にへその緒をとっておきたいことを相談したら、「何cmぐらい要り様?」と聞かれてしまいました!!
さて、私がお世話になった病院指定の入院準備リストに沿って、赤ちゃんグッズを紹介します。
<赤ちゃん基本アイテム>
-パジャマ5枚( 5 pyjamas ):「写真がいつも娘ばかりだ」とのコメントをいただいたので、今日は息子で…。息子くん、白のジャンプスーツでエルビスに決まってます!フランスでは、上半身から足の先までつながっているつなぎタイプのパジャマを、産まれたその日から着せます。その昔はうつぶせ寝が主流だったため後ろ開きのものを多く見かけますが、やはり最初はボディ同様、前開きのものが使いやすいです。さらには、スナップの留め位置が逆さY字になっているシンプルなデザインは、ふにゃふにゃ赤ちゃんの手足を通しやすかったです。ミックスツインズとなると男女で色分けしたくなりますが、余裕のない着せ替え時には選んでいられないので、どちらにも着せられる色柄を選んでおいた方が慌てません。かと言って、双子に同じ物を着せてしまうと、写真整理時に苦労しますよ…。
≪私がお世話になった病院指定の出産準備リストに沿って赤ちゃん用品を紹介します。≫
●ボディシャツ5枚( 5 brassières ou body en coton ):ボディシャツとは、足の部分のない、股の部分をスナップで留めることが出来て、身体にぴったりフィットする肌着。赤ちゃんを寝かせたまま袖を通し、前身ごろをスナップで打ち合わせする前開きタイプのものが、お勧めです。日本の肌着のような紐タイプは、不器用な主人に嫌がられました…。通常は50cmの1ヶ月児サイズ( 1 mois )を用意するよう指示されますが、体重2kg前後で産まれた双子のサイズは、「 Préma 」や「 Naissance 」と記される45cm前後のものを用意して正解でした。安売りされないこのサイズの洋服は全部、双子協会よりお借りしています。私たちもサイズアウトしたら、次の赤ちゃんへお渡しするのです。こういうシステム、良いですね。
退院して3日目の昨日、新米ママンの不安解消(?)に早速、助産師さんへ自宅訪問をお願いしました。仕事で不在の主人が置いていった質問リスト、いや~長い!大事にされてますなあ、子供たち。
<助産師さんへの確認事項>
-衣服について(暑すぎ?寒すぎ?)…赤ちゃんは手→頭→足→体の順で冷えを感じるので、双子の手が冷たい時は袖の中へ手を入れてしまうなど温める工夫を
-授乳回数と量…現在の「3時間おき、平均60cc」をもうしばらく続けて
-ミルク用の水…水道水ではなく『赤ちゃん飲用可』と書かれているミネラルウォーターを推奨
-沐浴の頻度…1週間に2回程度
-ヘソの緒の状態確認…まだくっついている娘の方も間もなく取れるでしょう
-お風呂上がりの乾燥肌について…専用クリームをつけて良し
-外出の時期…最近は「退院後すぐでも短時間なら構わない」と言われているが、自分は昔流に「体重が3kgを超えるまでは庭で10分の日向ぼっこ」ぐらいを推奨
-帝王切開傷痕の具合…問題ナシ
-悪露のトラブル…「いったん茶褐色になり出血量も減ってきていたのに、ここのところまた出産後すぐのような状態である」ことを伝えると、「出産後10日前後で再び最初の赤色に戻り量が増えるのが普通」とのこと
-ペリネ(骨盤の底を覆う筋肉)リハビリ…出産2か月後の9月を予定
-骨盤支持ベルト…付け位置ヨシ、出来るだけ長期で使用することを推奨
その他、双子の体重計測をしてくれました。体重はさらに増え、生後13日目で「息子:2420g、娘:2150g」に。成長状態とともにこれらは、出生届をすると発行される健康手帳( Carnet de Santé )に記入されます。日本の母子手帳にあたるのでしょうか。毎回の検診から予防接種、お医者様にかかった記録も細かく書きこむようになっていて、大人になるまで使います。だから、プラスチックカバーがついてしっかりした作りであるのに、これをパスポートばりにかわいいデザインの布製専用ケースでカスタマイズするのが常だとか。出産前に「こういった物は無駄遣い」と言っていた主人がすでに用意していたのは、言うまでもありません。
生後12日目、息子のへその緒がとれました!
ところで、退院してきて私が一番にしたこと、それは体重計測でした。出産後どれぐらいで元に戻るのか、興味しんしんだったのです。そしてビックリ、体重はすでに妊娠前にまで落ちていたのですが・・・体型が戻らなーい!お腹はまだまだ妊娠5ヶ月のような膨らみで、産後ケア用のウエスト矯正下着はサイズオーバー。今こそしめる時なのに!そこで、骨盤・子宮を本来の位置に戻すための骨盤帯「Physiomat社製骨盤支持ベルト」を緊急購入しました。これ、日本の妊娠・育児雑誌でよく見かけるトコちゃんベルトなるものが気になった時に、フランスの助産師さんに教えてもらったもの。ただ、腹帯もしかり、こういったもので体をしめているフランス人ママンは少ないです。きっとそれは、フランスでは出産後、妊娠や出産でダメージを受けやすいペリネ、つまり骨盤の底を覆う筋肉のリハビリを無料で受けることができるからでしょうね。