主人の薬局のお客さんで、自然を愛するオーガニックに傾倒する夫婦がおりました。普段から病気をハーブの力で直そうとする方たち、だから出産も病院ではなくて大地を選び(お産婆さんのシステムがないフランスでは、病院以外の出産は驚きに値する)、出産時に必要な物も有機な物を特別注文、産まれてきた赤ちゃんにはワクチンは打たない-。ところが、2ヶ月になった赤ちゃんが事もあろうに全ての機能がストップするクリスマスの日に高熱を出し、唯一開いている遠くの病院や薬局へ走りまわったそうです。それからというもの、宗教めいた考えはストップ、今では薬局の“上客”だそうです。日本であまり聞いたことはないのですが、こちらに来てから意外と聞くんですよね、薬を使うことを親が拒否して赤ちゃんが亡くなってしまうケース。
我が家は息子に続いて、娘も風邪をひきました。そりゃそうでしょう、毎日一緒に居るんですから。保育園へ行き始めたら、いたちごっこでしょうね。でも、順番ではなく同時進行の方が楽かな?と思っているのですが、どうでしょう?
幸いなことに食欲は衰え知らず、うんちも快便なので、状況をこのまま見守りたいところですが、咳きこむ姿がかわいそうで、主人に咳止めシロップをお願いしたら、今は使ってないんですって!なんでも、バイ菌を外に排出する咳を止めてしまうと言うことは体内に溜めこむことになるそうで…。素人にはフーンって感じです。そこで登場した物-「鼻洗浄スプレー、風邪バージョン」です。
フランスの子供たちは、「鼻うがい」が毎日の日課です。我が家の双子もお風呂後には毎日、生理食塩水で出来た鼻洗浄スプレー缶の先についているノズルを鼻の穴へさし、シューッ!とスプレーして、鼻の中のほこりやウィルスを洗い流しています。すごい勢いで海水が噴射されるので最初の数回は泣き叫びましたが、「痛くない、痛くない」と暗示をかけたら、その後はすんなり。薬品ではないので安心して繰り返し使えるこのスプレー、風邪をひいた時用と言うのが出ています。風邪で病院へ行っても、結局は「鼻をよく洗ってください」と言われるんだそうで。素人にはハー?って感じです。こんな風だから、薬を使うことが悪と思う人も出てくるんでしょうね。
ところでこれ、私が妊婦の時に風邪をひいて、薬は飲みたくなかったので使いました!大人用と言うのも出ているんです。最初はドキドキして怖々やったものだから“外し”、目に噴射して大慌て。でも、しっかり鼻にノズルを入れれば、痛くありません。その姿を人に見られると、ちょっと痛いけど。
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うちの娘はよく鼻風邪をひきます。病院にいくと、よく加湿して下さいとのこと。今年は事故の危険を考えてストーブにヤカンが使えないので、加湿器3つフル稼働です。
けど、トラウマ。。なかなかできない~!