Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

保育園申込み

2014-03-19 | 出産・育児

市役所から手紙が届きました。子供を保育園へ預ける意思が、今でも継続してあるかと尋ねるもの。私たちは妊娠5ヶ月の時にすでに、保育園への入園申し込みをしていました。それでもすでに遅いらしい、早い人は3ヶ月の時に申し込んでくるそうです。そのぐらいシャモニは今、どうやらベビーブーム、保育園に空きがないのです。パリやグルノーブルなど大都市では、夫婦共稼ぎが基本のフランスですから、双子に優先権があって“順番越え”してくれるそうですが、田舎のシャモニにはそういった優遇はなく反対に、「お母さんが外に働きに出ると、手当が入らないから損をしますよ。」なんて、親切なアドバイスもいただいたりして…。
フランスは子育てママンに手厚いなあと感じるのはまず、3歳からほぼ義務教育的な幼稚園( Ecole Maternelle )が始まります。こちらでは『学校』と表現するので、「3歳で学校!?」と最初は驚きました。つまりは、保育園に入れなくて子供と毎日一緒の生活も、ほんの3年間のみ。私のような単純な者は、「今しかない。今しかない。」と頑張れるわけ。
また、フルタイム勤務で働くママンのためには、保育園( Crèche-collective )だけでなく、幼稚園資格を持つ保母さんが自宅で預かってくれる家庭託児所( Crèche-Familiale )という選択肢もあります。これらは仕事を持っている親か、ただいま次の子を妊娠中という母親のみが利用できます。それでも、専業主婦だってたまには息抜きをしたい、と考えるのはフランス的にはノーマル、そんなママンのために、時々預けられる一時託児所( Halte-Garderie )もあります。一時託児所へ週2回預けている友人ママンは、決して自分のためではなく、子供が学校へ入る(つまり3歳!)前に共同生活を学ばせるためだと言っていました。かく言う家の主人も、私に仕事復帰をさせたくて保育園の希望を出しているわけではなく、「学校が始まった時、母親以外の人と過ごしたことのなかったら、どんな悲劇が待っていることか!」って言うんですけど・・・でも、3歳よ!?
20140319















そう言ったわけで、コネクションの効くフランス社会ですから、再申込み用紙を返送するよりも直談判とばかりに、市役所へ出向いてまいりました、これ見よがしに双子連れで。フランスは新年度が9月なので卒園者が出る9月から入れるか、それが無理ならば保育園で預かり可能人数枠が広がる18ヶ月児になるまで待ち、と言うことです。
でもね、帰りの私の足取りは重かった。果たして、私が子離れできるかな?