中国産の野菜などには残留農薬が多いとかで買うのは手控えているが、加工食品である「上海ぎょうざ」はどうかなとは思いつつもずっと食べ続けてきた。
写真の中国産「上海ぎょうざ」はコープこうべの個人宅配「ひまわり」で届けてもらっている冷凍食品である。いつもカタログに載っているわけではないが、目につけば妻が申し込んでいるようで、かれこれ３年以上は継続的に購入している。４０ケ入りが３９９円と格安だしそれに美味しい。何の挽肉が入っているのか分からないところも味わい深い。
今回のぎょうざ中毒事件は事故か故意の可能性が高く、混入したと思われる「毒物」の局所濃度が異常に高いことから、通常の製造工程での混入ではあり得ないと思う。とすると中国でも日本でも同じように起こりうることで、中国だけを特別視することもあるまい。いずれにせよ一刻も早い原因解明が望まれる。
それにしても兵庫県高砂市で中毒症状を訴えた被害者が発生したのは１月５日であったのに、その後も被害者が出て大騒ぎになったのが１月３０日というから、いつものことながら事件発生後の自治体・国の対応の遅れが嘆かわしい。関係者のプロ意識の欠如がその根底にあるように思う。
真相が明らかになるまではコープこうべも中国産の加工食品の取り扱いを自粛するだろうから、しばし「上海ぎょうざ」ともお別れである。
追記（２月１日）
兵庫県高砂市で中毒事件の発生を昨年１２月５日と勘違いしていたのを１月５日に訂正した。
