日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

麦門冬湯 ブログあれこれ

2009-08-21 22:12:59 | Weblog
昨日はヴォイストレーニングの日であった。ここ一週間ほど喉の調子が良くない。風邪のようで風邪ではなし、どうも気管支がやられかけたようである。もちろんインフルエンザを用心すべきであるが、今の所は大丈夫のようなので、買い置きの「麦門冬湯」を取り出した。一回に五錠、それを二回服用した。日頃薬とは無縁の未開人状態なので、良く効くことだろうと思う。練習は一応クリア出来た。


「SALVATORE MARCHESI OP.15」は11番のQuartine(四連音)。16分音符の四連音がゾロゾロ出てくるのをしっかりと歌うのは私には至難の業であるが、マスターしないことには先に進めないのでとにかく精進あるのみである。歌は「椿姫」から。「乾杯の歌」ではアルフレードに、「プロヴァンスの海と大地を」ではその父親のジェルモンになる。怖いもの知らずの素人だから出来ることである。「プロヴァンスの海と大地を」なんか、これこそバリトンの聴かせどころとばかりにプロは張り切って歌うが、歌の中身はそんなに景気の良い話ではない。女に心を奪われてふぬけになった息子に、太陽が輝いていた故郷のプロバンスのことを思い出させながら、年老いた父親がどんなに苦しんでいるのか、おまえには分かるまい、とにかく故郷の家に私と一緒に帰ってくれ、とかき口説くのである。だから気持ちを抑えて切々と、そして同情を惹くようにボソボソと歌う方が本当なのかもしれない、と勝手な理屈をつけて声をセーブして歌った。

帰宅して郵便受けから取り上げた日経夕刊(8月20日)音楽欄に、さる3日いずみホールで行われた「大野和士のオペラレクチャー・コンサートin 大阪」が紹介されていた。大野和士さんの解説とピアノで、主役級歌手が集まっていたとのことである。演目にヴェルディの「椿姫」が入っていたとは見逃したのが残念!日頃から情報の収集を熱心にしているわけではないので、あとからしまったと思うのが常である。こういう音楽関係の催しをジャンルごとにEメールで知らせてくれるようなシステムがあるような気がするが、また探してみよう。

ブログ記事が1000件を超えて、われながらよく続いたものだと思う。考えをそれなりにまとめて一つの書き物が出来上がると、小さいながらも一仕事終えた気分になる。それが楽しい。現役時代は気のあった仲間とおしゃべりする楽しみがあったが、定年退職でその楽しみが一挙に減ってしまった。ブログ書きがどうもその穴を埋めているようである。おしゃべりと違って私のブログはほとんどが一方的な発信であるが、それでも何かの手応えを感じるときは嬉しい。昨日も18日のエントリー「役に立たない科学」のみへの訪問者数が94人と多かったが、アクセス元URLを見るとhttp://shinka3.exblog.jp/から48カウント、http://shinka3.exblog.jp/12157466/から8カウントとなっており、「5号館のつぶやき」さんのtwitterでタイトルを紹介されたのが大きくきいている。こういう直接の手応えがあると励まされているようで嬉しく感じる。

自分のエントリーがGoogle検索でどの辺りに出てくるのかも面白い。先ほどの検索結果であるが「役に立たない科学」は83万5千件のトップに出てくるし、19日に投稿したばかりの「金大中氏を悼む」も34万件の第四位に出てくるのは驚きである。後者のトップ3はマスメディアのサイトなので、個人サイトとしてはトップになる。



私のサイトはどうもGoogleと相性がよいようで、変てつもないタイトルでない限り投稿して一日と経たないのにかなりの上位に現れることが多い。なぜ早々と上位に出てくるのか、ひょっとして、と思うことが一つある。それは私がブログを四年間にわたり二日に一回以上の頻度で更新していることである。休眠していないところが評価されているように思う。この評価がベースとなって、検索結果の表示順位がかなり上位に押しあげられるのであろう。もう何年も勤勉にサイトを更新してこられた方は、ご自分のエントリーのタイトルで検索すると、間違いなくそれは上位にランクされることと思う。いずれにせよ、継続は力なりである。日々の努力?がこのような形で評価され、かつより多くの人の目につく契機となるのはまた嬉しいことである。


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