日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

「市民運動」に熱中している菅首相

2011-07-08 15:43:01 | Weblog
浜岡原発の操業停止の時もそうであったが、今回の「ストレステスト」導入に際してはますますその思いを強くした。菅首相は総理大臣の職責をそっちのけに「市民運動」に熱中しているなと言うことである。

海江田通産相が原発の再稼働を巡り経産省原子力・保安員の判断に基づき「安全宣言」を出して玄海原発を訪れ、地元の了解を得た。菅首相の原発「安全宣言」の容認があってのことである。ところが突如菅首相がストレステストの実施を打ち出したものだから、運転再開の予定がおじゃんになってしまった。この一事を見るだけで内閣が内閣の体をなしていないことが一目瞭然である。またもや国民は唖然としてしまった。常軌を逸した菅首相の行動ではあるが、総理大臣として最高権力を握った菅さんが、その力を背景にかっての市民運動家として思い描いたいくつかの社会改造プランを今実行に移しつつあると思えば、それなりに納得がいくような気がし始めたのである。おそらく菅さんは心の底から満足感を味わっているのであろう。

最高権力をわが手に握っていることを実感するにつれて、今度はそれをとことんまで使いこなそうという気になったとしても不思議ではない。ではそれを押しとどめるにはどうすれば良いのか。閣内不一致とか大臣の任命責任とかそんなことで責め立てられても痛くも痒くもない。その場その場を適当な言葉で切り抜ければ良いだけである。総理大臣ならぬ「市民運動家」としての菅首相をおいつめるには政治家自身の発想の大転換が必要であろう。若く頭脳が柔軟な政治家に期待するしかないような気がする。

しかし当面手っ取り早いのは前にも提案した事であるが、閣僚全員が一斉に辞表を提出することである。政治家にとってそれが国民の側に立つことになる。







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