日々是好日

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「チームそのまんま」のあとを継ぐものは

2007-01-28 16:05:51 | 社会・政治
朝日新聞(1月28日)の見出し《「チームそのまんま」原動力 マニフェスト作り支える》が目を引いた。東国原英夫宮崎県知事が選挙戦で掲げた公約などをまとめた《マニフェストづくりを支えたのは知事自身が「チームそのまんま」と呼ぶ団塊ジュニア15人だった》というのである。

20~30代前半の団塊ジュニア十数人のチームは、東国原氏が県民に訴えたい重点的なテーマが「教育」や「観光」「行革」などであることを把握して、その具体案をマニフェストにまとめ上げていく作業に取り組んだ。

《マニフェストの土台となる宮崎の現状や課題をつかむため、県がインターネットで公表している報告書や統計を分析した。総合計画や雇用・産業再生指針、国が作成した県経済の現況報告……。「農業県のイメージが強いが、実はサービス業や製造業が成長を支えていた。観光業に力を入れ、かつ競争力のある企業を誘致するために何をすべきかを皆で考えた」》のである。

《会議は平日夜を中心に開かれ、東国原氏も必ず出席した。毎回5~6時間はざらで、議論した結果は電子メールで共有。それをたたき台に次回に臨んだ。一字一句、食い入るように資料を読んで議論し、質問も細部に及ぶ姿に「彼は本気だ」と思った》という。

東国原氏と「チームそのまんま」の真摯さを伝えるこの記事は、内容が具体的で分かりやすい。やるべき立場の人がやるべきことをやり通す、この当たり前のことをやってのけた人たちの存在に私の心が踊った。そして、その推進力が20~30代前半の団塊ジュニアであったということにまた感激した。シニア世代の私にとって、若い世代の活力がなによりも嬉しいのである。

マニフェストが完成して「チームそのまんま」の面々は、報酬代わりの東国原氏のサイン入り色紙を貰い、握手して別れたという。小泉さんではないが、私は『感動した!』。

「そのまんま東のマニフェスト」に目を通せば分かることであるが、政策、提言はきわめて具体的である。それをいよいよ実行に移す舞台の幕が上がった。

東国原知事が真骨頂を発揮するのにもっとも必要なことは何か。それは「チームそのまんま」のような団塊ジュニア世代中心の実行部隊を県庁職員の中に組織することである。マニフェストにも《優秀な県庁(各役所)職員の皆さんの中には、やる気に満ちた方々が沢山います》と述べられている。まさにその通り、東国原知事の熱意に感じ、出処進退を共にするぐらいの意気に燃えたやる気のある県庁職員で、従来の組織との摩擦を覚悟の上で『特命実行チーム』を編成するのである。

日々の活動、行動などをブログなどを通じて宮崎県民はもちろん日本国民全体に発信して、その活躍ぶりでわれわれの心を揺り動かしていただきたいと思う。


お断り 
《》内は新聞記事など引用元をそのまんまコピーしたものである。