犬のいた生活

私は、30年くらい犬のいた生活を送ってきました。
でも、今はもう犬はいません。

ネットで、犬の写真を見るたびに、飼っていた犬のことを思い出します。
でも、「もう犬は飼えないなぁ。」という気持ちになります。
私の年齢が、もう犬を飼うことができないことに思い知らさせるのです。
まあ、犬でも猫でも同じなんですけど。
これが、また１０年若かったら。と、思うのです。
きっと、また、新しい家族を増やしているでしょう。

最後に飼った犬の死に方が、あまりに可哀そうすぎて、死んでいくところをみたくないのです。
どんな動物でも死んでいきます。
そのたびに、悲しむのはもうたくさんなんです。

私の後悔は、「なんでもっと写真を撮らなかったのか。」ということです。
思い出に残すことを拒んでしまって、後で後悔ばかり残っています。
いいカメラを持っていても、自分を縛り付けてしまっては何の意味もないのです。
３０年の日々は、決して短くはないけど、今思えば、あっという間に過ぎてしまうのです。