ごじらいく

足跡の先に・・・

嘆きの電話

2018年08月29日 | 日々のつぶやき
親戚のおばさんから電話がかかってきました。
どうも、旦那様の愚痴だったんです。

もう、高齢の夫婦である親戚のおばさんは、旦那様の介護で不平不満がたまっているようでした。
だんだんわがままになっていく旦那様に辟易としておられました。
電話に出た母は、愚痴を聞いてやるのが一番の解決法だ。とばかりに「そうなの。」「へぇー。」と、聞いてあげていました。

電話を切った母は、その内容を家族に言います。
どんなに横暴な旦那さんかを、笑いながら言うのです。
それを黙って聞いていた父なんですが、最後に、「あいつは、昔っから、あんな奴だったんだ。」と、片づけてしまうのです。
母は、そのわがままになっていく親戚のおばさんの旦那様を父に見立てて言っているようでした。
ちっとも、父の心には届かないようでした。

私から見れば、その旦那様も父も、そんなに代わるものでもないのです。
まるで、父のことを言っているようでした。

わがままな旦那様を持つと、その妻は悲惨な目に遭います。
自ら施設に入ってやるのが、その家族のためになるのです。
私は、そんな話を聞くたびに、「結婚は、地獄だなぁ。」と、思うのです。
年老いて、自分も大変なのに、旦那様の介護までしないといけないのが、たぶんつらいことです。
こんな時、「結婚しなくてよかった。」と、思います。
ある意味、子供なんて役に立たないのです。
子供にも家族があって、親の面倒まで見ることが出来ないのですから。

昔は、親の面倒をみて、旦那様の面倒をみて、そして、死んでくれてホッとする。というのが、当たり前でした。
でも、介護の途中で自分が死んでしまったら、「私の人生、一体、何だったのか。」と、後悔することになります。
それは、いいことではないと思うんですけど。


コメント
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