「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「函南の芝桜」

2014-04-24 12:23:23 | 和歌

 伊豆・函南のゴルフ倶楽部で、お仲間たちの月例コンペが開催された。

 累積回数が190回を超える、和気藹々の楽しいコンペだが、虚庵居士は自宅の階段で足を滑らせて左足を負傷し、泣く泣く欠場した。
あろうことか数段をドスドスドッスンと滑り落ちて、左足の指を激しく傷めたのだ。

 この季節の伊豆・函南は、見事な花に埋まる楽園に変身するが、それを堪能できぬのが誠に残念であった。



 そんな思いを察してか、幹事殿はコンペの成績表と共に芝桜・桜、それに石楠花の鮮明な写真をお送り下さった。お蔭様で、函南の花の楽園を愉しむことが出来た。皆さんにも、二回に分けてご披露させて頂く。

 広角レンズを備えた彼のカメラは、広い法面に敷き詰めた芝桜を見事に捉えていた。富士コースのクラブハウスから、スタートホールに向う途中のご自慢の芝桜だ。遠方の山の稜線には、箱根から三島・沼津方面へ向かう東海道が見える。この写真には写っていないが、その先には富士山が聳え、左手には駿河湾が広がる絶景だ。

 送って下さった写真は、きわめて鮮やかなものだったが、ブログ掲載の制約から圧縮せざるを得ず、鮮明さも若干損なわれたのが残念だ。


                           撮影・ご提供は二枚とも 末木隆夫氏


           なだらかな法面染める芝桜の

           想いを伝えるご配慮なるかな


           函南の山の季節に身をゆだね

           なおも咲くかな芝のさくらは 


           大木の桜と共に紅の

           芝の桜の呼ぶ声きくかな


           桜咲きとく観に来よとの声きけば

           足の痛みに堪えて往かまし