暑さの続くこの季節になると、「木槿」が次々と咲いて、心を和ませてくれる。
「木槿」は隣国・韓国の国花であることはよく知られているが、韓国の皆さんがこの花をどの様に愛し、慈しんでいるのかとなると、ほとんど知らないのが実情だ。
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韓国とは日本海をへだてたお隣の国でありながら、国民同士の交流や相互理解は意外なほど少ないようだ。最近はテレビや映画の世界では韓流と称して、かなり親しい間柄になったかの様にもみえるが、一方では竹島の領有権問題など外交問題は、厳しい間柄と言える。
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かつて韓国を日本が支配した一時期があったが、従軍慰安婦問題や竹島の領有権問題などは、両国の友好善隣関係にとってはのどに刺さった棘と言える。任期切れを来年2月に迎える李大統領は、実兄や側近の不正資金事件などで窮地にあることから、日本の植民地支配からの解放を祝う「光復節・8月15日」を前に、対日強硬姿勢を示すことで求心力回復を図る狙いではないかとの報もある。
己の政治基盤を維持・確立するためとは言え、日韓両国の外交問題を利用するのは頂けない。我が国でも、外交音痴を棚に上げイラン外交にシャシャリ出て、国内のみならず同盟国からもクレームが付いたり、脱原発デモに参加して識者の顰蹙を買った元総理がいる。何れも己の判断と行動を理性的にコントロールできない政治家は、ポピュリズムに堕して国を売るものだとの認識が、なぜ出来ないのか。
韓国の国花・無窮花(ムグンファ)を讃美し、花の美しさを詠いこんだ愛国歌の心を、皆さんと忖度したいと念じて筆を執ったが、横道に逸れてしまった。
韓国・国歌の一節をご紹介して、彼らの「むくげ」に託す思いを偲びたい。
むくげの花 三千里
華麗な山河
大韓人よ
大韓をとわ(永久)ならしめよ ・・・
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むくげ咲く盛夏となりぬ天空に
枝を伸ばして窮みなく咲け
紅は熱き血潮の色なるや
花芯に託す民のこころか
民族の歴史を超えてそのもとを
辿れば親しき思いを抱くに
人間は悲しきものぞ己がために
国を売るとは 君知りませぬとは