川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

「銀河のワールドカップ」第三回

2005-11-17 17:15:10 | 自分の書いたもの
小説すばる12月号に掲載されています。

それに関連して、きょうはロボカップの「シミュレーション・リーグ」の、野田五十樹さんに会っていろいろお話しをうかがってきました。
マルチエージェントプログラムによるサッカーのワールドカップみたいなやつですね。
野田さん自身も高校までサッカー部だったということで、最終的にはサッカーの楽しさ、みたいな話になって、こっちも楽しかったです。
本題はシミュレーション・リーグだったのだけれど、やはり工学系の発想に触れるとインスパイアされるものが多いですね。竜持君ネタの肉付けになりそうなものがいろいろ。
キーワードは「意志の共有」。


リスクテイカーの松井大輔に一票(対アンゴラ戦)

2005-11-17 06:25:05 | サッカーとか、スポーツ一般
久しぶりに、サッカーを観た気がする。
とはいっても、この時間帯、まともに集中してみられないのだけれど。TBSのBS-i、ワイド画面は快適ながら、なんかリプレイを多用しすぎ。決定的なシーンがリアルタイムで進んでいても、リプレイから切り替えず、苛々する。シュートシーンのリプレイなんて試合が終わってからでいいよー、と思いつつ??、
中盤にばかり目がいってしまう。
相手が棒立ちで受けているとはいえ、こんなキレキレの俊輔なんて久しぶりにみた。あの切り返しの角度と鋭さってなんだろう。特に走りながらヒールにあてて急展開する「クライフ・ヒール・ターン」みたいなやつ、真似してみたいな。意外にできそうな気がするんだけど。
中田英寿も、ステディなんだよなあ。良いときの彼を見ていると、なんていうのか、馬鹿な表現だけど「ウイイレ」を見てるようだと思う。ぶれのないアルゴリズムが彼の中にあって、仕事をひとつやったら、別の仕事へと最短距離で向かっていく、みたいなイメージ。
稲本はおとなしめなは仕方ないかなあと思っていたら、爆発ダッシュでのインターセプトを見せてくれたし、松井への縦パスも冴えてた。
そして、松井大輔、だよね。アフリカ対策はフランスリーグでばっちり、なんて豪語しているだけあって、「わかってる」感がある。足のリーチを計算したドリブル突破、ボール奪取。特にすーっと体をいれて、ボールを取る動きが、我らジャパニーズの忍びアジリティ、というようなものを感じました。六月のジョーカーを今選ぶなら、松井か阿部かってことになるんでしょうね。実に厳しい選択ながら。ぼくとしてはリスクテイカーの松井大輔に一票、だな。あ、リスクテイカーというのは、リスクチャレンジをするプレイスタイル(ゲームメイカーにしてドリブラーっていいっ)だけのことじゃなく、ドイツ・ワールドカップに向けて彼のサッカー人生をかけてのここ数年のチャレンジも含めて。彼は本当にぎりぎりの挑戦をして、self-educateした人だから。

そうそう、柳沢、またゴール前のパサーと化していたけど、最後のアシストでまた、彼の持論の正しさを証明してしまったなあ。これが、この試合のがっかり要素(?)でした。

やはり課題はサイドアタック、ですか?
次のワールドカップ的には、このテーマはあきらめた方が良いですか?

冷凍食品四割引とか

2005-11-16 09:22:46 | 日々のわざ
娘を保育園に送った後で、24時間営業のスーパーに寄る。冷凍食品四割引の日なのだな。
大量に買う。これで本当に助かってます。
帰ってきて一息。
銀河のワールドカップのクライマックスを書いているのだが、集中力が続かず。
無理はせずにゆっくりとでも進めばいいやと考える。
最後まで行けば、あとは楽なのだ(最後まで行っても終わりではない。まったく終わりではない。むしろ、それから)。


野性時代12月号

2005-11-13 07:56:46 | 自分の書いたもの
最近、野性時代が「攻め」に出てる。
青春文学大賞というのを立ち上げて、おまけに最終候補作三作を一挙掲載と来た。ガラス張りの選考過程。

その関連で「私の青春文学」100冊書評というのがあり、ぼくは「1973年のピンボール」について書いております。なんだか知らんがトップバッターっす。その事実だけにドキドキ。


久々、物欲 birkenstockを買ってみる

2005-11-10 11:19:21 | きうらきら光ったりするもの
IMG_5262物欲なお話。寒くなってきたので、室内履きを買った。ビルケンシュトックのBoston(奥)。いわゆる健康サンダルのはしりだ。サンドベージュのスエード。暖かいし、気持ちいい。
そこで、つい調子に乗って、ヤフオクでMontana(手前)を入手。こっちは近所履きにしようという魂胆。楽ちん歩行で喫茶店に行って、読書でもする。いいかんじでしょ。
ひとつだけ難点はソールがゴムのわりに硬めなことかな。もしも、ソールの修理する時になったら、あえてbirkenstockの正規店にはもっていかず、どこかでクレープソールを張ってもらおうと思ったり。



朝日新聞の「放課後、学校で」が終わる

2005-11-10 09:07:46 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
品川のすまいるスクールのリポートである「放課後、学校で」が終わった。
結局、学童保育と全児童対策の葛藤は描かれず、ざっくり放課後の子供たちの素描で終わってしまった。
残念。
あまり問題の多いところに突っ込んでいくような枠ではないのか。
だとしたら、なぜ品川区だったんだろう。
そこのところだけ、疑問だなあ。

学童保育・全児童対策問題は、やっぱり別立てじゃないと無理か。それとも、これは本当に地味な問題で、保護者が思っているほどの大きな問題としては、認知されないものなのか。あらためて考える次第。


夜明けの自転車暴走族

2005-11-09 19:19:46 | 日々のわざ
足の爪を剥いだあとがまだ癒えていないので、朝、走るかわりに、自転車をひたすらこいでいる。
おもしろい。たぶん、普通に走った方が効率よくカロリー消費するのだけれど(逆に言うと、効率の悪い移動法)、自転車だと違う筋肉を使うし、とにかく距離が出る。
十五分から二十分、目一杯突っ走る。
どこまで行けるか。
だいたい四時半か五時くらいには家を出るから、だんだん空の色が変わってくる時間帯。
東側がほんのり明るくなってくると、方向を変えて朝日に向かって走れーってかんじになったりして、本当に行き当たりばったり。
東京って狭い。実に狭い。ほんの数十分で、頭の中では「遠く」に分類されている土地に簡単にたどり着く。明け方で、交通量がほとんどないこともあって、びっくりするようなところまで行ける。
そして、帰ってくる。行きはとにかく、気の赴くがままだけど、帰りは同じ道を通らないという縛りをかけるので、五分から十分くらいは遅くなる。つごう四十分くらいの自転車暴走エクセサイズ。
このところの日々のしあわせの一部。
自転車ほしいなあ。いいやつ。でも、まだまだ先のこと。


くっつき草とか肉芽を切ったりとか

2005-11-08 07:51:38 | 日々のわざ
IMG_5203「くっつき草」で遊ぶ。こんなの子供と一緒じゃなきゃやらない。この前の週末、多摩川にて。
それにしても良い季候だなあ。こんな天気が続けばいいかんじなのに。
ちなみに、足の指の肉芽、結局、切除。ペンチというか、ニッパーみたいなので、えいっと、一瞬でした。
なんかたらたらしております。



レフティ!

2005-11-07 19:00:32 | サッカーとか、スポーツ一般
息子が振り替え休日で午前中うちにいたので、公園でボールを蹴りにいく。
息子に付き合ってもらっている感覚だ。
右足は爪が剥がれているので軸足にして、もっぱら左のインサイドとインフロント。
左はあまり蹴りなれておらず、逆にすぐにいろんな蹴り方の真似ができる。
中村俊輔風のやつがなかなか決まる。
すごく窮屈な近いところにボールをおき、足の角度はインサイドだけれど、先の方でこすりあげる。
こういう蹴り方って、教えてもらわなかったよな。
ゆるゆるとしたヘナチョコ球でありつつも、きれいにカーブがかかる。
なるほど。こうやるのか、と分かった気分。
キモチイイ。
うまくなった、というわけでは決してないのだが。



今週平日が五日もある

2005-11-07 07:08:18 | 日々のわざ
うれしい。これで、かなり仕事が進むかも。

銀河のワールドカップ、第三部、再開します。月末のどたばたモードからやっと抜け出して、一ヵ月以内に最後までたどり着くつもり。じゃないと、年末どたばたモードに突入しちゃいそうだし。
結局、アウトブレイクものは、「冬の仕事」になりそうな気配だなあ。


小谷野氏のエントリが長くなってる……

2005-11-06 18:44:10 | 喫煙問題、疫学など……ざっくり医療分野
小谷野氏の「川端裕人氏へ」のエントリが長くなっている。ぼくのコメントに対するレスをつけてくれた。

なるほど、オリジナルのエントリにどんどん付け足していくわけね。ぼくもそれにならって、ここに追記しました。

リンク: リヴァイアさん、日々のわざ: 小谷野敦氏がやっと見つけてくれた!.

今後も追記するかもしれませんが、あえてお知らせしないかもしれないので、最初にその旨お伝えしておきます。

もしも、多くの人に知って頂きたいような展開になったら、その時はまたエントリを新調(?)しますね。




朝日新聞で品川区の「すまいるスクール」のリポートが出た

2005-11-06 11:26:19 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
学童保育と全児童対策の「放課後スクール」の統合について問題を提起するエントリを書いたら、朝日新聞日曜版の「がっこう」の枠で、品川区の「すまいるスクール」(学童クラブを全児童対策の放課後スクールに統合したもの)についての連載リポートが始まった。第二社会面にでかでかと出ている。
「放課後、学校で」というタイトル。10月に「すまいるスクール」が出来たばかりの立会小学校をの取材を通じて、「いまどきの放課後の姿」を素描していくらしい。記者は上野創氏。
第一回目なので、本当に「素描」だ。ある一日の放課後の流れを描いている。その中で気になった点。
☆やはり、全児童対策の最大のモチベーションは、「放課後の外遊びが安心できない」ということなんだな。このリポートでも、不審者対応としての全児童対策が強調されている。一方、「すまいるスクール」の中にもいるはずの、元学童児のニーズは、それとは微妙にずれているわけで(不審者対策うんぬん以前の問題として、生活の場をその時間帯、家庭には求められないという、より根源的なニーズ)、そのことについては今回はスルーしている。

☆平日参加者の150人のうち、元学童クラブ組ってどれくらいなのだろうか。川崎の「わくわくプラザ」の場合だと、最初は多くの子供が参加していたものの、だんだん旧学童クラブ組(は旧体制なら、学童クラブに通った子供たち)が残って、純粋に全児童対策で来る子は減る傾向にあると聞いた。品川ではそのあたりどうなのか。結局は、全児童対策といいつつ、学童クラブを薄くしたもの(ケアを手薄にした学童クラブ)になってはいないか気になる。出来たばかりの立会小学校では違ったとしても、ほかはどうなのか。

☆「のびのび遊びたい気持は分かるんですが、安全は最優先ですから」という指導員のセリフ、それは人の目も手も足りていないってことです。はい。

☆「キーワード」の欄にあるすまいるスクールの説明。前段の「学童保育の機能も持つ」というのは、品川区の固有の状況。ほかに同じことをしているのは、川崎と江戸川などごく限られたところだ。背景説明として、後段に「(働く女性が増え……)学童保育は全国で増えている。一方、それとは別に、全児童を対象に学校で放課後や週末の居場所を作る取り組みも広がっている」とあるのだけれど、もしも、「全児童を対象」の部分だけをリポートするつもりなら、品川を選んだのは違和感がある。やはり、「学童保育の機能も持つ」がゆえのプロブレマティックな部分も、どこかで取り上げたいと思っているからこその品川区なのだと信じたい。いや、たぶんそうだろう。新聞記者にとって、よりプロブレマティックな部分に切り込んでいくのは本能みたいなものだから。