今日、中之条の図書館に行ったついでに、
その町内に開店したという、古本屋に寄ってみた。
本好きのワタシ、
当然、学生時代には古本屋通いもしていたわけだが、
群馬に来てからは、軒数も少ないこともあり、遠ざかっていた。
久しぶりの古本屋は、
う~ん、ドッキドキ、ワックワク。
古書の匂いをいっぱいに吸い込み、
胸の高鳴りを抑えつつ、
狭く雑然とした店内を、
目を凝らし左から右、上から下と隈なく。
蔵書レベルは、大したことはなかったが、
それでも、
『草の葉』を見つけて、迷わず購入。
我が「草の葉」の由来が、
ホイットマンの詩集『草の葉』であるということは、
ずっと前のブログにも記したとおり。
すでに、木島始や富田砕花の訳など4冊ほどは持っているのだが、
な、なんと、
これは、有島武郎訳。
クックックッ。
〈Song of Myself〉が割愛されているのは残念ではあったが・・・・
そして、もう一冊、
手違いから手放してしまった川上澄生を。
目的を持って探すのもよいが、
思いがけずのであいが、古本屋の嬉しさである。
この小さな家に移り住むにあたって、
ワタシの持ち物で一番大量だった書籍は、、グ~ンと整理、処分。
なのに、5年経つと、また少しずつ増えている。
モノは少なく、
本は、なるべく図書館で。
それに、
これからは電子書籍なるものに変わっていこうとしているのに。
でも、
手に乗る本、特に、古本はやっぱり魅力的。
この一冊は、
いつ、どこで、どんな人たちが手にし、
どんな思いを含んで渡ってきたのだろう。
シミや汚れ、鉛筆やペンで記された線や言葉が、
実に愛おしいのだ。
それは____
見も知らぬその人と、
時は違えども、
確かに、
どこかに同じものを見たという、深遠な歓びとでもいうか。。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます