日本百名山 43、浅間山(2542m)
小諸駅前からのカシバードです。
前掛山が阿蘇山頂です。
普通、ガスが立ち込めていて、ここまでしか登れません。
左隣の高い山が、黒斑山です。
設定: カメラ:PRE、レンズ:35mm、風景:奥秩父の森、高さ強調1.5倍。
「わが国で火山の代表といえば、浅間と阿蘇である。
いつ頃から噴き始めたか知らないが、それは今日に至るまで絶えることなく煙をあげている。・・・
中でも有名なのは天明三年(1783年)の大爆発で、数粁にわたる溶岩を流して、山麓地帯に大災害を与えた。
今は名所となっている鬼押し出しはその名残である。」
筆者の登山コースは次の赤線です。
「私が初めて浅間に登ったのは、高等学校一年生の夏であった。
小諸から夜をかけて登った。
普通峰ノ茶屋からの登りは、ザクザクした砂礫を踏んで行く単調な道だが、
小諸からの登山は、牙(キッパ)山や黒斑(くろふ)山などの岸壁を見上げ、高山植物の咲き乱れる湯ノ平高原を通って、変化の多い楽しい道であった。
そこから頂上のドームにかかって、絶頂の火口壁で噴煙に襲われて逃げまどったことを今でも覚えている。」
(新潮社刊、深田久弥著『日本百名山』より引用)
私も、浅間山には、途中までですが、何回も登りました。
お隣の黒斑山は素晴らしい山でした。
しかし、結構きつかったです。もう登れないでしょうが・・・。
他人様の別荘を利用させてもらい、鬼押し出しにも何回か行きました。
下の写真は、2,008年の夏に、山の連中と登った湯の平(賽の河原)のものです。
素晴らしい眺めでした。後ろの崖が浅間山です。
別の日、その先に進んで、浅間の頂上を目指しましたが、霧が深く、ただただ牛乳瓶の中をさまよっているようで、
あと少しを残してUターンしたことがあります。
今想うと、惜しいことをしたと残念です。もう、私には無理ですから・・・。