日本百名山 47、鹿島槍岳(2890m)
「鹿島槍は私の大好きな山である。
いところに立って北アルプス連峰が見えてくると、
まず私の眼の探すのは、双耳峰を持ったこの山である。
北槍と南槍の両峰がキッとせりあがっていて、その二つをつなぐ、やや傾いだ吊尾根、
その品のいい美しさは見飽きることがない。」
この山を愛していた三好達治氏は、
“ 昼の雲 舟のさまして動かざる 鹿島槍てふ 藍の山かな ”
と読まれています。
(カシバード)
設定: カメラ:PRO、レンズ:35mm、風景:北アルプスの初夏、高さ強調1.5倍。
「鹿島槍岳という名前は明治以後で、山麓の鹿島の名を採ったものである。
このは平家の落武者の住んだ所と伝えられ、
更にその奥の、鹿島槍北面の岸壁の下にはカクネ里と云う地名さえ残っている。
カクネ里はカクレ里の転訛であろうか。」
(新潮社刊、深田久弥著『日本百名山』より引用)
そこで、周辺図を示すと、
さて、登山者の登る後立山縦走路の一部は次の地図の赤線です。
3000m級の山を、テントを担いで4~5日をかけて歩くのですから、
よくやるよと云うのが、私の正直な感想です。
先日、仲間に勧められて、映画 『青春を背負いて』 を見に行きました。
素晴らしい自然美と、厳しく立ちはだかる自然の驚異を見せつけられました。
山は若くないと楽しめませんね。
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