地形図 で見る北アルプスの壮年山地
「・・・飛騨山脈(北アルプス)が日本海におちこむあたりは、日本でも代表的な豪雪地域にあたるため、
正規浸蝕に雪蝕も加わって、美事な壮年山地にけずられている。
北又谷は深く谷底をきざみこみ、峡谷を形成し、一部に魚止滝をかけている。」
(武揚堂発行「地形図の手引き」より)
境川の日本海側・大平あたりまでは、川底が平たく砂地も多少残していますが、
それより上流はほとんど砂地もなく、すぐ切り立った山地になり、
しかも水平距離1kmで、500mも登る急崖がつづいています。
その辺りの断面図を河口から川上へ並べてみますと、下図のようになります。
川底の標高が高くなるに従い(上流になるに従い)、両岸の崖の勾配が急になり、深くなっています。
これでは、魚も遡かのぼれませんね。(魚止滝)
親不知付近の地形は大体がこうした壮年期の谷でえぐられています。
地形図の旅が終わったら、深田久弥さんの日本百名山に登ってみます。ただし、地形図で。
何時のことやら・・・?
" アルプスの魚止滝や初夏の景"
今頃(昔から?) 書いてあることが 理解出来ず情け無いのです