TPP11を礎に質高い自由貿易圏を
環太平洋経済連携協定(TPP)に参加する11カ国の新たな協定が最終局面を迎えている。
ルール分野で一部を凍結するものの、関税撤廃はそのまま残る見通し。
その中身は
第1に、関税の撤廃だけでなく、質の高い貿易・投資ルールを定めている。
第2に、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など他の通商交渉を刺激し、それらの貿易・投資の自由化度合いを高めていく効果が期待できる。
第3に、米国が日米2国間の自由貿易協定(FTA)締結を求めてきても、日本は「新協定の内容より譲れない」と理不尽な要求を退ける防波堤として活用できる。
この11カ国による協定発効後は
韓国や台湾、タイ、フィリピンといった国・地域にも門戸を広げる基礎となり、
TPP11は質の高いアジア太平洋の自由貿易圏づくりに役立つ。。
よくやった。
貿易のみが生きる途の日本にとって、TPPは明日への扉となるでしょう。
米国はますます凋落してくる。アメリカ頼りの国になるな。