日本百名山 14、早池峰山(1914m)
今日はある人の郷里の山を採りあげました。若いころ、その人も登ったことがあるそうです。
しかし、なぜか、それで登山は懲りたそうですが・・・。
現在は、河原ノ坊まで車が入るようですから、ちょっとしたハイキングの行程ですね。
「普通に採られる登山道は、花巻から岳川(たけかわ)に沿って遡り、最奥の岳(たけ)から登るものと、
北側を通じる山田線(盛岡~釜石)の一寒駅平津戸(ひらつど)から御山川に沿って登るものとがある。
前者を表口と見なしていいだろう。・・・私は表口を採った。・・・」から始まって
「登山路は岳から川に沿って六粁ほど上がった河原ノ坊から始まる。・・・
すぐ横の谷川は昔の登拝者が垢離場(こうりば)と称して身を浄めた所だという。・・・
そこから距離は短いが一途の急な登りであった。
垢離頭(こうりこうべ)と呼ぶ所が水の最後で、そこで沢を離れて尾根登りになる。・・・
それから岩石地帯にさしかかる。
巨岩がゴロゴロ転がっていて、特別の形をしたものには茣蓙走(ござはしり)岩だの打石だのという名がついている。・・・
頭上に城塞のように巨岩が立ち並んでいる所まで達すると、もう頂上は近かった。・・・」
(新潮社刊、深田久弥著『日本百名山』より引用)
設定:カメラ:PRO、レンズ:50mm、風景:夏の山々、
カメラの設定位置は東北道 紫波IC からです。
その人の生まれ故郷です。