くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

三陸鉄道の復活物語

2014-07-21 | 本,TV,歌,人物など

「三陸鉄道情熱復活物語 笑顔をつなぐ、ずっと‥」品川雅彦著 三省堂 1,500円+税、です。

「三陸鉄道からの御挨拶」の中で、三陸鉄道(株)の代表取締役社長の望月正彦さんが、2011年3月11日午後2時46分から、部分運行再開、さらに全線での運行再開までの「いわば三鉄の『公式記録集』でもある」と書かれています。

「著者の品川さんと三省堂の倉又さんは、三鉄の全社員や関係者からヒアリングを行った」三鉄に関わる方々の思いや動きが、数多くかつ淡々と書かれている印象です。それによって、余計な演出がされるよりも、事実や実際の話しや人の動きの方が、すごいことがはるかに響き伝わってきます。

私は特に、地震のその時のことや、そこから部分運行再開までの、三陸鉄道の方々の動きや話しに感動というかすごさを感じます。日本の鉄道会社は、組織や運営がとてもしっかりしているとはいえ、地方の第三セクターに天下りの社長さん…とだけ思うと先入観?ができてしまいますが…。

ですが、地震のその時の動きとそこから数日間の対応は、しっかりとした災害対応の準備と、三陸鉄道の方々の高い意識と意思疎通ができていたことを感じ、組織としても素晴らしさを感じます。さらに、部分復旧と全線復旧に向けた県や国までも含めた望月社長さん他の動きは、被災直後の会社や人とは思えない思いの強さです。

私は鉄ちゃんですが、三陸鉄道に関しては、震災後にNHKの証言記録を観てからファンになり、以前のことも調べたりするようになりました。全線再開後に乗りに行こうと思っていたので、ぼちぼちタイミングを考えてます。