くらしデザインスタジオ@楽(^^)

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乾燥エラーと珪藻土

2022-09-06 | 色々なモノ

マニアックねたです…。少し前、ドラム式洗濯乾燥機で、乾燥用ヒートポンプからの排水エラーが出るようになりました。写真は、修理後の正常な状態の写真ですが。

除湿したヒートポンプユニットからポンプアップ排水する所で、フォルターの目詰まりが起きてました。1年ほど前にも同様の事象が起き、その時は、そのフィルターまわりの掃除だけで済ませたのですが、予想通り1年で再発しました。なので、今回はヒートポンプユニットを外し分解して、ユニット内まで清掃しました。さすがに自分ではできないので、メーカーの修理サポートさんへ修理依頼しています。


清掃して、普通の状態に復活したのですが、修理の方いわく、このフィルターが詰まることはあまりないとのこと。原因を考えると、どうやら室内壁の珪藻土壁が原因のようです。ウチの珪藻土壁は樹脂などを含まず表面を固めてないので、珪藻土の特性で、少しずつ常に表面が剥がれていきます。それが、特に寝具などに付いて、洗濯の際に洗濯機内に持ち込まれ、乾燥させると、空気と共に舞い上がって循環してしまうようです。

ちなみに、洗濯の前に寝具を掃除機で吸うと、1ヶ月分で写真ぐらいの珪藻土が集塵されます。

珪藻土は、とても細かい粒子のため、HEPAフィルターなら止められますが、一般的なフィルターは通過してしまいます。また、濡れると泥化するので、流れにくく付着しやすい状態になります。つまり、洗濯機の洗濯で洗い流されず洗濯物に残った珪藻土が、乾燥の際に舞い上がり、乾燥のほこり除去フィルターを通過してヒートポンプユニットに至り、除湿で濡れている冷却フィンの表面に付着して泥化し、除湿した水と共にヒートポンプユニット内に溜まり、その溜まった水を排水するポンプユニットの、その前に付いてるフィルターに徐々に珪藻土が付着して残り、目詰まりを起こさせていく…という構図のようです。

このような珪藻土壁の住宅は、めったにないと思いますが、表面が剥がれやすい左官壁の場合は、寝具や敷物を乾燥させる場合は、HEPAフィルター付きの掃除機でしっかり吸ってからの方が良さそうです。この珪藻土壁の室内空気環境への貢献(湿度調整・空清など)はとても大きいと感じるので、一長一短ということですかね。

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