岡本太郎現代芸術賞 の後、生田緑地から小田急線の参宮橋駅まで戻ってきました。参宮橋駅は、1年ちょっと前に改良工事が完成して、ホームの上家(屋根)と柱の一部に木材が使われた駅に、大きく変わりました。
ホームへ降りてみると、なかなかイイ感じです。折板の本当の屋根は木部より上にあり、木材は上家下面の装飾意匠なので、比較的自由な形状をしています。屋根を支える垂木風な形状の間に、上向きに突き刺したような部材が組み合わさっています。柱は、木で覆った分太く見えるので少し重厚感が出ていて、彫り込まれた木製の駅名標示との組み合わせが、渋谷区内とは思えない新鮮さです。
装飾ゆえに、柱が無い位置に垂木風の部材が下がっていたり、さらに交差までしていたりと、パッと見にはなんとも不思議な形状です。折板の屋根の形状に沿っているのかと思いますが、不安定感はさほど感じないのは、なぜでしょう…。
所々に、上家の点検用に?外せるようになっている箇所がありますが、上手いこと目立たずに納めてあります。黒色のスポット型照明や駅スピーカーも、木の色味や部材との関係で、スマートに納められています。
西口改札口の上部は、3層の?格子状に組まれた上家というか、天井のような意匠になっていて、また雰囲気が違います。発車案内表示板や自動改札機などの駅設備は、黒色で揃えた方が良かったかもですね。
"11月25日(水) 参宮橋駅の改良工事が完了します"_小田急電鉄
https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001uilu-att/o5oaa1000001uim1.pdf
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