色々見に寄ったネタが溜まってしまったので、アップしていきます。昨年の12月に、「ダイヤゲート池袋」の "ダイヤデッキ" に寄ってみました。池袋駅の南側、西武池袋線の線路敷の上に跨って建つオフィスビルです。明治通りから角を曲がって行くと、上の写真のように角がそびえ立っています。私のiPhoneでは、全景は納まりません…。
特徴ある建物の外観は、意外に細い鉄骨そのままでつくられているようです。"ブレース構造" とネットなどに表記されているので、揺れ止めではありつつも、基本骨格はS造なので、意匠的な側面の方が大きいのでしょう。意匠の特徴である「ダイヤ」は、列車の運行計画の「ダイヤグラム」からきてるそうです。
個性的な建物の見た目とは違って、"ダイヤデッキ" は西側の線路側に開けた、とても落ち着いた構成の空間です。上空に、大きなオフィスビルが載っている…という感覚もあまり感じません。日当たりもいいので、平日でも、デッキで時間を過ごしている方が結構いました。
デッキから、JR池袋駅方面を見ています。開けていて気持ち良いです。埼京線や山手線もよく見えますが、電車を観察するには、ちょっと遠いですかね。
デッキ南端から、下を通る西武線がこんな感じで見えます。
デッキ西側の地上から見上げた様子です。RC造の地上構造部?の上に、斜めのSRC造の柱?が立っているような構造でしょうか。デッキは、その斜めの柱と、構造、意匠、管理のいずれからも?、できるだけ縁を切るように設計されているように見えます。デッキは、豊島区に「池袋駅東西連絡(東西デッキ)通路整備基本構想」があるので、一部は、豊島区管理の公共用の通路?になるなど、あるのでしょうか。
そのデッキの、将来の池袋駅東西連絡通路方向への延長部分です。写真から2ヶ月経っているので、少し変わっているかもしれません。「ダイヤゲート池袋」は西武ホールディングス等の本社でもあるので、西武池袋線の池袋駅から直接アクセスできるようになると思います。
線路レベルから見ると、線路の上空は、まさに土木構造物のままです。池袋駅を出てすぐのトンネル的な空間なので、ここは何かしら演出されるとイイですよね。
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