くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

避難所と訓練と情報

2016-09-14 | 地元地域の活動

9月初めの防災意識の高まる時期ということもあって、ノイエhttp://blog.goo.ne.jp/neue-blogでも災害時の対応などを考えたりしています。その中で、上の写真は、先月、土呂にあるノイエ事務所から、最寄りのさいたま市の避難所まで行ってみた時の様子です。

最寄りの避難所は植竹小学校ですが、植竹公民館が「要配慮者(障害者、高齢者、乳幼児等の災害弱者)優先の指定避難所」なので行ってみました。行くルートも、災害時に通れる可能性が高い、表通りを経由してルートを覚えてもらいます。

ですが、植竹公民館はかなり古い建物で、敷地や建物に入ることも車いす利用の人は大変でした。公民館内部もかなり狭いので、姿勢や器具などスペースを必要とする人には向かず、設備も最低限という状況です。災害時はトイレは使えないと思いますが、平常時でも車いすの人が使えるような設備は無く、近隣のコンビニなどへ行ってもらっている状態でした…。災害時も、物資は植竹小学校へ取りに行く設定とのことで、ノイエの面々の避難所としては、植竹小学校も考えておく必要がありそうです。


9月1日は、さいたま新都心で行われた「九都県市合同防災訓練」に、ノイエの車いすを利用しているメンバーが参加してきました。写真は、朝始まる前に、集合場所へ到着したところです。訓練では、避難に訓練をしたり、救出する様子を見たり、消火作業や非常食などの体験ができたようです。

ですが、その訓練は未舗装の砂利や土の工場跡地で行われ、鉄板や養生がされているとはいえかなり凸凹があったため、訓練後に車いすのパンクがメンバーに起こりました…。車いすはパンクしてしまうと動けなくなってしまうため、災害訓練よりも、災害時にパンクした際にどうするかや、屋外移動がメインならパンクしにくいタフなタイヤにしておくか、などがリアルな課題として認識できたのも収穫です。


さらに、ノイエではメンバーとスタッフ含め、さいたま市が防災ガイドブックと共に配布していた「防災・緊急時安心カード」を記入して携帯することにしました。言葉が出なかったり、自分のことをうまく説明できないメンバーもいるので、一人の時などに事故や災害に合った時に、連絡先や薬などの必要な情報が救助などの人に伝わるようにです。

スタッフでも普段は自分の情報伝達に何も問題がなくても、事故や災害によってどういう状況になるかは分からず、そのような状況でも救助その他に必要な情報が伝わることが、東日本大震災以降の状況からは、必要なのだと思います。