久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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熱を持って取り組める…幸せな時間

2007年07月24日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

「熱」をもって仕事をすること

 

私は仕事柄、多くの経営者と時間を共有し、
経営の問題について、お話をさせていただく機会があります。
そして、経営者の方とお話をさせていただいていると
胸が熱くなる思いをすることが頻繁にあります。


経営者の他に、会社のビジョンや方向性、そして社員のあり方について
話しを聞いている人の胸を熱くする位、
他者に熱く語ることが出来る人間がどのくらいいるでしょうか??


私はつねづね、社会と会社、顧客とその先の顧客、そして社員のことも含めて
最も多くのことを考え、努力しているのは、他でもない経営者だと思っています。

経営者にとって会社は人生であり、そしてその人そのものだと言えます。
だからこそ、経営者は会社を経営することに「熱」を持って取り組み
そしてそれを人に波及することが出来るのです。

部署やプロジェクト、事業部の責任者の方の中で
経営者ぐらいの意識と熱をもって、自身の下に出来ている組織を運営している方が
どのくらい会社にはいるでしょうか?

                     
・休みが少ない。       
・朝が早く、夜が遅い。
・自分が売り上げた価格より、給与配分が少ない。  


そんな不満を、社員の方からよく耳にします。

それは自身が価値を他者に提供したり、
自己のポジションを「生み出した価値を分配する側」に置いていないからこそ
出てくる不満だと思います。

上記の不平不満は、主語が「私」として表現されます。
経営者のように「熱」を持ってお仕事をしている人は
上記内容に関しては、主語を自己に置く事はありません。
むしろ「社員」や「会社」などの他者を全体に置くでしょう。

そして、主語を自己と置くのは、「私が価値を配分しよう」などという時です。


考えてみてください、自身が生み出した価値を
自身の下についている部下に利益分配をしようとしたら、どの位配分できるなのか?
事業を立ちあげるまでに、どの位自分の休日を返上して仕事に励むことになるのか?


経営者の熱い思い共有し、そして自身が経営者側にポジションチェンジをしたとき
自己の抱いている不満、そんなチッポケなこと、どうでも良くなるくらい
本気で、そして「熱」を持って主体的に仕事に取り組めるのではないでしょうか?

それが出来ない限り、その人にとって仕事とは
自己の苦痛の対価としての給与をもらうシステムに
他ならなくなってしまうと思います。

「熱」を発してお仕事に取り組めるかどうか…
それは自己がその行為をどう捉えるか、それによって大きく異なります。

私は今自分がしている仕事を、経営者と熱い想いを共有し、
取り組むことの出来る素晴らしいお仕事だと感じています。

命を懸けて、「熱」を持って一つのことに取り組む経営者と共に
コンサルティングを「熱」を持って行くと誓っています。

そして、多くの方に自身が今就いているお仕事に対して
そのような想いを持って働けるよう、手助けをしていきたいと思っています。


                   心理カウンセラー  井上 由加里


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9 コメント

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それはおかしい (たかちゃん)
2007-07-25 00:10:23
経営者と従業員とを、同じ土俵に立たせて、議論を展開するのはおかしいと思います。経営者は、いくら働こうが、あたりまえの話ですが、従業員は、雇用契約の下で、働いている人間です。給料が少ない、労働時間が多すぎるから文句をいうのはどうでしょう? というあなたの意見には賛成できません。経営者の見返りと、従業員の見返りは、かなりの差があると思いますよ。



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幸せな従業員になれるか? (会長)
2007-07-26 10:08:45
従業員にとっても経営者にとっても仕事を通じて幸せになれるかだと思います。

文句を言っている従業員は、不満の要因が会社や経営者にあると思いますが、このように思う瞬間から自分自身の問題を棚上げします。

本当に会社に問題があると思うのなら、文句ではなく改善提案をして、経営者とともに会社をよくすればよいだけです。

その点は、経営者としっかりすり合わせていかなければなりません。

不満とは、陰で言っている言葉です。
自分が正しいと思うのであれば、経営者に直接、改善提案してみては?


これでクビになるのなら、そんな会社では働かない方がそもそも良いわけで、辞める方が幸せだと思います。

不満の要因は何か?多くの人に具体的に相談してみてはいかがですか?


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Unknown (Unknown)
2007-07-26 17:51:05
文句ではなく改善提案をした場合、聞く耳をもってくれるのですか?
まさか一方的に「馬鹿野郎」とか怒鳴ったりしませんよね?
どうも久野さんって言うこととやることにギャップがありすぎるものですからね。
損得勘定ばかりしていると惨めになりませんか?
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回答します (会長)
2007-07-26 23:07:46
改善提案をし、聞いてくれるケースもあれば、もちろん、一方的に怒鳴られるケースもあります。


怒鳴られた場合は、逆にチャンスです。
なぜ、怒鳴られたのか理由を聞いてみればよいのです。


このとき、「お前に話す意味などない」といわれるのなら、自分が会社から評価されていないことが分かります。そして、なぜ評価されていないのか考えるキッカケになります。

評価されていないのなら、評価されるように努力するか、評価してくれる会社に行けばよいのです。

評価されないままで、会社にいる必要はありません。



たかさんが、現在の会社で評価されているのなら、改善提案したときに、経営者は話を聞いてくれます。

評価されていなければ、怒鳴られることも十分考えられます。


たかさんは、会社や経営者に問題があることを前提に話をしていますが、自分自身の問題を考えるべきです。

評価されている人は、愚痴など言いません。
愚痴が出るのは、会社から認められていないのです。
その原因をもっと探ってください。




いずれにしても経営者とは、どのような生き物なのか恐れず知ることが重要です。

そのためには、経営者の友達を作ることが良いと思います。特に、年齢の近い、ベンチャー企業の経営者に会いに行ったり、異業種交流会等に参加して知り合いになることもできます。


経営者と友達になるには、たくさんの経営者が書いた本を読むことが重要です。

相手に価値のある情報が提供できる人は、相手にとって重要な人となります。


とにかく、今のままでは、何も発展しません。
いずれにしても愚痴ではなく行動をすることです。

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私はUNNHOWNさんではありません (たかちゃん)
2007-07-27 01:45:30
今、このブログをみたら久々にコメント欄が復活していて、うれしく思いました。私は、カウンセラーの方の意見に違和感を感じたのでコメントしたのですが、会長から意見をいただけるとは恐縮です。ただ、UNNKOWNさんは私ではありません。私は、会計事務所を経営している人間です。経営者の立場からみても、こちらのブログは、違和感を感じることをお伝えしたいと思います。



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たかさんへ (会長)
2007-07-27 10:55:49
大変失礼しました。
たかさんだと思って回答しました。

経営者が従業員に何を望むのかと、従業員が会社に何を望むのかは根本的にことなります。

経営者の立場で、雇用契約に基づき、単なる従業員として働いてくれればよいと思っていても、従業員、特に会計事務所の職員は、将来、独立したり、自分だけで生きられるような自立を望んでいます。


そのため、従業員扱いするより、共同経営者的発想で育てるほうが、良い人材が残ってくれると思っています。

従業員的な扱いをすると、逆に、ここでは単なる作業しかできないと思って、優秀な人材が辞めてしまうのです。


当社は、彼らの志向にあわせて、経営者的発想法を身につけさせ、将来、独立できるように支援しています。

この方法が結果としてよい人材が事務所に残ってくれるのです。

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Unknown (川村)
2007-07-27 14:02:15
私は、たかさんが違和感を感じられたのは、会社としてどんな人財を欲しているかという点だと感じました。

経営者として、次の経営者を育てたいのか。
それとも従業員として、自分の下で長く働いてほしいのか。

井上さんは経営者になりたいと思っている従業員を指して話しているのですよね。

ただ、従業員みんながそうなりたいと思っていない
もしくは独立を断念して、一般企業に転職したり。。

色々な現実があります。
家族を養わなくてはいけない人もいるから一概にどれが正解ということはないと思います。

しかし個人的には、熱く仕事をがむしゃらにする人は幸せだと思います。
給料は仕事に対する対価なのだから
優秀な人はそれなりに給与ももらえますし。
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そのとおりです! (会長)
2007-07-27 14:26:45
川村さん こんにちは!

基本的には川村さんの仰る通りです。


当社の場合は、経営者を育てることを目的にしている会社なので、井上もそのような発言をしています。

基本的には、当社の理念に従った発言をしました。



確かに、従業員も将来の経営者ではなく、雇用契約に基づく従業員として働きたい人もいます。

経営者の中にも、将来の幹部や経営者として育てたいのではなく、あくまでも従業員としての立場で働いてほしいと願う人もいます。


また、当社は、顧客向けに社員育成のコンサルティングをしているので、そのときは、顧客に対して、従業員を経営者的に育てることを推奨しています。

もっとも、このような考えを受け入れてくれる顧客もあれば、受け入れてくれない顧客もあります。


それは、それぞれの価値観なので、何を選択するかは本人の自由意志なのですが・・・

ただ、私も一人の経営者として、従業員への教育を一つの使命にしています。

従業員を「使う」のではなく、経営のパートナーとして「育て」たいのです。

このような発想は、経営者の傲慢と思う人もいるかもしれません。そのような人は、当社には入社しない方がいいです。

育ててほしいと思う人は、知識・技術・経験が乏しくても、それなりの環境を与えることができます。


「使う」ことを前提にした企業は、経験者を求めます。
「育てる」ことを目的とした企業は、未経験者にも広く門戸を開放し、実務ができるチャンスを与えているのです。




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遅くなりました。 (井上)
2007-07-27 17:31:06
たかさん、川村さんコメントありがとうございました。

多くコメントを寄せていただいていたにも関らず
発した当人の返信が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

久野が既にコメントを返信してしまいましたが
基本的には川村さんのおっしゃることには
もっともだと思っています。

多く言われているように働き方は多様化し、
働くことの何に価値を置くのかは
各々の個人に由来しているので、
どのような方向を目指し働きたいと考えるのか、
それはどちらでも自由ですね。

私も、もちろん久野に雇用をされているわけですから、立場としては従業員です。

しかし、「使われる」従業員としてお仕事をするのではなく、経営者やお客様のパートナーとしてお仕事をしたいと思っています。

しかし立場は従業員ですから、顧客に貢献するために必要な改善提案であったと自分が思ったとしても、
会社の責任者である経営者から認められない限り実行には移せません。

そのように考えたとき、ではどうやって経営者に対して自己の持つ提案をし、そして認めてもらえるか、
それを考えたときに、同じ目線で考えられる力が必要だと思ったのです。

経営者の中でも、単に従業員として働いてほしいと考えている方の下では、私は働けないかも知れませんね(笑)。

でもこのような発信をし続けるのは、私は社員一人一人が考え、工夫して、顧客のためになることを目指すからこそ、会社は成長しより多くの顧客への貢献につながると信じているからですね。

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