3月2日タネをまいた石倉太ネギ、3月23日のすがた
春なのになぜか愁いが。春の花が次々と開く。冬の寒さから開放された喜びを感じるとともに、その半面、ふと心寂しくなるときがある。毎年そうだ。寂寥感に襲われる。春の訪れを心待ちしていたのに、いざ春が来ると足早に通り過ぎていく。はかなさいものだなと。春にはそんな思いをいつも抱く。これが春の愁いというのか。なんとなくさびしく、気持ちがふさがれるときがある。そんな気分を変えようと、今年はどこに遊ぼうかと積極的にあちこち計画を立て、これから楽しむ季節に思いをはせるのだが、遊ぶことが年を取るとともに暇つぶしになってきている。しょうがないか。
3月2日にタネをまいた根深ネギの石倉太ネギ。発芽まで2週間とみていたが、だいぶ遅れた。3週間がたってやっと発芽してきた。遅かった。
発芽までは保温に努める。暖冬だというから、ビニールではなく穴の開いたビニールをトンネル掛けした。これでは発芽温度が足りなったのだろう。菜園に行くたびに発芽したかとたびたびとビニールの端を持ち上げては見るのだがその気配はなく、いつも空振り。はたして発芽するのか、まき直しかと心配になるだった。
ようやく3週間がたった20日、ぽつぽつとあちこちから発芽してきた。いっせいにという状態ではないのだが、これで胸をなでおろした。
この発芽したネギを育てて、6月下旬から7月上旬に定植。土寄せして根深ネギとなり、11月から食べ始める。
今期の冬ネギはおしまいになった。ネギは冬ネギだけをもっぱら食べる。この先11月の収穫まで7カ月以上ネギは食べない。しかしその間にネギが欲しくなる時がある。もりそばの薬味。知り合いの農家の夏ネギを一本もらってくる。
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